”DIVA” シャカ(チャカ)・カーン

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 28.2012 人々
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今年のシカゴの夏は暑い。暑い日が容赦なく続く。
再びコンサート撮影。
相変わらずのディーバぶりだったシャカ・カーン。

数年前と比べると、かなーりダイエットをしたようでスマートになっていた。
一緒にいたフォトグラファーが、「彼女は毎年体型が変わるから、写真もアップデートしないと(笑)」なんて言っていた。

迫力あるヴォイスは健在。



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日本ではまだ「チャカ」と言われているのだろうか。
チャカさんではなくて、シャカさんなのだけれど。

途中で「あ、読み方間違っていたわ」と気づいたならば、さっさと表記も近いものに直してもらいたいものだが、いったん定着すると、なかなか直らない日本語カタカナ表記。

「シャカが。。。」と日本人に言うと、「ん?? あ、チャカね」と直され、「そうだった、日本ではチャカだった」と思い改める。
そのせいで、ついアメリカでも「チャカが。。。」と言ってしまうことがある(笑)
どっちが正しいがときどき混乱する。



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さすが、地元シカゴ出身のシャカ。ファンも熱い。

シカゴの人は、地元意識が強い。
特にサウスサイドの黒人たちは、それがものすごく強く、同じ「サウスサイド出身者」を熱くサポートし特別視する。

私は東京出身だからといって、東京出身の有名人を出身地だけで親しみ感じたりしたことないので、この感覚がよく分からない。
田舎の小さな町出身ならば、人口が少ないので同じ出身者に対する親近感みたいなのはあるだろう。それは分かる。
だけど、シカゴは一応大都市といってよい。
大都市ではあるけれど、やはり東京に比べると本当に小さくて、人の流動も少なくて、狭い社会なのだと思わざるを得ない。
その点、NYとかLAではどうなんだろう?
「ニューヨーク出身」というだけで、NY出身の有名人に親しみ感じる知人はいないが、「ブルックリン」は違うのではないか。あるいは「ブロンクス」とか「クイーンズ」とか。
都会と言えども、もっと保守的で(かつての)狭い社会や地域。
シカゴのこの出身者びいき感覚は、ブルックリンあたりと同じような気がする。




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サウスサイド出身の黒人たちの仲間意識というのは、何世代も続いているので本当に強いのだ。
シャカは西海岸に移り住んでからの方がずっと長いと思うのだが、今でもリップサービスで「サウスサイド大好きよ~」なんて言ったりする(シャカに限らない)。

シャカはサウスサイドの中の、ゲットー出身だ。
治安の悪い地域の、それまた荒廃したプロジェクト(公営団地)で生まれ育った。
それでも「サウスサイドを誇りに思うわ~」と言う。

聞くたびにいつも考える。
彼らは単に「リップサービス」で同じサウスサイド出身の人に言っているのか。
それとも本当に、治安の悪い貧しい地域を出身地として「誇り」に思っているのか。

両方正解だろう、と思ったりする。
アメリカ人は、そしてもちろん黒人も、自分の出生や出身地を日本人のように恥じない。
黒人にいたっては、出身地を恥じるという感覚すら分からないと思う。
アメリカ人は、生まれがどんなに田舎の僻地であろうと堂々と言う。アメリカには「都会が偉くて田舎はださい」なんていう感覚はない。
都会の治安の悪い地域で生まれても、トレイラーハウスで育っても、「イメージを損なう」とか考えずに正直に公表する。

日本だと、「どちら出身ですか?」と聞くと「田舎ですから」という返事だけで答えない人も多くいる。
田舎だから恥ずかしいというのが分からないのだが、答える人が答えたくないのであれば、それ以上聞けない。

アメリカ人の、そして黒人たちの、出身地を全く隠さず誇りに思う姿勢は、自分の「ルーツ」を大切にする、という背景からだろう。アメリカ人にとって、ルーツは重要なのだ。
「恥の文化」がないアメリカは、それ故に困った面も多々あるのだが、本来恥じるべきでもない所を「恥じる」日本人も(この一つが出身地)、外国人からしてみると理解できない異文化なのは確かである。




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バックダンサーの2人の男性がすごく上手かった。
体がもう一つあったら、ダンサーだけをも撮りたかった。

シャカは来年もう60なんだと!(こちらでは「還暦」なんてないがww)
随分と、チャーミングだ。笑顔が可愛い。この年齢の女性に「可愛い」というのはなんだが。
鼻のあたりに散らばるソバカスがキュートなんだよね(笑)。
私も子供の頃から鼻にソバカスがあるのであるが、(小学生の頃に私を「ソバカス美人」と呼んだ友がいるが、こんな言葉今でもあるのだろうか?)いつの頃からかソバカスではなくて「シミ?」と呼ばれるようになって悲しい。
いつまでも「ソバカス」で通そうと思う(無理が。。。)



ガッツポーズ決めるシャカ。


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