Adios! Santa fe

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 14.2014 Santa Fe, New Mexico
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少し時間が空いてしまいましたが、サンタフェ日記。今日は最終回。

最後は再び、サンタフェのダウンタウンの写真を。


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ハロウィン前だったので、あちこちにjack-o'-lanternが。



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ブログを読んでくれている女友達からメールが。
「出会ったハンサムの写真は全部撮ってこい」と。

「「こんなにすばらしく美味しかった」とご馳走の味の説明をされてるようで、ストレスたまる」と(笑)。


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はい。ごもっともでございます。
ごちそうの説明は写真抜きでは伝わりませぬ。

同じように感じた女性読者が多いのではないかと。失礼いたしましたw。
今回は皆様の想像の世界で補って頂きたいと思います。


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ダウンタウンにある、ロレットチャペル。
外見は普通のゴシック建築なのですが、この教会には「宝」が隠されている。



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その「宝」とは、この木造の螺旋階段。

普通の螺旋階段であれば、中心に支柱が無ければ支えられない。
この螺旋階段にはその支柱がないのである!

壁に接しているわけでもないのでいかにも崩れ落ちそうな構造。。。。がしかし、とても頑丈。
材料は木の釘で接合されており、鉄の釘は一切使用されていないらしい。

今から140年ほど前に、どこからか現れた老人が全部手作りで建てたのだとか。従って建築家は不明。
建築の摩訶不思議。
今でも世界中からこの階段を視察しに建築家が訪れる。


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精密な測定機器のない時代。
当時の道具はハンマー、のこぎり、T定規。
これだけで、完璧なバランスと精巧な組み合わせを生み出せたなんて奇跡。しかも美しいカーブ。


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これを作った老大工は報酬も受け取らずにどこかに消えてしまったらしい。
見事な芸術作品なので、対価と御礼のために新聞に広告を出したのだが見つからず、現在に至っているとか。
美談ですねえ。

「絶対に貴方方(教会側)に損はさせねえ」と自信満々に交渉して高額受け取っていたミケランジェロも大好きですが(報酬をきちんといただくことは大切なことです)、名も残さず、金も受け取らず、遺産を残して消えていってしまう生き方はそのものが芸術です。


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サンタフェの紅葉写真を見ると、ああ秋真っ盛りだったんだなあ、と。
今日のシカゴは朝から雪がちらちらと舞い。。。。いよいよ冬の到来。


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旅行中に食べた、今まで食べたことのないディッシュを紹介。
メニューには「タマレスケーキ・ナポレオン」
ナポレオンケーキ(パイ)というのは、パイ生地にクリームなどが挟まった段々のデザート。
これはデザートではないんですけど。
タマレスとはメキシコ料理で、トウモロコシの粉を練ってトウモロコシの葉で包んで蒸したもの。
これを段々にしたものに、ワカモーレが挟まっている。美味しい〜!!



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「旅はごちそう」と思っている。
形に残る物質ではないけれど、体の中でいつか血肉となって生きるもの。
ある人にとっては「贅沢品」なのだろうけれど、私にとってはデイリープロダクトのように必需品でして。
「これがないと生きていけない」というほどの強烈な時期は過ぎたのだけれど(20代は旅していないと息出来なかった)、やっぱりときどき外に出たいもの。

あまりごちそうを食べると贅肉になるので、きちんと消化することも大切。
その点、肉体には限界があるけれど、心と頭の収納庫は無限なのです。



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ワタクシ、女子としては珍しいらしいのですが、旅先であまりお買い物に興味がない。
買い物に時間かけるくらいなら他にしたいこと沢山あって。。。。 
ヨーロッパでバックパッカーしている時も、自分より若い日本の女子大生たちに「プラダどこにありますか〜?」なんて聞かれたことがよくあって、「は?知りません」。。。みたいな。
「ええー?ブランド品にすごく詳しそうに見えるんで。。。。」って。。。。(私、バックパックしょってます)。ブランド品のためにイタリアくんだりまで来てませんがな。


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ただね、お買い物する人たちの気持ちは分かる。
旅先って真新しい物沢山あるし、お土産屋さんは外から見るだけで楽しそう。
だけど、中に入ると時間つぶしてしまいそうなので、あえて入らないのです(笑)
すごい長旅の間の「休息日」とか、「朝からどうしようもない嵐」みたいな日に巡り合えたら、これぞ!とお土産屋さんに入りますけど。


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サンタフェ最後の日。歩き慣れたダウンタウンを再度のんびりとブラブラ。
この「のんびり」がお買い物モードになってしまうんですね(笑)
魅力的なお店が目に入っちゃって。インディアンのジュエリーやらを扱っている店。

入ってすぐに、リングのウィンドーに目が釘付け。だってターコイズがいっぱい。
見始めたらいけません。次は「これ見せて」と試着しちゃうから。しちゃいましたけど。
アメリカのリングサイズは大きい物が多くて、なかなか無いのです、合う物が。だけど気に入った中ものの中にピッタリくるものがあって。。。。そういうのは「出会い」なんです。

ナバホ族のデザインで、ターコイズの他にオレンジやピンクの貝殻も入った色とりどりの石。一目惚れ。
店に入ってから20分後にレジでクレジットカード出していました(爆)。

サンタフェの形になる思い出が一つできました♪

実は。。。帰りの空港でも30分余裕がありまして。。。。この店の支店があって。。。。すっごいステキなズニ族のターコイズのピアスに一目惚れして(一目惚れが多いぞ)。。。。。買っちゃいました。空港は高めなんだけど、そんなことあまり気にしない。出会いの方が大切。

ということで、形になる思い出は二つになりましたとさ(笑)

長い間、サンタフェ旅行記にお付き合いくださいましてありがとうございます!



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最近のメニューは、マーブル・パウンドケーキなどなど。




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ゴーストランチ/Thanatos

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 08.2014 Santa Fe, New Mexico
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画家、ジョージア・オキーフがくり返しモチーフにしたアビキューとゴーストランチの風景。
これはアビキューへ向かう途中にあった、小さな教会の廃墟。


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私は廃墟が大好き。かつては美しく誇らしく建っていたのだろうな、と思わせる建築物の廃墟。
廃墟は退廃的だから。
人間が命をかけて作り出した物の、行き果てた姿。


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捨てられた物は哀しい姿の中に、かつての威厳を残す。
着飾った現役が絶対に捨てられない物を、廃墟はさらけ出しているところが美しい。

退廃とは、道徳的に乱れ、不健全であることも指す。これはエロスそのもの。
退廃的なものに美を感じるとは、それだけで罪でしょうか。



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運転していると、ゴツゴツとした岩肌の山が見え始める。アビキューの荒野。

前回の記事から続くが、エロスの追求は、結局やっぱりタナトス(死)に行き着く。
エロスが生への欲求なら、タナトスは破滅への欲求。
この二つ、陽と陰、光と影のように裏表ではなくて、一元なのだと思う。私にとっては、相反する物ではなくて根源が同じ。
タナトスの破壊力は、エロスのためにあるのではないだろうか、と。

生み出されたものはいずれ壊れ、崩れ、あるいは壊され朽ちる。
廃墟(死)が美しいのは、エロス(生)のせい。
屋根のない青空教会にて、再認識。


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エロスへの欲動が強いほど、死への衝動も強い。
優れた芸術というのは、究極この二つしか表現していない。
そもそも芸術とか文学というのは、強い欲求を抑えるために変形したもの。

人間が生まれ持った本能。
このエネルギーを、人は理性や倫理観や防衛本能や適応能力において、他の物に変形させる。
適応させないと、世の中大変なことになっちゃいますからね(笑)


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オキーフは、写真家の夫に女性関係やらなんやらで結構振り回されたらしいが、彼女は自分を見直して立ち上がる逞しさを持ち合わせていた。
対照的に思い浮かべるのが、同じ女性芸術家のカミーユ・クローデル。ロダンの愛人。
あれほどの才能に恵まれた彼女なのに、時代的に女性であるが故に評価されず、ロダンにその若さと美貌をミューズとして利用され、彼女自身は40代後半で精神に異常をきたし発狂していく。
美しい女性であるが故に背負った不幸続きの人生。


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ただ、狂うのも、一種の才能だと思う。
人間は、かなり辛いことや悲しいことを経験しても、そう容易く狂わないし、死にもしない。
狂わないたびに、自分の図太さを認めざるを得ない。狂える人間ほどの繊細さを持ち合わせていない、ということ。
発狂できない人間は、自分の行いを認識しながら生きるしかない。結構しんどう作業です。


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「性の欲動」を中核とする「生の欲動」は、本質的に結合と創造の建設的なパワー。
「死の欲動」は、生きることの緊張としんどさからの解放。無機状態への回帰を目指す力。自己破壊衝動や「狂う」ことも、これによる。

エロス(生)とタナトス(死)。普段は融合しあっているこの二つ。
人間には、自己を破壊しようとする傾向(自殺、自傷)を持ち合わせている。それが「性の欲動」と結びついた場合、サディズムやマゾヒズムとなり。
あるいは自己を破壊させないために、攻撃対象を外部に向け、人を破壊させる行動に結びつくこともある。
またあるいは、芸術・文学活動にそれを昇華させ、表現により抑圧を解放させる。

人間の行動は結局全て、このエロスとタナトスの結合的作用にほかならない、と言っても過言でない。


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ところで、タナトスは破滅への欲求なのだが、死というのは「無」へ帰る行為。
「無」というのは、一番安心できる平安な場所。死の本能とは、安定への欲求なのだ。

生も無から生まれる以上、生と死は同じバランスで成り立っていてもおかしくない。
生への欲求があるのと同じくらい、死への欲求があってもいい(世の中、死への欲求が否定される傾向にあり、私は大いに不満なんですが)。
生きる理由と同じ数だけ、死ぬ理由だってある。

事実、我々人間のほとんどは、生を受けてから惰性で生きているんじゃないかと。
これは自問であります。



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この赤く乾いた大地でオキーフは98歳まで生きる。
自分を破滅に追い込まない限り、人間は自分でも最後まで分からない年数を生きるということだ。
医者に死の宣告でもされない限り、今の時点で、あと何年かなんて誰も分からないわけだ。
これって考えただけでしんどくないか?

自分の人生の長さくらい、自分で決めたいよねえ。
破滅以外で決められないところに過酷さがある。試されている?
自分の命に勝手に見捨てられたり、死にたいのに引き止められたり、それはそれは残酷ですよ、生って。

タナトスの破滅エネルギーよりも、エロスの方が残酷。


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それでも紅葉が綺麗だなあって。これが生のポジティブさ。
しかしいつかはこう思っていることも「無」に帰るのだ。だったら今の存在にはなんの意味がある?

せめて死ぬ時には、以下のように思って最後を迎えたいものです。
タオス・プエブロ・インディアンの詩。

Today is a very good day to die.
Every living thing is in harmony with me.
Every voice sings a chorus within me.
All beauty has come to rest in my eyes.
All bad thoughts have departed from me.
Today is a very good day to die.
My land is peaceful around me.
My fields have been turned for the last time.
My house is filled with laughter,
My children have come home.
Yes, today is a very good day to die.......



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さて、お腹が空いたのでなにか食べよっと。
これが生(笑)



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ジョージア・オキーフ/Eros

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 07.2014 Santa Fe, New Mexico
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San Francisco de Asis Mission Church

これを見て、遺跡?工場裏?美術館? と思う人も多いはず。


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不可思議な建物ですが、一目でパッと分かった人はかなりのジョージア・オキーフファン。

タオスにある、San Francisco de Asis Mission Church。アッシジのサンフランシスコ教会の裏側。
女流画家オキーフが、何度もモチーフにした素材。


o0291023010198139697.jpgオキーフの油絵


small_image.jpgオキーフの油絵

写真家アンセル・アダムスも、この教会の裏を撮ってますね。

私が訪れたのは雨上がりの朝。
教会のヘリにハトがいっぱいとまっていた。


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これが教会の表。
窓もドアもない不思議な裏側の方が、世界的に有名な「顔」になってしまった。


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ジョージア・オキーフは中西部ウィスコンシン生まれ。
シカゴ美術館の付属大学で学んだことから、シカゴにも縁がある。シカゴ美術館にも彼女の大きな雲の作品あり。
98歳まで長生きしたオキーフが人生最後の40年間(!)を過ごしたのが、ニューメキシコ州。砂漠の光景に恋をしちゃったわけです。


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彼女はキャンバスいっぱいに描いた花や動物(牛、羊、エルク。。。)の頭蓋骨、ゴーストランチの乾いた光景などの絵で有名。
彼女の夫アルフレッド・スティーグリッツは写真家で、若いまだ無名のオキーフのヌード写真作品で一躍有名に。その写真の知名度のおかげで、オキーフが自分の絵で有名になったときもセンセーショナルに扱われた。



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オキーフの描く花や果物が、女性器や乳房を彷彿させてエロティックだと。
オキーフは「花は花。果物は果物。私はそれを描いている」と言っているが、鑑賞する側がなにを感じるかは自由。
私もオキーフの花はかなりエロくて美しいと思う。ずばりそのものでしょう、とも思う。


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私が撮影したバラの作品を、「マミちゃんが撮るバラはエロいんだよね」と言った女友達がいる。
そう言われて見ると「エロいかも」と思った(笑)

撮っているときは、目の前のバラを美しく撮ることしか考えていない。どうやってこの美しいものの美をさらに引き出すか。どうやったらもっと美しく見えるのか。
一番美しい姿を、私だけが見たい(エゴです)。このバラをどうやって愛そうか、と考えながら、愛して愛して見つめる。そして気持ちが通じて相手(被写体)に私も愛された時に、いい作品ができる。(あまり愛されないで終わる場合もある。笑)
その「最高」の瞬間が来た時は、オーガズムみたいなもの。
私のバラ見て「エロい」と思った友人は、官能的な人なんだと思う。作り手は、無意識だから。
無意識という感覚にこそ、創造の豊かな泉がある。意識している時は、エロスに近づきはするけれど、本物からはほど遠いフェイクなのよ。
無意識を身につけることは、意識することより高等な技能。

オキーフが「花は花」と心から言い切ってあのエロティックさが表れているのなら、やはり彼女は本物。



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オキーフの作品一連。観る人が観ればエロスだろうが、感じない人にはただの静物。
人それぞれでよし。
作品は、作り手の手を離れた瞬間から他人の物になる。


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オキーフの作品は、いい意味ですごく女性的。
女性の体のように全部柔らかい。
女性からの見解ですが、彼女は生涯愛され続けた人なんだなあ、と思う。とても美しく魅力的な人なので当然なのだけれど、他人から肉体的にも精神的にも愛されて、彼女は自分自身もきちんと愛せた人だろうと。
女性は愛されてなんぼです。愛されて、美や感覚に磨きがかかる。
彼女の作品から感じます。自己陶酔とは違う、自己愛。



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タオス周辺の道路脇に突然現れたティーピー。
テント屋さんでした。

この日の朝はどんよりとした曇り空。今日のシカゴも朝から一日こんな感じ。
週末冬時間に変わり、どんどんこれから日が短くなっていく。空の暗い日も多くなる。

「空の色が黒くなってくるとさ、なんだかシロは悲しい気持ちになるの。
どして?
死んじゃうこととかいっぱい考えるからかな?」
(by シロ 「鉄コン筋クリート」)

エロスについて書いていたら、同時進行で死を考えざるを得ません。
エロスとタナトス(死)の密接なつながり。
次回もジョージア・オキーフ話題ですが、死について。

〜続く〜


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タオスの町 (New Mexico)

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 06.2014 Santa Fe, New Mexico
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タオスはプエブロも素晴らしいのですが、ダウンタウンも楽しい。

散策の光景を写真でご紹介。


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タオスはサンタフェと同様、アーティストが沢山住む町。
ギャラリーがお土産屋さんに混ざって多く存在。


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私の体、空気的には、サンタフェ周辺よりもタオスの方がすごく合う。
何が?って言われると説明しにくいのだけれど、地面に降り立った時の感覚。
住むとしたら、サンタフェよりもタオスがいいなあ。

年中トロピカルな場所は体に合わない(視覚的に数年で飽きてしまう)ということがオーストラリアでの生活で判明した。
やっぱり四季のあるところがいい。できれば紅葉がきれいで雪も降るところ。
タオスは雪も降るんですねー。いいじゃない、いいじゃない。


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タオスの不動産を調べてみたら、ネット市場に出ているのはシカゴと大体同じくらいの価格。
だけどシカゴと違ってすっごく広い土地が付いて来る。隣りの家が見えないくらいの土地が。
。。。。。そんなに土地は要らないんですが。。。。土地も小さくて、家もこじんまりしたもの(小さなアドベ家屋)でいいので、もっと安い物件が欲しい(そういうのは現地で求めないとダメですね)。
誰か叩き売りしてください。


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ただ、サンタフェにもタオスにも、「ここに一生住みたい」というほどの感覚は持たなかった。
いつか出会えるのでしょうか、「ここぞ!」という場所に。
「終焉の地」とかいうと大げさかもしれないけれど、将来「人生最後に長く住みたい場所」候補を、いまのうちから探しておきたいじゃない。
生まれながらに帰巣本能に乏しいので、「日本」という候補は今のところないし。

「ここぞ!」という場所に出会わない限り、まだまだ探さないといけないということですよ。
そのために今まで色んな所を旅して来たのに、
I still haven't found what I'm looking for......(by U2)ですよ、全く。


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ドイツ生まれだけれどナチスを嫌い、ドイツを去ってアメリカの市民権を取得したマレーネ・ディートリッヒは、「自分を受け入れてくれるところが自分の国」みたいなことを言っていた。

私は結構受け入れられやすいんで(笑)どこでも住めるんですけどね。
だけど、自らべた惚れした土地に一度住んでみたいと思う。
「ここから離れられない」というほど恋に落ちた土地に。



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サンタフェのビール。Nut Brown Ale.
この店にいるときに、カリフォルニアのバンドSublimeの曲Santeriaがかかった。好きなナンバー。
店のウェイトレスの女性がノリノリで踊っていた(笑) 
ナチョスとワカモーレ食べながらレゲエロック。 ああー、ウェスト(西)に来たんだなー、と思った瞬間。
ナチョスとワカモーレくらいシカゴでも日常的にありますが、レゲエが似合わない土地柄なんですよ、シカゴは!(涙)
特にこれからの冬。。。全く似合わない。構わず聞いておりますが、ワタクシは。


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こりずにフィッシュタコス写真。
フィッシュが見えないけれど、ティラピアのフライ。
いつも付け合わせにビーンズとかライスとか頼むんだけど、この日はなんだかジャンクにフレンチフライが食べたくて。
たまに食べるとフレンチフライって美味しいですよねー。食べ過ぎると高カロリーで要注意。



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サンタフェでも気づいたのだが、明らかにニューメキシカンファッションというのがありますね。男性にも女性にも。
ニューメキシコの土色、赤い色を着る人が多いし、デザインも独特でお洒落。
ちゃんといい物を着ている人が多い。

そうそう!タオスの町ですっごくカッコいいインディアンの男性がいたんだわ!
白いクラシックカーの運転席に乗っている、長い白髪のおじいさん。
ファッションもステキなんだけれど、何と言っても表情が。人生を物語っているしわが渋い。
窓にかけた左手には、大きなターコイズの指輪。
写真に撮りたかったのだけれど、オーラありすぎて。。。。カメラ向けるのひるみました。



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神社の鳥居みたい。


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今日もお付き合いありがとうございます。
サンタフェ旅行記、終盤になりましたがまだ続きます。
どうぞよろしく〜♪


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タオス・プエブロ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 05.2014 Santa Fe, New Mexico
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Taos Pueblo, New Mexico

タオス・プエブロ。
大地にどーんとアドベの集合住宅。ネイティブ・アメリカンの、いわゆる団地。

西暦1000年〜1450年の間に建てられたと言われ、世界最古の集合住宅。そして今でも現役。現在150〜200人の人が生活している。
20年ほど前に世界遺産の文化遺産にも指定された。

山の裾野に広がるプエブロ。
自然と人工物の優れた調和。圧倒されます。


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San Geronimo Chapel(聖ジェロニモ教会)。
1300年ほどこの地に居住するタオスのインディアンたち。
この教会は1620年頃に作られ、破壊されては再建をくり返して来た。
今でも結婚式など大切な式典は、全てこの教会で行なわれる。


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集落の中を流れるリオプエブロ(川)。
澄んだ水は彼らの生活用水。
ここではいまだに、水道、電気のない生活が送られている。


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建築様式も色彩感覚も違うのだけれど、チベットの田舎の民家を彷彿させる。きっと土臭いところとか。
冬が厳しいから、窓が小さい所が同じ。小さい窓は可愛らしい。


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ターコイズは彼らの宝。
ドアや窓をターコイズ色に塗るのは、魔除けの意味も。


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ここで生まれ育った、タオス・プエブロ・インディアンのシーザー君(英語名。インディアン名は長くて覚えられなかった)。
現在はここから10マイルほど離れたところで暮らしているらしい。そこには電気も水道もあるらしい(笑)。
ここの子供たちは、8年生(日本の中二)までプエブロ内の学校に行く。そこでは彼らの言語、ティワ語しか使われない。
9年生以降、地元の一般の公立学校に通うのだとか。ちなみにシーザー君が通ったときは、インディアンの生徒は13人だったらしい。
彼には西部のインディアン、2部族の血も流れるミックス。白人の血も入っているとかで、褐色の肌に青い瞳。エキゾチックなお顔立ち。
週末ここでガイドの仕事をしにくるのだろうか。
「ティワ語は我々の言葉。自分の言葉を失ったら、自分の文化を失うことと同じ」。。。19歳のシーザー君の言葉。



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彼らが儀式に使うハーブの束。
火をつけて煙を出して香を出す。

彼らはカトリック教徒であり、カトリックのミサでもお香を炊いて煙を出すが、このハーブはネイティブ・アメリカンの土着セレモニー用。


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現役の釜は至る所に。
釜で焼いたパンって美味しいのよねー。ピザ生地を焼きたくなる。


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プエブロ内には土産物屋もあり。
なんだかどこものーんびりしていて、商売っ気はなし。


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「商売っ気」で思い出したんですけどね。。。中国四川省北部のアバ・チベット族チャン族自治州にある「九寨溝」という自然保護地区に行ったとき。
途中の村にある休憩どころで、チベット人の迫力ある商売っ気に、ホント「チベット人」の穏やかなイメージが崩れ去り、ビックリしたことが。
漢語ペラペラの若いチベット人女性がまくしたて、中国人観光客に「ご利益」の仏像を買わせる、買わせる。「小さいのよりも大きいものを」「金色の仏像の方がよりご利益がある」だのだの。そんで日本円にして1万円くらいの仏像(中国ではかなりの高値です)を買ってお寺に寄付する。そうです、その仏像はお持ち帰りではなくて、そこの寺院にまつるためのもの。だから仏像使い回しなんじゃないの?と私は冷静に観察していたんですけれど。
お寺の前に座っているチベット人母娘の写真を撮った中国人男性に詰めより、膨大な撮影代請求したり。(その「モデル」の母娘は「釣り道具」でしこまれてるわけです)。
中国政府への反発なのか、中国人が大嫌いだからなのか、猛烈に下品な商売魂をもった少数民族チベット族を見たもので、このように全く商売っ気のない人たちを見るとかえって穏やかな気持ちになります。


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ただね、あのチベット族たちはああやって逞しく中国人を騙して生きていかないと、逆にやられちゃうわけです。だから否定出来ない。
ネイティブ・アメリカンたちだって、生活保護はじめ国から守られていないと、現在「おだやか」なんていう余裕などないかもしれないですから。


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裏道。ガスはプロパンを利用しているとのことで、タンクが家の裏に。


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タオスに限らず、インディアンのプエブロ内はどこも放し飼いの犬が多い。
色んな種類がいるものの、決まって茶色い毛の雑種の中型犬。吠えなくて大人しい。かといって、すっごく人なつこいわけではないんだけど。
可愛がられているけれど、甘やかされていはいない、といった感じ。

この犬も、ちょっと私に興味をもってついてきているんですけれど、「遊んでくれるなら遊びたいな」って顔を見せる程度で、特に最初からこびてこない(本心必死で隠している)。男性ならタイプです(笑)



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裏道で一緒になった、ニコンをぶら下げたアレックス君。
フォトグラファー同士、撮影スポット目の付け所が似てたんです。
ロングヘアを後ろで三つ編みにしていたので、インディアンかなーとは思っていたけれど、白人青年にも見えるし。
聞いたら彼はナバホ・インディアン。ドイツ人とポーランド人の血が入っているそうで。
タオスは初めてで、他の部族の生活を見たかったとか。彼いわく、「ナバホとは全然違う」と。言葉も文化も。
大学で環境学を専攻しているそうで、インディアンの生活に役立つことを仕事にするのが目的、と言ってました。
ナバホ・インディアンらしく、ターコイズのピアスが似合っている青年でした。


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ここにも犬。死んだように寝ています。


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見返り美人。


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プエブロ内のお墓。


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古い教会の遺跡。
この墓地にいるときに、塀の外からひょいっと塀を乗り越えて私の横に飛び降りて来た若い男の子がいて。
「やあ!」って言って通り過ぎていった。
見たら、ジョニー・デップの若い頃をもっと二枚目にしたようなインディアンの子で(帽子かぶってて格好もジョニデ風)。
しばし、砂埃の道を颯爽とブーツで歩いていく彼の後ろ姿と、風になびく肩までのロングヘアに見とれました。
そういえば、駐車場を案内してくれた男の子も可愛かった(最初女の子だと思った)。。。タオスはcute boysが多い(笑)。


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タオスはサンタフェより72マイルほど北東にあり、秋が来るのもちょっと早い。
山の紅葉風景が美しいプエブロ。


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この夜は、Orlando'sというレストランへ。ダウンタウンから離れたところにあるので地元客で賑わうんじゃないかと思っていたら案の定。
週末ということもあったけれど、20分ほど待って入った店内は大賑わい。インディアンたちが働き、インディアンたちの客で賑わう。客に、カッコいいインディアンの白髪のおばあちゃんがいましたよ。
インディアンたちって黒髪のロングヘアもツヤツヤですごく綺麗だけれど、白髪になってもステキ。

また「cute boys」のトピックで申し訳ありませんが、隣りの客をサービスしているウェイターが超カッコよくて。滅多にいないハンサム。
私がハリウッドのプロデューサーなら、絶対に声かけていたと思いますw。顔だけじゃなくて、声にも仕草にも色気があり。
ジェームス・ディーンのインディアン版といった風。目ぢから、唇、指先にまで人が持っていない表情を持っていて。
個人的な感想ですが、タオスは男性に美形が多いと思う。 女性はそれほどでもないんだけど(どうしてでしょうか?)。
ただ、「おじさん」にハンサムが見当たらなかったので、若い頃だけの特権なのだろうか? あの「ジョニデ」もレストランの二枚目も、年取ると普通のおっさんになっちゃうのかなー(えーっっ。。。↓↓)。
タオスのハンサム研究に、もう一度ゆっくり足を運びたいくらいです(文化人類学研究として)。



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ご存知、タコシェルのボウルに入ったタコサラダ。
エレナという、フラメンコダンサーのように黒い結い髪に真っ赤な造花をつけた女の子がウェイトレス。
キッチンのおばさん二人はよく働くし、ウェイター、ウェイトレスもキビキビ動く。そして食事も美味しい。
とても楽しいレストランでした♪

〜続く〜


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