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Mardi Gras

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 27.2011 New Orleans
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マルディグラといえばニューオーリンズであり、ニューオーリンズといえばマルディグラ。

マルディグラとはフランス語でFat Tuesdayのこと。
カトリックの四旬節が始まる前の、カーニバル期間がマルディグラシーズンである。

復活祭までの四旬節には、食事の節制を行うのが常。だから食事節制が始まる前の最期の火曜日に、沢山食べておこう!!というのがカトリック諸国で通俗的に広まったのが事の初め。
その通俗的な事の初めが、カーニバルにまで発展したわけだ。
要は、禁制生活の前の、お祭りということ。


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ニューオーリンズには代々のカトリック人口が多く、習慣も文化もカトリックという宗教に影響されている。これは同じキリスト教でも、プロスタント(あるいは、そこから来る文化)とはまるで違う。
日本人にとってはカトリックもプロテスタントも違いが分からないのが一般であろうが、カトリックという物を理解しないと、ここの街の性質はちょっと異質な物に見えるかもしれない。ヨーロッパならまだしも、ここはアメリカだから。
さらにここでは南部文化、クレオール文化、黒人文化などなども加わっているので、かなりユニークな街なわけだ。


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ベネチア、リオデジャネイロなどなど、世界に多くのカーニバルはあるが、ニューオーリンズのマルディグラはやはり同じカトリック文化のカーニバルといえども、それはすごくアメリカ的であり、南部的であり、一度は見てみる物だと思った。

カーニバルは1ヶ月も2ヶ月も続くが、最期の火曜日に近づくに連れて賑やかになっていく。
特に最期の5日間というのは、驚くべき賑やかさだ。

世界中から観光客が集まり、ホテルの値段はその1週間、通常の最低2倍に跳ね上がる。
2倍でも予約が取れればまだラッキーな方だ。


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私にとっては初めてのマルディグラ体験なので、とにかくなるべく多くのパレードを見たいと思った。
パレードの日にちと時間とルートをチェックし、それを追いかける。
最期の5日間は、1日に3つも4つものクルーがパレードするので、非常に忙しい。昼間も夜も。

パレードは、一つのクルーにつき、フロートが10数台から何十台も続く。フロートとは、いわゆる日本の祭りの山車である。
夜のフロートは、ディズニーランドのエレクトリカルパレードもビックリなギンギンきらきらである。
フロートの合間には、地元高校生のマーチングバンド、バトンクラブ、ダンスクラブなどなどが行進する。
自分の娘や息子を応援しに、沿道に集まる家族も大勢だ。


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フロートにはこれまた大勢の人が乗っていて、沿道に居る人々にマルディグラビーズと呼ばれるビーズのネックレスを投げる。
随分昔から、カーニバル期間中にオモチャやビーズを投げる習慣があったらしいが、今はほぼ100%メイドインチャイナのプラスチック製安物ビーズである。
安物ビーズと皆分かっていながら、必死にこれを取る。沢山沢山取る。
大きなバッグや袋を持って来て、山ほど詰めて帰る人も居る。

なんか不思議なものであるが、その場に居ると、キャッチしたくなってくる物なのだ(笑)
もらってどうする、このプラスチックおもちゃ。。。であるのだが、縁起物だと思うと(カトリックともニューオーリンズとも関係のない中国で作られているが)、キャッチするといい気分になるw

パレードの合間にはバイクに乗った人や、歩いて来る人たちが、ビーズを手渡してくれたりもするのだが、そちらの方が私は嬉しい。
私はそれで、プラスチックではないガラスの手作りビーズをもらった。それはすごく可愛くて!
ガラスのビーズは投げて落ちたら割れる(勿体ない)ので、手渡しするのだ。数は少ないのでラッキー!


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パレードを見ている時に、アントニオと言う小学生の少年が話しかけて来た。彼の両親はちょっと離れた所に居る。
アントニオも首に沢山のビーズをぶら下げていた。彼の首に、一つガラスのビーズを発見!
「それいいね~! ガラスだから貴重だよ」と言ったら、彼は首からはずして、「あげる」と言う。
ええ~♪ おとなげも無く、私は欲しかったのだが(笑)、私は自分の首にあった、オモチャのウィスキーボトルがいっぱいついたネックレスをさして「これ欲しい?」と聞くと喜んで頷く。

なんだ、最初からこれが欲しかったんだ(笑) なかなか言えなかったんだねw
私はガラスの小さなビーズの方が嬉しいよ。
よいトレードであった。


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沢山パレードを見ると、どれも同じようなフロートで正直飽きて来るのであるが、最期の火曜日をしめる、最大のクルー、ズールーパレードは見逃せなかった。

他のクルーたちは皆商業地域、高級住宅街を通ってダウンタウンにやってくるのであるが、このクルーのルートは全く違う。
ニューオーリンズ最悪と言われる、犯罪地域である場所を通る。そう、悪名高きプロジェクトの間を。
それだけに、そこの地域の人たちは本当に楽しみにしている。普段は、華やかさや賑やかさから遠いこの地域。
暗い話題しか無い、貧困と犯罪が現実のこの地域。だからこそ、この1年に1度のお祭り騒ぎを楽しみにしている。

フロート車の向こうに見える赤煉瓦の建物が、プロジェクト(貧困層向け公団団地)である。
ええー、おシャレじゃん~!って思えるかもしれないが、確かに他の都市にあるプロジェクトとは比べ物にならないくらい、建築的にはお洒落である。 
大体、ニューオーリンズ全体の建築がお洒落であるので、プロジェクトだからと言って無機質な物を建てるわけにもいかないのであろう。
建物はお洒落であるが、居住している人たちの生活は、シカゴのプロジェクトと変わらない。隣室で殺人。。なんて事は日常茶飯事で、家族が住むユニットの隣は、空き室で人が中に入れないようにブロックしてあったりする。


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最期のズールーを見た後は、さすがに「もうパレードはいいや」という気分になっていた。
飽きる。私の場合、最期の5日は毎日出ていたからかもしれない。もう飽き飽き(笑)
人ごみにも疲れ、ビーズにも疲れ。
そして、沢山の、路上に落とされたビーズのゴミにも疲れ。

近年は、安く中国からビーズが入荷出来るおかげで、大量に投げる習慣があり、路上に落ちても人は拾わない。ゴミと化す。
投げる側もビーズは余ってもしょうがないから、ビニールの袋ごと投げたりする(苦笑)
それが私の目の前にめがけて飛んで来て、キャッチしましたよww 一気に首の周りが重たくなったが。。。。

カーニバルに関しても、カーニバルのゴミに関しても、色んな意味で一度は目に出来てよかったなあ。。。と思うのであった。


個人的には、カーニバルのフロートよりも、合間に入るマーチングバンドが一番好き!
練習を続けて来た、ひたむきな高校生たちがいい。音がいい。やっぱり音楽がいい。
パレードの中で、一番好きな部分。


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