ニューオーリンズの墓地

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 26.2011 New Orleans
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ニューオーリンズのカトリック墓地は美しい。
古い墓地フェチの私を大変喜ばせてくれる所である(笑)

アメリカは普通土葬なので、土の下に遺体を埋めるが、ニューオーリンズは地上に葬る。
この街は、海抜-2から6mの土地に形成されていて、「スープ皿」と呼ばれるようにかなり特異な所である。
その地理的な理由から、建設当時から水害に悩まされて来た。
浸水は頻繁に起こるので、遺体を地下に埋めると動いてしまうのだ(苦笑)


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墓はそれぞれ一つの家のように並んでいる。
どれも立派であるが、中には本当に家のような墓廟もあり、また美術館?と思わせるような巨大な物もありビックリする。
彫刻を見ているだけでも、まるで美術館を歩いているような気分に。

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ニューオーリンズの墓地は色々な映画にも登場するが、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」にも出て来たな(あれはセットだと思うが)
ヴァンパイヤムービーには欠かせないだろう。。。。こういう雰囲気の墓地は。


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古い墓地が好きなのは、掘りの浅くなった墓石の文字や傾きを見ていると歴史を感じられるからでもあり、ここに葬られている死者たちに、その時代のその土地の話を聞きたいためでもある。

そして墓地はいつでも静かだ。落ち着く。
緑があり、花があり、大きな木がある。そういう古い墓地が好きだ。
公園よりも、落ち着く。特にこんなに美しい墓地ならば、お弁当持ってやって来る。
マリア様の像や天使の像に囲まれながら食べる昼食は楽しい(笑)
座らせてもらった墓地の階段。。。拝借しました。ありがとうございます。


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ニューオーリンズの春は、ころころ気候が変わりやすい。
青空が出ていたかと思うと、急に悪天候になりスコールのような雨が降る。

墓地を歩いていても、空の色がどんどん変わる。
青空からグレーに。そしてゴロゴロと雷が鳴ったりする。

どちらも好きだ。空がグレーのどんよりした怪しい雰囲気の墓地も、ニューオーリンズには似合う。


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「イージーライダー」という名作があった。
この映画にもニューオーリンズが登場する。
マルディグラの日。ジャック・ニコルソン扮する弁護士が殺されたあと、残った2人はハーレーでニューオーリンズに入って来る。

その映画のせいか、ハーレー野郎がマルディグラの時にこの街に集まるのは、伝統となったのか?
本当に大勢のバイカーたちを見た。

2人は出会った女の子たちと、墓地でLSDでぶっ飛ぶシーンがある。
その撮影に使われたのが、ここの墓地。


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街から近い所にあるのだが、治安がとても悪い所にあり、長い間放置されてきた。
ガイドブックには「1人で行くな。ツアーで行け」と書いてあるが、そこまで危険な所ではない。

本当に怖かったのは、ここから更にもっと奥地(危険地帯)に入った所にある大きな墓地である。
ニューオーリンズでも悪名高き、犯罪率が最高のプロジェクトの間にある(苦笑)
それだけならいいのだが、この墓地と来たら、壁が高いレンガ造りなのだ!
レンガは風情があっていいのだけれど、中で何か起こっても、全く外から見えない!! 犯罪率を高めているような造りなのであるよ。しかも、墓地だというのにセキュリティ無し。

ここはさすがの私も、ちょっとビクビクしながら入りましたね。墓の陰に誰が隠れてるか分からないし。。。(ホームレスは寝てました)。
その墓地だけは、昼間でもゾゾーっとしたなあ。数年前にイギリス人の観光客が殺されたらしいし。
死者は全然怖くない私だが、生きている人は怖い。おぞましい事をするのは、ゾンビではなく生きている人。


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そういえば、「イージーライダー」のデニス・ホッパーは去年亡くなったなあ(寂)


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