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Marc Cohn/マーク・コーン

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 02.2017 音楽・ミュージシャン・ライブ撮影日記
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今年のハロウィーンの夜は、仮装パレードに。。。。ではなくて、マーク・コーンのライブ撮影でした。

「今夜ここに来ている人たちは、ハロウィーンに興味がない人たちだねえ」なんて彼もジョークを飛ばしてましたが(笑)
そりゃー、マーク・コーンのライブがあるなら、そっちに行きますよ。しかも撮影できるなら、絶対に行きますよ。


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マーク・コーンの好きな曲は数あれど、やはり「Walking in Memphis」。
大ヒット曲といえば、グラミーを受賞したこの1曲。非常に大きな1曲。
単にでかい1曲というだけでなく、歌詞といいメロディといい、才能溢れる、永遠に歌い継がれる、アメリカの「名曲」。


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おそらく、メンフィスをわざわざ訪れる人は、最初にメンフィスの街を歩く時、この曲を口ずさむんだろうな。私もそうでした。
メンフィスに行くときは、車で入るときも、飛行機で行くときも、この曲を聴いて気分を高める(笑)
「Walking in Memphis」は、白人アメリカ人で音楽好きならば、どの土地で生まれ育っても、共感できるものを持っているのだろう。だから愛される。
何故ならば、マークは一白人青年の目で、ついでに言えばユダヤ人の目で、南部バイブルベルトにあるメンフィスという街への敬意を表しているから。
だから逆にいえば、ブルースやゴスペルという音楽を作った黒人たちは、この白人坊やのメンフィス体験物語に共感することはないだろう。いい歌だということは認めても。

4年半前に歩いたメンフィスはビールストリートのブログ


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歌詞にあるように、彼(マーク)はハリウッドという名のレストランで、ミュリエルという黒人ゴスペルシンガーに出会う。
別の街から来たユダヤ青年の、ゴスペル体験。彼にとっては異宗教のキリスト教音楽を、魂で感受するという、強烈な体験。

She said
"Tell me are you a Christian child?"
And I said "Ma'am, I am tonight"

ミュリエルに「あなたはCristian child?」と聞かれて、「うん、今夜はね」と答えるあたり、秀逸。

エルヴィスが、白人であるのにゴスペルを歌う理由。あの天才が黒人教会で才能を育んだ土地。
理屈でなく、肌で理解できてしまう、メンフィス体験。


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アメリカ南部の特徴、メンフィスという街の特徴を知らないと、ちょっとわかりにくい歌だけれど、わかれば奥深い。
だって、メンフィス以外で育った人は、メンフィスに行ったら同じような経験をするからだ。
経験をすると、この歌をもっと好きになる。

2年半前にメンフィスからミシシッピに旅行したのだが、その時にこの歌詞に出てくるThe Hollywoodというカフェにも行った。
その時のブログ

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マーク・コーンがミュリエルと会うカフェはここ。

なんと行ったとき、お休みの日だった!(涙) 中に入れず。
次回行った時は、絶対に入るぞ。


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前置き長くなったが、大好きなマーク・コーンのライブ撮影をできたことは光栄。
今まで何百回と聴いて来たWalking in Memphisを初めて目の前で生で聴く喜び。それがまた、CDと全然違うライブの良さが200%くらい出てまして。スタジオではあんな風に歌いませんからね。いやー、よかったです。

マークはすっごいユーモアのある面白い人で、話も楽しかったー。
観客から声が飛んで来て、そのやりとりも漫才みたいで。。。。小ぶりのヴェニューでのライブでの醍醐味。


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マーク・コーンはビリー・ジョエルやポール・サイモンみたいにビッグヒットを飛ばす大スターにもなれる素質があるミュージシャンだけれど、グラミー以来こじんまりとした活動を行っていて、きっとあえてそういう生活を選んだんだろうな、と思わせる。
ヒット曲を出してしまうと、否が応でも生活がセレブに変わる。入ってくるのがお金だけならまだいいけれど、人間関係も変わり、大きな歯車が回り出し、自分の意思で仕事はできなくなる。動かされる。「Walking in Memphis」のヒットだけで、おそらく彼はその道に足を踏み入れたはず。
でもきっと合わなかったんだろうな、アーティスト気質の彼には。

あれから地味だけれどしっかりと地に足をつけた活動を行なって来て、今はトリオを組んでいる。「彼らと一緒に仕事ができるのはとても幸せ」と言っているマーク。
好きな音楽を好きな仲間とだけ好きなようにする。本当はこれが一番贅沢なのかもしれない。
非常に綺麗な歳の取り方をされていて(本当に綺麗なおじさんだった)、それは今まで送って来た生活が不健康でないからだろうな、と思わせるのです。


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この日のフォトグラファーは私一人。これまた贅沢な体験で。
彼くらいのアーティストになると、撮影制限を設ける人も多いのだけれど、非常におおらかに、ショーの間ずっと撮らせてくれた。
彼の感情が、フィルターを通してこちらにもバクバクと伝わり、思わずブレそうになってしまう手を抑えるのに必死。室内暗いんで。。。

すっかり寒くなったシカゴで、メンフィス体験ができたハロウィーンの夜でした。


料理ブログ「アメリカ・多国籍食堂」もどうぞよろしく♪
色々たくさんアップしています!



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