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ニューオーリンズ★ミュージシャンたち

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 23.2011 New Orleans
1 21-14-23


ニューオーリンズの街を歩いていると、どこからでも音楽が聴こえて来る。
トランペットの音、サクソフォンの音、バイオリンの音。。。。

ストリートミュージシャンの多いフレンチクオーターは、彼らの激戦区でもある。


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古参から新米。老若男女。
どんなに古株でも、才能があり人気のある若手が居たら場所は譲らなければいけない。厳しい世界だ。
人気のほどは、取り巻く通行人の数で決まるし、チップの多さでも分かる。

人気を得ようと観光客好みの曲目ばかり演奏しているミュージシャンも居るが、ひっそりと片隅で自分の好きなジャズナンバーを演奏している渋いミュージシャンも居る。


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通りの角を曲がるたびに、違う音楽が聴こえて来るような街。それがニューオーリンズ。
シカゴも音楽のレベルが高い所であるけれど、ニューオーリンズにあってシカゴに無いものは、ずばりストリートミュージシャン。通りを歩いていて聴こえて来る音楽。

ニューオーリンズのストリートミュージシャンのレベルは非常に高い。
この土地を目指して各地から集まって来る。そして淘汰されて行くのでどんどんレベルが高くなる。
ニューヨークやボストンの音大を出て、ここでストリートミュージシャンになり、発掘されてニューオーリンズのクラブで演奏するようになる人たちもとても多い。


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気になるアコーデオン弾きに出会った。
最初遠目で見た時、ボーイッシュな女の子だと思ったのだが、どうやら少年であった。

あどけない顔。聞いたらまだ15歳だと言う。
カナダから2年前にお兄さんと二人でニューオーリンズにやって来た、と。
15歳なのに両親はどうしたの?と思うが、なんかボヘミアンっぽいこの少年の風貌は、そういう境遇もありだな。。。と納得させられた。


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ソバカスから、どこかトム・ソーヤっぽくて、勝手にトムソーヤ少年と私は名付けた。
本当に、頭陀袋一つ抱えて、ミシシッピ川のボートに飛び乗りやってきたような少年なのだ。船の上で流れ者と一緒にアコーデオン弾きながら。

このトムソーヤはすごい。彼の音楽に私は釘付けになった。
彼独自のスタイルがあり、魅せ方があり、これは周囲の大人の誰にも真似出来ない。
どうしようもない才能を抱えた、子犬みたいなのだ。しかも腕白な。


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トムソーヤは、いつも道ばたに座っていたかと思うと、突然立って体を揺らしながらアコーデオン弾いて歌い出す。
その歌は、トム・ウェイツも真っ青になるくらいの歌いっぷり。
声はあそこまでガラガラしていないのだが、ものすごいだみ声で歌う。そのリズム。

喋る声は可愛い普通の少年の声だ。歌うと一気にミュージシャンに変身する。
ある日はゴミ箱の上に座って道行く人を眺めていたかと思うと、急に何かに取り付かれたように歌う。

彼の音楽は毎日聴きたくて、そのためにいつも歩き回って探した。
帰る日にももう一度会いたかったが、残念ながらその日は居なかった。


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ニューオーリンズと言えばジャズであり、ジャズといえばPreservation Hall(プリザベーションホール)をはずせない。

ジャズクラブはとても多いこの街であるが、今回ここにはどうしても行きたかった。
言わずと知れた、歴史のあるジャズクラブ。
マルディグラのパレードのスケジュールと見合わせながら、なんとか撮影の合間にここに来た。

予約は受け付けない。ショーの2時間前から人は並ぶ。それを覚悟で並んだ。
レストランに入って「1時間待ちですよ」と言われたらさっさと他の所に行ってしまうが、ここはそういうわけにいかない。


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入ってみると、非常に狭い。こんなに狭いクラブも珍しい。元画廊だった所がジャズクラブになったのだが、なるほど頷ける。
僅かなベンチがあるが、後は立ち見。それでもいっぱいになれば、中に入れない。

プリザベーションホールの建物は1750年頃に建てられ、現存するニューオーリンズの古い建築物の中で2番目に古い。
外から見ても古いが、中に入ると本当に古い。
この建築物の中でのディキシーランドジャズ。これは一度はやはり味わわなければいけないものだろう。


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飲み物も売らない。バーも無い、ウェイターも居ない(自分でペットボトルは持ち込んでよい)。
純粋に音楽だけを聴く人のクラブである。このシンプルさ。

ホールに入る前にずらりと列をなして並んでいると、酒に酔った若者たちが「なんの列なの?」と聞いて来る。
「プリザベーションホールよ」
「ふーん。。。」
。。。。と思ったらしばらくして若いお兄ちゃんが「ところで、プリザベーションホールって何?」(笑)
「音楽が好きなら、一度は行った方がいい所」そう答えておいた。

別のおっさんは、「何の列? ピザ待ってるの?」と聞いて来た。
列に並んでいた人々、爆笑。確かに、プリザベーションホールの隣はピザ屋なのだ(笑)

うーん。。。アメリカ人はピザの為に並ぶだろうけれど、私は絶対に無理だな。
しかし、プリザベーションホールのために並んだ時間は、決して無駄なものではなかった。


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