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Memphis Soul

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 17.2013 Memphis
memphis soul




先日メンフィス日記を書いていたら、タイミングよくホワイトハウスで"Memphis Soul"なるイベントが開かれ(4月9日)、今日それが放映された。

スタックス・ミュージアムでレジェンド扱いのサム・ムーアブッカー・T・ジョーンズスティーヴ・クロッパーらが参加。
他にメイヴィス・ステープルス、ベン・ハーパー、クウィーン・ラティーファ、チャーリー・マッセルホワイトなどなどの豪華メンバー。

メイヴィスが歌った"I'll Take You There"ではミシェル・オバマもノリノリで。
ステープル・シンガーズによるこの歌は、シカゴのサウスサイドの黒人コミュニティでは「国歌」みたいなもんで。ミシェルさんもこの歌で育ったわけだ。

若干21歳の、アメリカンアイドル出身ジョシュア・レデットの"When a Man Loves a Woman"は会場を総立ちに。
どうしても「メンフィス」と結びつかないシンディ・ローパーであるが、チャーリー・マッセルホワイトと共にブルージーなサウンドを聴かせてくれた。
サム・ムーアの75歳の元気な姿にも驚きであったが(日本の演歌歌手がそのままステージで着れそうな衣装で登場した)、できれば"Hold On, I'm Coming"も披露してほしかった。

世代の違いでアメリカ人と言えども黒人と言えども、このような曲で育っていないオバマの娘たちマリアとサーシャは、ちょっとポカンとした様子で「知らないなあ、この曲。この人。。。。」的な視線をステージに送っており、隣でノリノリなミシェルさんとの対比が面白かったが、さすがにジャスティン・ティンバーレイクが出て来ると笑顔に(笑)。彼女たちが現役で聴いているのはジャスティンくらいだろう。

メンフィス生まれ&育ちのジャスティン。大スターであるが、まだメンフィスの「ロックンソウル博物館」には名前が無かった(笑)。
彼のタレントとスター性は、今後頑張り続ければ立派にメンフィスの顔になるであろう。

オバマ大統領も挨拶で言っていたが、60年代に黒人と白人が隔離されていたメンフィスにおいて、メンフィスの音楽界では両者が一緒にハーモニーを作り出し、素晴らしい音楽を世界に送り続けていた。
その偉大な歴史に関わったアーティストたちと音楽を讃えるにふさわしいトリビュート・ライヴ・イベントであった。




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メンフィス日記最終

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 14.2013 Memphis
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メンフィスの街に対して長年抱いていたイメージは、写真にするとこんな感じ。
どこか怪しい光が灯っていて、あまり人影がなくてさびれていて、通りに電車が走っている。
そして汗ばむ、夏の夜の蒸し暑い風(まだ初春で夜はダウンジャケットが必要だったが。。。)。




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実際に訪れてみると、抱いていたイメージと違うのは当然で。それはそれで大きな発見でもあった。

短い間だったが、晴れの日あり、雨の日あり、霧の日あり。
安定しない初春のメンフィスは、いろいろな顔を見せてくれた。



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車で観光地ではない場所をドライブしてみたが、確かにさびれて荒れている土地は目立つ。しかも街の中心地に近い所で。
閉まった店の続く通り。廃屋。つぶれたガソリンスタンド。。。。。

かと思えば、古くからある閑静な住宅街もある。
そしてハーバー近くには、最近開発されたと見られる新興住宅地。こぎれいな住宅が建ち並び、おしゃれなカフェやレストランが続いていた。

相変わらず犯罪率の高いメンフィスだが(全米5位/2012年)、貧富の差も大きな原因だろう。




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南部では珍しくないが、メンフィスは教会が非常に多い。
教会中心の生活送っているような熱心なクリスチャンが多いので、イースターサンデーは街はシーンと静まるほどどこもかしこも閉まるのではないのかと確信していたが、意外と街の中心は普通に開いていた。
ガソリンスタンドも閉まると思ったので、前日に入れておいたりと、こちらは用意周到だったのに(笑)。




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この廃屋は元学校の宿舎だったのかな。教会(今は廃屋)に属している。
高床式というところが南部的。
こういう立派な煉瓦の建物が、あちこちに放置されたまま。



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かつてはアメリカの多くの街にトローリーが走っていた。今では数えるほどに。
トローリーは風情があるが、大都市ではバスや車の方が効率的になり。。。。
シカゴでもいちじ「復活」の話があったらしいが、一度無くしたものはもう無理だろうな。
メンフィスではずっと走り続けてほしい。



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メンフィス日記、これでおしまい。
読んでくださった方、どうもありがとうございます〜♪



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Rock 'n' Soul Museum in Memphis

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 13.2013 Memphis
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サンスタジオとスタックスミュージアムが素晴らしかったので、ダウンタウンにあるロックンソウル博物館は果たしてどうかな??くらに思っていた。
最後の日、大雨が降って来たので「ミュージアム日和だわ」ということでGO!

これが期待以上に素晴らしい博物館で。。。いやー、行ってよかった。
スミソニアンの協力を得て出来た博物館で、見応え十分。楽しさ十分。




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サンスタジオやスタックスの内容とかぶることはあるにせよ、見事にちゃんと振り分けられていて、それぞれの役目を果たしている。
ここはゴスペル、カントリー、ブルースの歴史から始まりロックンロールへと。メンフィスの歴史と共に音楽の移り変わりが学べ、展示物も素晴らしい。

サンスタジオで使われていた機械や楽器はここに寄贈されているので(サンスタジオにはスペースがないので置けない)、サンスタジオファンはここに来るしかない。
サム・フィリップス個人からの寄贈もあり。サム手作りの、初期のサンスタジオのスピーカーも展示されている。




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オーディオガイドを聞きながら回るセルフツアーだが、説明が盛りだくさんで、細かく見ているとこれまた時間があっという間に。楽しいので時間を忘れるが。
ところどころにジュークボックスがあって、好きな曲を自分で選んで聞ける。
ブルース、カントリー、ロック。。。。と、個人で好きな音楽聴きながら展示物が見られるのも気が利いている。




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B.B.キングのGibsonのギター。

この博物館の前にはギブソンの工場があって、予約制でツアーも行っている。
我々は大きな窓の外から中を覗いただけだけど、ギター弾く人は興味あるでしょう。




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ジョニー・キャッシュやエルヴィスの衣装ももちろん。
ジョニー・キャッシュは大柄な人だけど、衣装を見てもやっぱり大きかったんだな、ということを実感。
これはジョニーのブーツだが、その大きさにビックリ。隣にタバコのケースが並んでいないので(笑)分かりにくいだろうが、とにかく大足!
隣のウィンドーにエルヴィスの靴が飾られていたのだが、エルヴィスは身長の割には足が小さかったんだな、と知った。

ジョニー・キャッシュの4〜50代の頃って、ちょっと体の肉付きもよくなってエキゾチックで、骨格的にもかなりネイティヴ・アメリカンの血が濃いように見える。ちょっと入っているのかと思っていた。
なんとジョニー本人も「ネイティヴアメリカンの血が流れている」と長いこと信じていたようで、祖先を調べてみたら一滴も入っていなかったことが判明し、かなり落ち込んだらしい。


ロックンソウル、その名の通り、ロックだけでなくスタックスの歴史にも触れ、そして公民権運動のことにも触れ、全てのことを総括して分かりやすくまとめてある。
音楽だけでこれだけの博物館をいくつも持てるメンフィス。そしてどれもが素晴らしいのであった。




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Lorraine Motel

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 12.2013 Memphis
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1968年4月4日。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが暗殺されたローレインモーテル。

現在は、国立公民権博物館となっている。




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キング牧師が銃弾に倒れたのは、彼が泊まっていた2階の306号室の前。
倒れた場所には花輪が。

ロレインモーテルは、当時数少ない黒人経営のモーテルだった。
南部は黒人の宿泊を拒否するホテルがほとんどであったが、4年前の1964年にノーベル平和賞を受賞していたキング牧師でさえ、まだ拒否されたのだ。
宿泊できるのは黒人経営のホテルで、故に一等地ではなく、警備の面でも万全でなかったのは言うまでもない。なんせ、どこでも命を狙われる危険な状態にある人物であるのに、ドアを開けるとすぐ外に面するモーテルなのだ。

この黒人経営のモーテルには、スタックスの黒人ミュージシャンたちも常連だった。



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ちょうど女性が立っている位置が、キング牧師が倒れた場所。
向かいに見える煉瓦の建物の窓から発砲されたとされる。



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当時の有名な写真。発砲された方向を皆が指差している。

このときジャーナリストがたまたまキング牧師の隣の隣の部屋に宿泊しており、銃声に驚き部屋を出てこの写真を撮った。




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モーテル向かいの建物。
中央のビルの右端の小さな窓(バスルームの窓)から発砲されたとされていて、現在このビル全体が買い取られて博物館の建物となっている。




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犯人が狙った側から、モーテルを眺める。
博物館は現在改築(増築?)中で、一部しかオープンされていないのであるが、その一部でも十分見応えがあり時間もかかる。




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キング牧師の暗殺犯人として逮捕されたジェームズ・アール・レイは、このバスルームの窓から狙ったとされる。

この場所はキング牧師が暗殺された場所なので、「どのようにして暗殺されたか」「どのように犯人が犯行を企てたか」という展示と説明に随分と場所を割いている。その細かい説明を読むだけで大変時間がかかるものだが、どこかで「でもレイは犯人ではないでしょ?」という気持ちで見ていると、レイの犯行までの道程や背景などの細かい説明は、読んでいてもどうでもよくなってくる。

オズワルドがJFK暗殺の実行犯だなどと誰もがもう信じていないのと同様、レイもはめられただけで違うだろう、というのが世間の正直な見解じゃないのか?
展示でも、レイは単独犯ではなく支援する者がいたに違いない、としているが、「誰が」キング牧師を殺したのか?ということが重要なのではなくて(これも究明することは大事だが、仮に政府が絡んでいるのだとしたら、早々簡単には暴かれないだろう)、「何が」殺したのか?ということの方が重要だ。

人の命には、どれが重いも軽いもないが、一般人が銃弾に倒れるのと、キング牧師が銃弾に倒れるのとでは意味合いが違う。国のリーダーとか、組織の代表者とか、運動のリーダーの暗殺は、その運動、信念、思想、目的そのものが否定され、阻止されるということだ。そのものに対して、強い憎悪を抱いている者(組織)がいるということだ。この場合、黒人の公民権運動に明らかに反対する者、平等を好まない者が、リーダーを暗殺してまで阻止してやろう、と働いたということだ。その憎悪の激しさの事実に、人々はショックを受けた。



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キング牧師は、平和と愛を唱えた人。
黒人を差別したり危害を加えたりするのが白人だとしても、白人を糾弾するのではなく、敵と見るのではなく、お互いに歩み寄ることを説いた。
暴力されても、暴力で返さないこと。ガンディーに啓蒙され、徹底的に非暴力主義で通した。
マルコム・Xやマルコムを崇拝する黒人たちには「キング牧師は弱腰」とバカにされたが、キング牧師の非暴力というのは負け犬の姿勢ではなく、憎むべき暴力に対する最強の抵抗だったのだ。
数多くの街で運動や講演会やマーチに参加し、黒人たちの怒りや悲しみだけでなく、公民権運動に反対する人々の攻撃や暴力を間近に感じて来た。命が狙われることもたびたびで、それでも恐怖に屈せず非暴力で通して来た。大統領でさえ命を落とす時代だ。自分の命がそう長くはないことは、キング牧師は重々理解し、いつでも覚悟できていたに違いない。

暗殺の後、アメリカ各地で暴動が起き、黒人は荒れた。
白人への不信感はますます増し、自ら選ぶ人種隔離も憎悪も激しくなった。
人種間の歩み寄りや平和や愛を望んだリーダーの死後は、哀しきことにそれとは反対の方向へ動いて行った。
拙書「黒人コミュニティ、「被差別と憎悪と依存」の現在」でも記したが、憎悪はより凝り固まった憎悪に、白人を憎悪することが黒人のアイデンティティであるかのように思う人が黒人コミュニティには少なくないことが悲しき現実である。




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博物館のゲートには、キング牧師の最後の演説の一節が。
"I may not get there with you. But I want you to know tonight, that we, as a people will get to the promised land."
殺される前日の3日の、"I've Been to the Mountaintop" スピーチ。

自らに訪れる死が近いということは(翌日に起こりうることも頭にあっただろう)、キング牧師はハッキリ分かっていたのだ。皆と一緒に行動が出来る時間も限られていることも。この演説には、最後の彼の力強いメッセージが詰まっている。最後に涙を目ににじませるのだが(何度見ても胸が詰まるシーン)、演説終えるとキング牧師は力尽きたかのように椅子に座り込む。

現在は、当時と比べることができないほど改善された社会になったが、キング牧師が想像しえなかった形の暴力や憎悪や歪みが、黒人社会で蔓延していることも事実だ。
この博物館は「公民権博物館」であって、「黒人公民権博物館」とはうたっていない。従って、女性の公民権運動の歴史や資料も多数展示されている。
ところがゲイの公民権運動に対しては、たった数行と随分な扱いだ。これには不公平を感じるので、「やらないならやらない。やるならやる」にした展示の方がスッキリするだろう。従って、「黒人の公民権運動」に完全に絞ってしまった方がいいのではないか、とも思った。黒人には賛同、女性には賛同、でも同性愛者にはちょっと。。。。という姿勢は、かえってこの博物館の目的があやふやになる。ゲイ公民権に関することが遠慮がちなのは、保守的な南部のクリスチャニティや団体の圧力があるからなのか。あるいは南部ではこれに疑問を感じる人はいないということか。
この博物館の課題点も含め、社会的背景が見えて来るので考えさせられる。今後どんどん変化していく可能性の博物館であることも言える。

キング牧師が暗殺された日、インディアナポリスにいたロバート・ケネディはキング牧師に向けて追悼の辞を述べた。
(前省略)
「黒人の皆さん、この事件が明らかに白人によって引き起こされたものであると考える皆さん、皆さんの中には悲嘆と憎しみに満ち、復讐を望む者もいるかもしれません。私たちは国を挙げてその方向に、より大きな対立へと進むことも選べるでしょう。黒人の中の黒人と、白人の中の白人が、お互いに憎しみあいながら。
一方、キング氏が実践したように、理解しあい、認め合う努力をすることもできるのです。そして理解と同情と愛の努力によって、この地を覆う暴力を、流血をなくすこともできるのです。。。。。。」

ロバートは、自分の兄を殺したのも白人だと説いて、黒人たちが全ての白人に対して不信感を持ってしまうのを危惧している。
JFKの理想を受け継ぎ、キング牧師の理解者だったロバートも、この2ヶ月後に暗殺された。



重いので「ちょっと立ち寄る」にはふさわしい所ではないが、メンフィスに行ったら是非足を向けてほしい。




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Dining in Memphis

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 10.2013 Memphis
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メンフィスは食で有名な街ではないので食べることに期待はしていなかったのだが、幸い美味しい店に恵まれた。




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中心地からちょっと離れた店。店の前に車が並んでいたので「ローカルの人気店かな?」と思って入ったランチ。
「今日のメニュー」にフィッシュタコスがある。迷わずオーダー。

南部的にキャットフィッシュだと思うのだが、乗っかっているオリジナリティあふれるグリーンズといい(普通のソウルフードのグリーンズとは全然違う)、レッドペッパーのピクルスといい、美味かった〜!

ちなみに、大きなジャーに入っている飲み物はココナッツレモネード。



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ツーリストは見当たらず、地元の学生とか住民がお昼に来ていた。




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カウンターに飾ってあったコットンフラワー。
南部だねえ。



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アメリカのデザートは甘過ぎたり不味過ぎたりで、実物を見ずに頼む場合は冒険なのだが、フィッシュタコスの美味しさで安心してバナナプディングを頼んだ。

バナナプディングとは、アメリカ南部の家庭的なデザート。

これがまた美味かった〜!! 
バナナ好きじゃないのだが、パクパク食べてしまった。




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これは夕食に入ったオイスターレストラン。
夫はオイスターが嫌いなので、一人でアペに半ダース頼んだが、結局もう半ダース追加。久々のオイスター。



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サーモン。
アメリカで脂っこくない料理に出会うと感激する。
歩いていて、賑わっていたので適当に入った店だが、これが大当たり。



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窓の外にはトローリーが走る。
これはメンフィス最後の夜だったが、窓際の席で雰囲気も十分だった。




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メンフィスは大きな街ではないので、飲み屋以外の店はとても早く閉まったりする。
夜遅くまで開いているのは、やはり観光客で賑わうビールストリートになる。



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夜中の2時や3時まで開いているのは、クラブホッピングをした後にはありがたい。
小腹が空いたらこういう店に。

これはガンボスープ。
見えにくいが、真ん中右手にあるのはタマレス。
奥にあるのはガーリックで味付けされたエビ。

タマレスはメキシカンフードであるが、メンフィスではソウルフードの店や南部料理の店で出て来る。
メキシコ料理のタマレスを期待していると、その脂っこさにビックリする。メキシカンスタイルのタマレスはスチームしたものだが、デルタスタイルは油で揚げてあるのだ(笑)。
味付けもホットソース(いわゆるタバスコに似たようなもの)だったり(メキシコ料理ではチリを使用)。サイズはメキシカンスタイルよりもかなり小さくて細い。そしてスパイシー。

20世紀初頭、コットンフィールドで働くメキシコからの労働者がタマレスを南部に持ち込み(持ち運びできるので、メキシコではおにぎりのようなスナック)、農場をシェアする黒人労働者たちがそれを見よう見まねで自分たちの味付けで作った、というのが始まりのよう。基本的材料はとうもろこしとポークなのだから、南部では簡単に手に入る材料。
この、メキシカンスタイルとは違うタマレスは、デルタ地帯特有の料理。

食は文化。
アメリカはどこに行ってもフランチャイズ店で味が均一になりがちだが、そうでない店にはチラリと土地の文化や歴史が根付いているものである。




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