ルブリン・旧市街

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 31.2016 ポーランド
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ワルシャワからルブリン(Lublin)まで列車で約2時間半。
ワルシャワから来ると、ルブリンは田舎です。

これは旧市街の入り口、クラクフ門。ルブリンのランドマーク。


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規模は小さいけれど、中世からのルネッサンス様式の建築が建ち並ぶ旧市街。


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ルブリン駅でバス/トラムの切符を買おうと販売機に行くと、ええっ!なんとワルシャワのように英語やドイツ語の変換ボタンが無いっ!
ちんぷんかんぷんのポーランド語。スタートから適当な勘でスクリーンを押していくと、「ノーマル(と思われる単語」と「なんとかかんとか」を選ぶようになっていて、「一体ノーマルなチケットってなんだ?」と思った。
わからないから後ろのお姉さんに聞いた。「ノーマル」は普通の短時間トリップのチケットのことのよう。お姉さんに教わって買うことができました。2回目からはポーランド語オンリーでも大丈夫でしたよ(学んだので笑)。

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バスに乗ってまずホテルに向かった。言われていた停留所で降りても、ホテルらしきものがわからない。
近くでおしゃべりしていた2人の年配のおばちゃんにホテルの住所を見せて聞く。
このおばちゃんたちが非常に親切で。ポーランド語でゆっくり話してくれるんだけど、ゆっくり話されてもわかりません(笑)。どうやら、「通りはあってるけど、通りの番号を確かめるから」と言って、一人のおばちゃんが歩いて通りの番号を確かめに行ってくれた。もう一人のおばちゃんは私にイタリア語で、「ヌメロ、ヌメロ」って言っていた(笑)
おばちゃんたち世代は第一外国語はロシア語だけど、ロシア語は西側外国人に通じないことは知っている。彼ら英語はわからないから、次に通じるのはイタリア語だと思ってるらしい(笑)
ポーランドはイタリアンレストランがすごく多くて、イタリアからの観光客も多いから、日常で目や耳にする外国語の単語はイタリア語なのだろう。
困った人を親身になって助けてくれる。そんな親切なおばちゃんたちに、ルブリンでも出会った。


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第二次世界大戦中、それまでワルシャワにあった首都は一時的にルブリンに移される。戦後1945年に再びワルシャワに戻るまで、ルブリンにあった。


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戦前ルブリンの人口の40%はユダヤ人と、非常に活発なユダヤ社会があったのだが、1941年に旧市街北にできたゲットーに移住させられる。その大半は、翌年1942年、ベウジェツ絶滅収容所で殺害される。
1942年末になるとポーランドにおけるユダヤ人社会がほぼ壊滅。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所が巨大化したため、ベウジェツの必要性は薄れ、1942年12月をもって活動を停止。
その後、証拠隠滅のために死体の焼却と植林など証拠隠滅作業が始まり、1943年半ばには完全に解体されてベウジェツ収容所は跡形もなく消滅したという。
我々は、残っている形のあるものしか見ることができないが、このように、跡形もなくなった強制収容所はポーランド全体にいくつも存在する。
暗い歴史を負わない場所は、ポーランドにはない。


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アイスクリームショップに並ぶ人たち。
このボスコというアイスクリーム専門店、安くてボリュームがあって美味しいと三拍子そろった店で有名らしい。
空いてる時に行こうと思ったが、翌日から急に寒くなってしまったので、残念ながら縁がなかった。


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広場に面した店。
「何かポーランド的なケーキを」と店員に聞くと、「だったらこのアップルケーキよ」と勧められた。
アップルパイではなくアップルケーキ。メレンゲが乗っている。
これが美味しくて! 
ただ、ケーキのお腹にフォークが突き刺さって出てくるのでちょっと驚いた。
この日が、テラスで食事をした最後の暖かい日。


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別の店で。
ここもケーキの腹にフォークが。。。。
ポーランドで、何度かこれに出会いました。こうやって出すの、流行りなんでしょうか?ハラキリを彷彿させるので、日本では絶対にありえないでしょうね(笑

オサレなカフェやレストランで食べるケーキの値段、だいたい8〜12ズウォティだったと思う。
約2ドル〜3ドル。 ポーランドの物価で、だいたい600円から1000円のケーキということになりますね。美味しくて当たり前です(笑)


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ポーランドのオサレ系ケーキではなく、日本でいえばコージーコーナー、アメリカでいえばダンキンドーナッツレベルのものを食べてみようと思い、地元民がよく入っている伝統的なパン屋さんでポンチキを買った。
これ、1.20ズウォティ。約30セント。 パサパサして美味しくなかったです(苦笑)
これだったら、アメリカのダンキンドーナツの1ドルドーナツの方がまだマシ。日本のコンビニスイーツとかコージーコーナーのシュークリームが、いかに低価格で高レベルかということがよくわかる。


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結婚式光景。


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ルブリン城。


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ルブリン2日目にとても寒くなり、帽子、手袋、マフラーが急に必要に。だけど持ってきていないので買わなくちゃ、と思ったが、ルブリン旧市街外のショッピングストリートには、H&Mしか適当な店がない!
そこで取り急ぎ調達。ここは、ポーランド物価でアメリカの3分の1の価格、ってことはなかったですねえ。
この後旅の間じゅう、ここで買った三点セットは大いに役に立ちました。


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どこにでもいる中国人ツーリストだけれど、ここルブリンでは見なかった。観光コースから外れているようです。
その代わり、週末の人の数がすごい。ポーランド人ばかりですが、近郊からやってくるのでしょう。
外国人観光客ズレしていない、素朴な町、ルブリン。観光客ズレしていないから不便さもあるということで良し悪しあるのだけれど、ワルシャワやクラクフ(この後行きます)だけでは味わえないポーランドを見ることができたので、来て大正解でした。


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