Thanksgiving Dinner

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 26.2011 「ブラック・カルチャー観察日記」出版・執筆日記
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昨日はサンクスギビングデー

全米の家族がそれぞれにファミリディナーをする日。七面鳥を囲んで。

別名「ターキーデー」。
多民族国家アメリカでは、七面鳥だけ共通で、残りの料理はエスニックによってバラバラだ。
「七面鳥」ってところだけが「アメリカ人」としての共通項で、「アメリカ人だけど民族は違うよ」っていう彼らの主張を象徴するようなディナーである。

夫ファミリーのディナーには、当然黒人的なディッシュが並ぶ。
そんなブラックなファミリーディナーを、「ブラック・カルチャー観察日記 黒人と家族になってわかったこと」(高山マミ著)出版記念に、ちょこっと紹介しよう。
(※ディナーにはソウルフードでない物も沢山並びます。ここでは主にソウルフードを紹介します)

サンクスギビングディナーは毎年、親戚30~40名集まる。
今年は、ちゃんと数えていないけれど、やはり35名くらい集まったんじゃないかな。
親戚はほとんどシカゴ周辺に住んでいるが、アトランタやDCやオハイオからも駆けつける。
このホリデーは家族で大賑わい。これは、どこの家庭でも。

我がファミリーのサンクスギビングディナーは、毎年義理両親の家で開催される。
買い物や準備は一週間前から始められる。
何十年もやり慣れた彼らにとっては、段取りも手慣れたものだ。

料理はほとんど義理ママがするが、なぜかターキーを切り分けるのだけは義理パパがやる。
皆が集まって、食前の祈り(グレース)をする直前に、ターキーをテーブルの上に用意する(あまり早く切ってしまうと、冷えるから)。

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義理ママの「そろそろターキー切って!」のかけ声で、キッチンに呼び出されせっせと切り分ける義理パパ。
七面鳥は大きいので、切り分けるだけでも結構な時間がかかる。


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切り分けられたターキーは、こんな風に取りやすいように細かくなってテーブルに。

ターキーの奥にある紫色のソースがクランベリーソース。
これを付けて食べるのが一般。


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まだ食事が始まる前にテーブルに用意されている毒々しい赤い物体は。。。。。ずばりクールエイド。
最もブラック的なドリンクだ。

このクールエイドについては、「ブラック・カルチャー観察日記」に詳しく書いてあるので、興味のある方は是非。

色が赤いからって、子供用に用意した飲み物ではない。「大人」が飲むのである。


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夫ファミリーはメンバー数が多いので、食卓の上にディッシュが乗り切らない。
だから、いつもビュッフェスタイルだ。
食前の祈りの後は、皆が皿を持ってビュフェテーブルに並ぶ。
この人数いると、いくら「ファミリーディナー」とは言え、パンダエキスプレス(全米にあるチャイニーズフードのフランチャイズ店)に並んでいるような気分になる。


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手前にあるのはキャンディヤム。 スイートポテトをバターと砂糖とシナモンで味付けしてオーブンで焼いたもの。


料理はあっという間に減っていく。
ファミリーメンバーは、というかアメリカ人全体は、いくつになっても「成長期」だからだ。
食べて食べて食べまくって、どんどん大きくなっていく。



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これはマック&チーズ。
特に「人気商品」なので、義理ママはこれを3つ作っていた。
無くなったら次が出て来る。

夫の大好物だが、私はどこが美味しいのか分からない一品。


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今年はカラードグリーンの「グリーンズ」ではなくて、キャベツだった。
この「グリーンズ」も、ソウルフードにはずせない一品(詳しくは本に載っています)。

キャベツと一緒に煮込まれている「ダシ」は、ソウルフードならではのハムホック(写真のキャペツの中の黒い物体)。


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インゲン豆もハムホックと一緒に。
このダシで煮込まれる野菜は、やはり本当のソウルフードの味に。 美味しい。


こんな感じのディナーを、デザートまで含めて1日中食べる。
ターキー食べて、自分たちが太ったターキーみたいになる日でもある。


なんだかんだと、お騒がしい(これだけ人数いるのだし、夫ファミリーはちょっと「おかしい」のが多いし、賑やかにならないはずがない)ファミリーディナー。

出版された「ブラック・カルチャー日記」を義理両親にプレゼントしたら、皆で取りあって見ていた。
「私の写真が載っていないじゃないの」だの、「載って日本のセレブリティになりたかったのに」だの、「表紙にどーんと載りたかった」だの、おばさん連中はうるさい。
「早く英訳してアメリカでも売ってくれ」だの、無理な注文も好き放題だ。

それでも皆、私の出版をとても喜んでくれて、なんだか出版祝いディナーみたいな感じにもなってしまった。
彼らのことがたんまり書いてあることは、あまり言ってないんだけれど(笑)

今年も元気いっぱいのサンクスギビングでした。




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