可愛いフォトグラファー

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 08.2010 花&植物
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もう薔薇の季節が終わってしまう。
今年は思う存分撮れなかったなあ。。。と思いつつ、先週末に最後の薔薇を撮りに行く。

撮っていると、「Excuse me...」と声をかけられた。
振り返ると、ヒジャブと呼ばれるムスリム女性の服を着た可愛い女の子が立っている。
顔全体は出ているが、頭を布で覆い、手足も布で隠したスタイル。
年は16、7歳といったところか。
誰かに似てるなー、と思ったら、10代の頃の吉川ひなのにそっくりだ。
色白で大きな目。髪の毛は見えないが、黒髪だと想像がつく。

ムスリム版吉川ひなのは、「カメラの使い方を教えてください」と言う。
キャノンの一眼レフを買ったばかりなのだが、「どうやったらモノクロで撮れるのか?」と。
簡単に設定を教えてあげる。
「説明書は持ってる?」と聞くと、「あったんだけど家に忘れて来ちゃって。。。」
あららら。。。。
説明書無しでいきなり一眼レフは。。。。厳しいよ。。。。

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30分くらいしていたら、また彼女に声をかけられた。
「やっぱりやり方が分からないの。。。」
もう一度説明する。
新品ピカピカの一眼レフを持っている。
「顔が暗く写っちゃうときがあるんだけど、どうすればいいの?」
色々と質問が飛ぶ。
出来る限り教えてあげるが、一度に覚えるのは大変だよね。。。(苦笑)

もう日が陰って来ていたので、薔薇の撮影も時間が限られている。
こういう時は、撮影が気になってこういうおしゃべりもさっさと済ませようと思ってしまうのであるが、彼女の愛らしさが「そんな事どうでもいいじゃないか」という気持ちにさせる。

笑顔のムスリム吉川ひなのは、ネイティブでない英語で(だけど、上手)話し続ける。
そのアクセントがまた可愛らしい。

最後に、「本当に本当にいろいろとどうもありがとう」と満面笑顔で礼を言われ、握手を求められた。
「じゃあ、撮影を楽しんでね!」と一旦別れると、もう一度戻って来て「facebookにアカウント持ってる?」と聞いて来る。
「あるけれど。。。」
「アナタと友達になっていいかしら?」
可愛いなあ。。。。ふふふ。 高校生くらいの娘に(大学生かもしれないが)、「お友達に」なんて言われてしまった(笑)

私の名刺を渡すと、「ありがとう。ありがとう。連絡するからね~」


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我々が話していたら、吉川ひなののお母さんと思われる人が歩いて来た。
「色々ありがとうね。助かるわ」とまた礼を言われた。

「私たちは、家族でシカゴに遊びに来てるの」とお母さん。
シカゴは移民の街なので、ネイティブじゃない英語の人が居ても普通である。
だから彼女たちが「外国人」であるとは別に思わなかった。
ヒジャブを着ているムスリム女性も、日常茶飯事で周囲に居るから。

「どこから来ていると思う?」と吉川ひなの。
「うーん。。。。トルコ?」
「ノー!」
「サウジアラビア?」
「当たりー!!」

サウジアラビアからの家族であった。
いかにも育ちの良さそうなムスリム少女は、いつまでも手を振っていた。
大事そうに新品のカメラを抱えて。
将来、いいフォトグラファーになるかもしれないね。

今年の薔薇は、ヒジャブの美少女との思い出になりそう。
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