最後の桜

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 03.2011 花&植物
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コブシはもう終わりかけ。
一重の桜はもう葉桜になっていた。
八重はまだ咲いている。

青空の日、曇り空の日、とても寒い冬空の日。。。シカゴに合計8本しか無い桜の木だけれど(うちの近辺では)、今年も出来る限り会いに行き、出迎えてくれた花たち。


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アメリカでも結構桜の花は見れるのに、シカゴでは馴染みが無い。知らない人も沢山居る。
この5年間、毎春この桜たちに会いに来た。
5年前はしょぼい木だなー、と思っていた。シカゴみたいに寒い所では桜は育たないとも思っていた。成長も遅いだろうと。
ところが毎年毎年目に見えるように成長しているのだ。枝も沢山つけて、花も沢山つけて、どんどん立派になっていく。


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日本で育った郊外の住宅街は、桜の名所で知られていた。
小学校の前も桜並木。住宅街の街路樹も桜並木。至る所に桜、桜。
桜が当たり前のように身近にあった。だからわざわざ遠出で花見に行った事が無い。
桜の季節は家族で近所巡り。それで十分すぎる花見が出来てしまうのだ。


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引っ越した当初は桜の木もまだ小さくて、ヒョロヒョロしていたらしい。
子供にとっては桜の木の成長なんて分からない。毎年「ああ、桜だねー」なんて楽しみにしていたわけじゃないし、木が大きくなる過程だって注視していなかった。
ただ大人たちが「随分と大きくなったねえ」とか言うものだから、「そうか、大きくなったんだ。。」と思っていた。

今は「10年でかなり大きくなる」というのがすごく分かる。シカゴの桜も5年で見違えるように大きくなった。
枯れて死んじゃうんじゃないかと思うほど細かった幹も、どんどん太くなって来た。
あと5年でかなりの木になると思うのだ。


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住宅街の桜はあっという間にアーチになった。
満開、散り際の頃は見事なもので、頭に皆花びらを乗せながら散歩したものだ。

桜はやっぱり日本の花だと思う。
日本の桜は当たり前のようにあって、毎春当たり前のように咲くが、日本の桜をもう10年くらい見ていない。
「いつかまた見れる」と思うが、桜の季節は短く、その季節に帰国出来るかどうかも分からない。ひょっとしてもう見れなかったりするんじゃないか?なんて思う時もある。

そんな風に毎春シカゴの桜に語りかけるから、余計に儚い花に見えるのかもしれないな。


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今年も、小さな桜の木に幸せな気持ちにさせられた。 桜よ、ありがとう~♪


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