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少女に惹きつけられて

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 31.2016 人々
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去る6月のプエルトリカンフェスティバル。
毎年、シカゴのプエルト・リコ系移民の居住区の大きな公園で開かれる音楽、屋台、遊園地がいっぱいの大人も子供も遊べるフェスティバル。

うじゃうじゃと人の多いところで人目をひく人間というのは、やはり容姿が美しい人。カメラは正直で美しいものを追いかける。
美形の多いプエルト・リコの女性の中で、私の目を引いたダブルハットの少女。
容姿が綺麗なのはもちろんなのだが、この子の瞳、表情に惹かれ、気になるものがあって、この子を追いかけまわしてしまった。


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見ていると、この可愛い女の子は母親と見られる女性と一緒にいたのだが、母親は酔っ払っていて(あるいは薬でハイで)、一人でゲームに夢中になっている。母親がゲームをしている間、荷物を持って彼女の様子を見守っているのは、この女の子なのだ。
ゲームの屋台から屋台へ移動する母についていき、母親のバッグもしっかり持って、母親の顔の表情を心配そうに見守る。

周りを見れば、親の目を離したすきに動き回る同年代の子供たち。夢中になって遊んでいる。親の顔なんて見ていないし気にしていない。
この子は逆に、周りのものなんて全然見ていなくて、ずっと母親の様子、顔色を見ているのだ。

呑んだくれた母親が事故を起こさないように、怪我をしないように、フラフラしないように、いつもこの子は母親を心配しているのだろうか。
しかし彼女の顔はとても柔和で、地べたに置いてある母親の荷物や飲み物を取りに行く仕草いちいちが優雅でしなやか。誰が教えたわけでもない品の良さを持っている美少女。
この子の母親も、酔っ払ってはいるが可愛い顔をしたスタイルのいい女性で、それは母親ゆずりである。


fiestaspue31.jpg


きっと賢い子なんだろうな、というのが外見から見て取れる。
だが、年齢に見合わない余計な心配をしなくてはいけない環境に置かれている子。そんな子はこの地域では珍しくないのだが、この子の生まれ持った美しさと動きのしなやかさが際立っていて他とは線を引いている。

日本の芸能人の話になるが、私は基本的に、アイドルなら元気いっぱい笑顔の明るい子が好きだ。どこか影があるようなアイドルは苦手である。だが、どこか影があって支えてやりたいような魅力に溢れる女性の方が、男性ファンは多いんだよ、と聞いたことがある。ふん、そんなもんか、と思っていた。

このプエルトリカンの少女を見て、なんでこんなに惹かれたのかなあ、と後で考えた。
それは、彼女の顔が寂しそうだったからに間違いないのだ。寂しそうな静かな美しい顔。
弾ける音楽と鮮やかな色彩のお祭りの中で、それが目立っていたから。
心配そうな表情が、彼女の健康的な肌の輝きや綺麗な肩甲骨の影と対照的だったから。

単に明るく、笑顔がいっぱいの子供らしい子供なら、何枚かシャッターを押したら満足しただろう。
子供の、心から笑っていない、儚げな笑顔というのは、他人であってもこうも大人を気にさせるものなのか。

この子の瞳は今は母親の顔色を伺うことしか余裕がないかもしれないけれど、いつか、周囲の人を癒し和ませる美しさを彼女が持っていることを、彼女自身が気付いてくれる日が来るといいな、と願う。


料理ブログ「アメリカ・多国籍食堂」もどうぞよろしく♪
最近のメニューはバジルレモネードパルジャミーノとプロシュートのフジッリパスタプラムのフローズンヨーグルトゴルゴンゾーラと無花果のクロスティーニなどなど。


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