今できること

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 16.2011 思うこと/考えること
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2週間ニューオーリンズに行っていて、帰って来た直後に日本の地震のニュースが入り愕然とした。
国際電話がなかなかつながらず、携帯もメールもダメで、とにかくしばらく心配した。
映像から目が離せなくて、ネットニュースのチェックでPCともにらめっこで、遠くに居ながらどっと疲れ、体調もよくなかった。

。。。が、東京に居る家族も友人たちも、月曜日から普通に職場に戻り、普通の生活をしている。
もちろん輪番停電やらあるし、電車も通常通りは動いていないけれど、ちゃんと職場に行き、出張に行き。。。復旧には時間がかかるけれど、今目の前で出来る事をしなければいけないのである。
日本の仕事先からも、ぽちぽちと返信メールが。地震前と同じ空気で書いてある。実際には同じ空気では無いはずなのだが、仕事関係でそれを言ってもしょうがない。。。というのが伝わって来る。
私も気を病んでいる場合ではなく、元気な者は元気な生活を送るしかない、と強く感じるのだ。

実際に日本に居ないし、大きな揺れも体感したわけじゃない。
だけど遠くから日本人の反応を見ると本当にそれぞれだな。。。と思う。
パニックになる人、落ち着いている人。同じ事を体験してもこれだけ違うのだから、流す情報に大きな差があるのは目に見える。

今はtwitterで何でもかんでも感じた事を書き、不確かな情報を流し、他人の情報をそのままコピペする世の中。それを覗く人たちは、当てにしなくとも動揺する。
今大切なのは、否定的な言葉を慎む事。誰かや行政に文句を言っても始まらない。そのネガティブ姿勢や怒りの態度はちっとも周りの人を幸せにしない。そうでなくても家族や親戚と連絡が取れず、胸がつぶれそうに心配している人たちをさらに落ち込ませる。
大体、被災地から遠くに居る人ほど、「無責任」に文句を言う傾向がある。「東京は大変ですねー」の一言は、「私は関西に居てよかったな」としか聞こえず、こういう時に人間は本質を露出する。
すぐに失言する政治家も居るが、そういう人たちは口を開けば本音が出てしまうタイプなので、just shut up.
twitterで津波に関する無神経なジョークを言って解雇されたアメリカの俳優も居たが、「つぶやき」というのは本当にその人の本質をぽろっと出してしまうね。

私だって原発には反対である。しかし、今自分の命を顧みず、第一線で戦っているのは東電の作業員たち。
ここぞとばかりに、普段からの個人的な怒りや鬱憤を爆発させるのは見苦しいぞ。今そういう時ではないはず。
計画停電が予定通りに行われなかったと言っていちいち文句を言う人。そもそもこういう事態において、どんな「正常」を求めているんだろう?
「停電はあるけれどちゃんと仕事してますよ」と言う人と、「もうパニック~!」と叫ぶ人と、あらゆる事に関して対応の仕方や受け入れ方、生き方も人間関係も全て違うのだろうな、と感じる。
そして私の周囲には、パニック人間が居ない事が幸い。無駄に騒がず、冷静沈着な人ばかりで安心。
冷静沈着は決して危険に鈍感なのではない。そして大騒ぎする人は有効な情報を提供しているつもりで、人々に不安を煽っている事も忘れてはならない。

アメリカは当然ながら、通常通りに機能している日常だ。日本人の知り合いも近くに居ないので、週末の不安を語り合う相手も居ない。それが逆に救われる。
皆それぞれに、各自の生活をしなくてはいけない。平常を保つ事は今一番難しいと思うが、一番大切な事。
パニックはパニックを生むけれど、平常は安心を連鎖させるから。
そして「私に何か出来る事は。。」「無力な私に。。」と嘆くくらいならば黙って募金。大騒ぎしなくても出来る事。
同情や、被災地から遠い所の偽善的な節電などより(災害なんて起こらなくても、普段から節電なんて当たり前です)、今月の飲み代交際費を削って募金。新車を買う予定をやめて車代をそっくり回してくれたりした方が、余程役に立つでしょう。
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