イリノイ州のアーミッシュビレッジ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 05.2012 アーミッシュの村
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イリノイ州南端のCairoの町からシカゴに帰る途中に、アーミッシュコミュニティがある。

ほんの数時間だけだけど、寄ってきた。



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村に入るといきなりこのサイン。


サインがあったと思うとすぐに。。。。


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車の前をアーミッシュの馬車が通る。

ここにはアーミッシュでない一般人も住んでいるので、文明社会の自動車との共存。
サイクリングロードならず、馬車用ロードが道路脇にもうけられてある。



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店や施設には、自動車用の駐車スペースの他に、馬車用の駐車(?)スペースがある。
これは他のアーミッシュ村でもそう。

ここは病院の駐車場。
アーミッシュも病気や怪我の時は、一般の病院に行く。

この写真を撮っていたら、馬車の持ち主たちが戻って来たので慌てた。
アーミッシュたちの写真は撮ってはいけない。彼らは肖像を残すことを信じていないから。



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彼らは保険などには一切入っていない。いわゆる、アメリカの政治だとか法律にはお世話になっていない。
保険なしでアメリカでの治療なんてとても高くつくのだが、アーミッシュにはコミュニティ内で支え合う蓄えがきちんとあって、大けがなどで(自動車と馬車の接触事故はよくあるらしい)高額の費用が必要な場合は、そこから出るのだとか。
自分たちのスタイルをワガママに押し通すだけでなく、自立しているすばらしきコミュニティ。



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彼らの家には必ず馬たちが。
彼らの家族でもあり、生活に欠かせないもの。


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アーミッシュの家の洗濯物。

男性のオーバーオールのような、胸当てのついた作業ズボン。

男性も女性も、青、黒、白などの地味目の色を着る。
戒律が厳しくない宗派は(アーミッシュの中にも色々ある)、多少色のついた服装も女性は許されたりする。

アーミッシュの中でも、電気や電波、自動車の使用を許されるメノナイトの人たちは、女性は花柄のドレスを着ていたりする。
このメノナイトの家族には、ケアロにいる時にミズーリのレストランで会った。
ミートローフ、チキン、ポテト、スイートポテト、グリーンズ、豆。。。などなどのアメリカ料理というのか南部料理というのは、基本は開拓時代の料理。
アーミッシュ料理も開拓料理。非常にプリミティブ。
決して洗練はされておらず、体を動かすために必要な栄養分を採るためのような料理。
ちなみに、アーミッシュ料理も肉、ポテト。。。と基本はこんな感じで、ケーキやパイ類は甘いのであるが、肥満がいない。
彼らは体を動かしているからなのだ。彼らは基本農民。そして大工。
車も電気もない生活というのは、朝開けてから夜までやることが沢山あるのだ。その全てが体を動かすことにつながる。
デブがいないコミュニティ。。。。 アメリカでひょっとしたらここだけなんじゃないか???



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村の「ダウンタウン」。
観光用にわざと古めかしく作っているわけではない。昔からの街並がそのまま残っているだけなのだ。
道路が土からアスファルトに変わったくらいで、基本的なものは200年くらい変わっていないんじゃないかなあ。
あ、あとはアーミッシュ以外の人たちも当時はみな馬や馬車の生活で、彼らもアーミッシュと同じような格好をしていたことくらいか。



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アーミッシュの人が経営するアンティークショップ。
この店は本当にいい品物を集めたアメリカンアンティークショップ。しかも安い。
ここにずっといると、使わないものもあれこれ買ってしまいそうだったので、見るだけにとどめる。

店員のアーミッシュお姉ちゃん。
イリノイ生まれだろうに、見事なペンシルベニアダッチ訛りの英語!!



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可愛らしい町の雰囲気をもっと撮ろうと思ったのであるが、アーミッシュの人たちがあまりに多く歩いていて、どこにもカメラを向けられない状態だったのだ。
カメラ構えていると、すぐにアーミッシュの人が目の前に現れるし。
だからあまり撮れなかった。

アーミッシュの村で買って来たパンとピーナッツバター。
なにを食べてもアーミッシュ村の手作りのものは素朴で美味しい。
特にパンが!! シカゴのスーパーで売っているのよりも安くてしかもなんでこんなに美味いの?
シカゴに帰ってから、ペロペロッと一斤すぐに平らげてしまった。


あまり長く滞在出来なかったのが残念であるが、今度は泊まりがけでゆっくり来よう。

「アーミッシュってなんぞや?」と思われた方は、私の前の「アーミッシュブログ」(カテゴリー:アーミッシュの村)をどうぞご参考までに。



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インディアナのB&B(2)

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 30.2010 アーミッシュの村
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春に泊まったアーミッシュの村のB&Bで、一緒になった宿泊客カップルの奥さんは臨月の妊婦で大きなお腹を抱えていた。
5日ほどののんびり滞在らしいので、「のんびりした場所で胎教にいいですね」と言ったら、「子供が出来たらしばらくB&Bなんて縁が無くなるから」と言うのでその時気づいた。

考えた事も無かったが、B&Bというのは子供連れはダメなのである。
ウェブサイトにハッキリと「子供、ペットはご遠慮ください」と書いてある所もあるが、ほとんどの所は書いていない。
だけど、「子供はダメ」というのは暗黙の了解らしい。


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確かに、B&Bの部屋というのは、カップル向きでファミリー向きではない。
そして玄関を入った所から続く、オーナー夫婦のアンティークのコレクションや所狭しと飾られているディスプレイを見れば、「子供は無理だな」というのは一目瞭然。

陶器やガラスが、サイドテーブルの子供目線の高さにびっしり並べられているし、それを子供に「触るな」というのも無理な話。
階段にも人形や陶器が並べられていて、這い上がる子供が居たりしたらオーナーは悲鳴をあげるであろう。


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リビングやダイニングルームの家具も大人向けだし、レースのテーブルクロスやアンティークのソファも「丁寧に扱える人」じゃないと無理。
朝食に出て来る器もアンティークで凝っている所が多く、薄いデザートグラスやアンティークのティーカップを子供に出す訳にもいかない。

B&Bの朝食の時間は決まっていて、宿泊客全員がダイニングテーブルに揃い、話しながら食べる。
全員といっても、全室埋まっても10人とかなんだけど。
確かに今までカップルしか会った事が無い。一人旅をする私であるが、やはりここに1人だけだとかなり浮くだろうな、と思う。


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今回はなんと、宿泊客は我々夫婦2人のみ。
だからとても静かで、本当にのんびり出来た。

ダイニングやリビングルームを我が家のように自由に使ったし、ポーチで温かい紅茶を飲みながら、前を過ぎ行くアーミッシュの馬車を眺めたり。

そういえば、ここのB&Bのダイニングには、壁の細い出っ張りの所に、ずらりとアンティークのティーカップを並べていたが、地震のある日本だったら無理なディスプレイである。。。。と、日本人の私は真っ先に思った。
夫に言ったら「え? なんで??」と全然分かっていない。地震を経験した事がない者は、地面や壁が揺れる感覚を知らないのだ。
こんな所にカップ並べていたら、震度3でもすぐに落ちてしまうよ。。。。


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話は戻るが、子連れの旅行となると、やはりホテルやモーテルになるのだろう。
ホテルはB&Bと違って壁も厚いし、隣室の音も聞こえたりしない。
B&Bは普通の一軒屋だし、100年以上も前の昔の家なので、特に音は聞こえる。しかしさすがに、うるさい宿泊客には出会った事が無い。

オーナーに聞いたら、賑やかな宿泊客たちは居るのだが、彼らは毎年全室借り切ってグループで来るのだとか。
1週間くらい泊まって、毎日パーティだとか。親戚や友人同士らで、そういう楽しみ方もいいな。

欧米というのは、大人のスペース(&時間)と、子供のそれとの境がきちんとしていて、社会の暗黙の了解となっている所が多い。
例えばクラシックやオペラコンサートに子供はダメとか、子供は連れて行けない店とかレストランとか。いちいち断り書きがしてなくても、「常識」となって通用しているところがある。
それが日本には無い。
日本だけでないけれど、欧米以外の国ではその境が緩いのだと思う。
だから、観光客とかがそういう暗黙のルールを破り、地元の人たちに迷惑をかけてしまう事が大いにある。

NYのとある美術館の入り口に「12歳以下の子供のご入場お断り」とハッキリ書いてあった。
海外からの観光客が増える前は、こんな断り書きなんて必要なかったに違いない。
書きたくなくても、ルールを知らない人が増えれば、いちいちカフェやレストランのウェブサイトにも載せないといけなくなる。それはスマートではないけれど。

「子供が出来るともう泊まれなくなるから」と、最後の臨月の日々を、静かなB&Bでゆっくり過ごした若いカップル。
素敵だな、と思った。


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インディアナのB&B(1)

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 29.2010 アーミッシュの村
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アメリカにも、イギリスやオーストラリアなどではよく知られたB&B(ベッド&ブレックファスト)という宿泊施設がある。
私は、中西部の田舎にある素朴なB&Bの魅力にとりつかれ、夫婦で旅行するときはB&Bに泊まる事が多い。
1人で旅する事の方が圧倒的に多いので、1人じゃ泊まりにくいB&Bにこういう時こそ泊まりたい、というのもある。
1人じゃ泊まりにくい、というのは、B&Bに泊まった事がある人なら分かると思うが、ものすごい家庭的な雰囲気なので、「なんでこんな場所に1人で居るんだろう?」という気持ちになってくるからである(笑)

大体古い一軒屋やファームハウスを改築している所が多く、新しくそのために「建設した」B&Bというのはあまり見ない。
100年、150年建っている家が多く、家ごと「古き良き時代」「アンティーク」そのもの。
これがアメリカのB&Bの特徴でもあろう。

今回泊まったインディアナのB&Bは、アーミッシュのコミュニティのすぐ側だが、一応「ダウンタウン」にある。
ダウンタウンといっても、田舎の町は歩いて10分くらいで全部歩けてしまう規模だ。

1902年に建てられたという、アメリカでは普通サイズの家。
普通サイズであるが、中に入ると意外と大きい。
B&Bは平均5~6部屋しかない。大きなファームハウスを改築している所はもう少し部屋数も多いが、多くて10室あるか無いか。

B&Bは名前通り、食事は朝食のみが付く。
この朝食に腕をふるっているB&Bがとても多く、量の差はあれどこも本当に美味しい。
前に泊まったB&Bは、これでもかこれでもかとコースのように皿が出て来て、とても全部食べきれなかった。全部手間のかかっている料理で感激したものだ。


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日本のペンションと似たようなものかといえば、かなり違うと思う。
日本のペンションは夕食が付く。建物も歴史ある建築を改築した住居でなく、新しく洋風に建てた所がほとんど。立派な高級ペンションもあるが、言っちゃ悪いが安普請のメルヘンハウスみたいなお粗末な物も多い。

アメリカのB&Bは、建物そのものがアンティークだったり、100年以上建っているわけでかなり立派な建築物。
階段や床は確かに歩くとギーギー言ったりするが、使っている木材が非常に贅沢だったり、100年以上前ではお金持ちのちょっとした屋敷だったんだろうな、と察しがつく。

経営はリタイヤした夫婦、というのがほとんど。
ちょっと早めにリタイヤして、「妻の長年の夢だったB&Bを始めた」みたいな人や、「夫婦でアンティークショップを経営しているので、妻が趣味でディスプレイしてB&Bにした」みたいな人。
日本のように、30代で「脱サラして始めた」みたいな夫婦にはお目にかかったことがない。

アメリカのB&Bは、家中の家具や飾り付けの細かい所にものすごくお金とエネルギーが注がれていて、夫婦の趣味がそのまま出る。
ヨーロッパ駐在の時から家具や食器を何十年かけて集めて来た夫婦、アメリカンアンティークショップのオーナーのようにそれが趣味で仕事の人。。。
とても30歳そこそこの夫婦が、「じゃあ始めましょう」といって揃えられるような一式ではない。


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5室あったとしたら、5室全く違うサイズだし全く違う飾り付けや色合いである。
どの部屋に泊まろうか迷うのである。

今回泊まった部屋のベッドルーム。 ベッドカバーはアーミッシュのキルト。
B&Bのスタンダードルームというのは、決して広くはない。
なんせ、100年以上前の建築の、一部屋の標準サイズなのであるから。


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ところが、バスルームがすごく広かった。
バスルームからベッドルームを覗いた写真であるが、「バスルームに寝れるじゃん」と思うような贅沢な広さ。
聞いたら、バスルームは元々「部屋」だったのだという。
だけど宿泊用の部屋にするには狭いので、バスルームにして隣室とつなげたとか。


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バスルームの一角。
なにげに置いてあるドレッサーとか、ドアにかかっているディスプレーのドレスとか、全部アンティークなのだ。

好きな人が見たら、一つ一つ調度品をひっくり返して見たくなるだろう。


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この部屋は通りに面していて、ときおりパカパカとアーミッシュの馬車の音が聞こえる。
カーテンを開けると馬車が通り過ぎる。
シカゴじゃ味わえない。。。。

自分の家をカントリー調にしようとする趣味は無いが、こういう雰囲気が我が家に無いからこそ、たまにカントリー調に浸るのはいいもんだ。
アーミッシュのキルトを見ても、「うちには合わないもんなあ」と思って買う気になれないし(お値段も高いが)

今まで泊まったB&Bはどこも特徴がハッキリしていて、それぞれによかった。
部屋がいまいち狭かったが朝食がピカ一だったところもある。
今回は、朝食はいまいち(美味しかったが、女性の私でもちょっと少なく感じた)が、部屋や他の居心地、オーナー夫婦のホスピタリティがものすごくよかった。

オーナー夫婦との相性。。。。それは「また、ここに来よう」と思う気にさせる一番の要素かも。

でも、新しい所を発見したい私は、なかなか同じ所に「戻る」という事をしないのだよな。。。。(苦笑)


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アーミッシュの馬

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 28.2010 アーミッシュの村
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アーミッシュの生活に馬は欠かせない。
大切な労働力であり、家族であり、兄弟。

のどかな田園風景に、馬、牛、羊。。。の家畜たち。


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これらはトウモロコシの芯。 家畜用のえさになる。
収穫の季節の光景。


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家畜たちの中でも、馬は人間を見ると独特の反応をする。

どんなに遠くに居ても、馬は私に気づいて、しばらくじーっとこっちを見る。
畑の中を思い切りかけて来る馬も居る。
いきなり近くには来ないで、近くに近づくとまた止まってしばらくこっちを見る。
そして安全な相手だと分かると、さらに近づいて柵から顔を出す。

顔を出す馬が居ると、次から次に馬が集まって来る。
顔を撫でてあげると、気持ち良さそうに目を細める。
順番に、撫でてもらうのを待っている。
話しかけると、じっと耳をたてて聞く。まるで理解しているかのように。

一緒に暮らせば、もっと気持ちは通じ合い、可愛くてたまらなくなるのだろうな。


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アーミッシュの村の日記は今回はこれでおしまい。
後は宿泊したB&Bのことを少し書きたいと思います。









日曜日のアーミッシュの村

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 27.2010 アーミッシュの村
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アーミッシュの生活は信仰と共にある。
日曜日は礼拝の日であるが、アーミッシュの村には教会という物は存在しない。

教会の代わりになるのは人々の家で、順番でコミュニティ内で場所を提供する。
家と言っても集会所になるのは納屋などある程度の人数を収容できる広い場所。

日曜日になると、集会所になる家の子供たちが椅子を並べ、バギーに乗った人々が次々に集まり、年配者が説教をする。
そして賛美歌を歌うのであるが、楽器を一切禁じられている彼らはオルガン演奏も無いので、歌声だけである。


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彼らは偶像崇拝はしないので、カトリック教会のようなキリスト像も、マリア像も無いし、絵もステンドグラスも無いし、十字架も無い。
教会という物も存在しないし、聖書だけという非常にシンプルな世界。
日曜日は、聖書を片手に歩く人に沢山すれ違う。

高等教育が禁止されているように、アーミッシュの子供は絵本も小説も読まない。
読むのは唯一聖書である。


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礼拝帰りの、若いカップル。 まだ結婚前であろうか。 結婚したてであろうか。

アーミッシュの若い人はデートという物をしない。
年頃になりある程度お気に入りな相手が出来たら、男性が礼拝帰りなどに女性に結婚の申し込みをする。
それで返事をもらえたら結婚。 大きな結婚式も無い。

離婚はアーミッシュの掟に反する。
離婚するならば、夫婦ともアーミッシュのコミュニティを離れなければならない。非常に大きな決断となる。
離婚すればもうアーミッシュではなくなるのだ。

一般社会よりもそういう問題は少ないアーミッシュではあるが、なんせ10代や20歳そこそこで結婚するのである。稀に、どうしても合わない相手だった。。。。という場合だってある。人間なのだから。
アーミッシュは神ではない。パーフェクトな人間たちでもない。
飲酒は宗教上の理由で飲まないので、アルコール中毒などの問題は無いのだが、家庭内暴力などは無い事は無いらしい。
そういう場合は、やはり離婚されるか、暴力を起こした方がアーミッシュ社会から追放されるのであろう。

アーミッシュコミュニティを去って行った者たちへの態度は、冷たいとも言えるほど。
家族として長年暮らしても、去って行った者の話をする事も禁じられているし、「最初から居なかった者」と葬られる。
彼らは写真も撮らないし絵も描かないので、イメージという者は残らない。

アーミッシュをやめた者だけでなく、死んで行く者のイメージも一切残らない。
考えてみれば、昔はどこの世界も写真なんて無いのだから、そういうものだったのだ。
死者の生前の写真を飾る事も無かったし、写真やビデオを見て思い出に浸る事だってしなかった。
その時代と同じ事を、アーミッシュはやっているだけ。


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皮を剥がされ、解体前の牛と羊か山羊が、家の軒先にぶら下がっていた。
牛の方は、ビニールで覆って血抜き中。

彼らは食べる物は基本的に自分たちで育て、自分たちで頂く。
植物にしても動物にしても、育てた命をもらって生きる。
生活の中でそれを全部やるというのは一番基本であるが、現代社会では一番難しい事。

食に対する感謝や祈りは、こういう中で育つとごく自然なことなのだろうな、と思う。




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