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卒業する君たちへ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 20.2011 思うこと/考えること
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久しぶりに感動した文章。
震災のために卒業し中止となった、埼玉の立教新座高校の卒業生に向けられた、校長先生からのメッセージ。この校長は立派な教育者ですね。

うんうん、と頷きながら読んだ。今、日本は卒業式の季節だったね。
私も、ずっと昔に高校という物を卒業し、大学に進学した者の1人。
「先輩」から、一つ言おう。ささやかなメッセージ。
本当に、「海を見る」事は大切だ。恐れず、大海に自分の舟を出してほしい。
安全な場所に安全に暮らす事より、大荒波の人生を選んで来た私から言おう。
後悔していない。海は時に青く穏やかだが、時に牙を見せる。それでも、海に舟を出した私は後悔していない。

進学する卒業生たちへ。
大学に行くのは友人を作るためでもなく、遊ぶためでもない。それはハッキリ言っておこう。学ぶためであり、謙虚になるためである。
学べる事の恵まれた環境を理解していなかった私は、入学してすぐに休学して親元を離れ自活し、そして旅をした。そして、今何が自分に必要なのか教えてくれたのは、紛れもなく「海」である。大学に戻り、学ぶ事の尊さや謙虚さを教えてくれたのも、「海」である。
大学は「何も教えてくれない」所なんかではない。個人の学ぶ意志が強い限り、いくらでも学べる機関である。
その時間をどう活用するかは自分次第。ずっと後で振り返った時に、人生の中で有意義な時間であったと言えるように、心して、過ごしてほしいのだ。それが、大学で学ばせてもらえる学生にとっての義務である。

私は高校時代から、「脳裏に波の音が聞こえた時、途中下車して海に行」っていたけれど(笑)、大学に入るとそれはもっと自由になる。
時間も自分も、自分で管理。そして校長先生の仰る通り、「孤独を直視」すること。孤独に慣れる事。孤独は決して寂しいものではない。孤独を楽しめるくらいに、強くなってほしい。人を求める事と、人を愛する事は違う。孤独を見つめ、人を愛する人間になってほしい。

大学時代というのは、莫大な量の知識に触れられる機会でもあり、莫大な量の読書が出来る時間でもあり、バックパック一つで何カ国も訪れられる時間も用意されている。孤独を恐れずに。人の意見に惑わされずに。迷う時間があるのなら、大海に出よう。
世界とは何か。地球とは何か。小さな行動範囲で生きる人間になってほしくない。自分の範囲を広げられるのは、間違いなく大学時代である。
四川省の地震に、プラハの水害に、チベットの暴動に、プーケット島の津波に、人ごとでなく涙できる人間になるには、「どこか遠くのこと」ではなく自分の痛みとして感じられる人間になるには、そこの人たちと付き合った事のある人間でなくては無理なのだ。
地球の至る所に、「親しい」人を作ってほしい。「愛する」人を作ってほしい。世界を身近に感じるためにも、何かの時に動ける心のある人間になるためにも。
大学に行く機会を与えられたなら、その土台を作る時が大学時代だと思う。体験者である私から、ハッキリ言える。

私の時代と比べて、全ての事において困難な時代であることは間違いない。
だけど、時代ごとに課される任務が若者にはある。どの時代も、そうやって今の日本を築き上げて来た。
戦後最大の大震災の直後に、「自由な時間」へと放り出されるあなたたち。それがどういう意味であるのか、分からなくなったら、とりあえず海を見てほしい。
日本は島国。どこの方向に行っても、大海に出られる。
恐れずに、大きな一歩を踏み出してほしい。今後の日本は、あなたたち若者の手に委ねられている。
戦後の焼け野原を復興させた「若者」が居たように、高度成長の時代を支えた「若者」があるように、若者はいつもパワーでありエネルギーなのだ。あなたたちが存在する事が、どんなに大きな意味である事か。
重荷過ぎると思わずに、先輩たちがちゃんと背中で教えるから、ガッツを持って飛びだってほしい。
世界を知らない日本人にならないでほしい。世界の痛みが分かる日本人になってほしい。
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