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新橋 インドネシアラヤ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 29.2010 東京・懐かしの店
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かつて、インドネシア料理といえば、新橋のインドネシアラヤだった。

タイやベトナムなどのエスニック料理店が、日本に上陸する何十年も前から、ずっとそこに存在していた。

初めてそこを訪れた時は、まだ私もアジアの国々に足を踏み入れる前。
あの店の、エキゾチックな雰囲気と変った料理にワクワクしたものだ。
ニョキニョキと雨後のタケノコのように、エスニック料理店が東京中を席巻し始めた後も、インドネシアラヤは老舗の威厳を保っていたように思う。

インドネシアは、バリ島に数回と、ジャカルタに1回しか行った事が無いが、インドネシア国内であんなにエキゾチックな店に出会ったことも無い(笑)
まず入り口からして、いきなりお面が飾ってあってある。
赤い門をくぐる時に、なんだか神聖な気持ちな心構えになるのだ。

店内も「これでもか」というほどインドネシア各地からの工芸品で飾られている。
料理も楽しいが、ディスプレイも楽しい。

ジャカルタを訪れた時、駐在員で当時住んでいた同級生に、インドネシア宮廷料理の店に連れて行ってもらった。
その店は料理の内容といい、量といい、次から次に運んでくれる民族衣装に身を包んだ数多くのウェイトレスの綺麗さといい、申し分がなかった。
外国人しか来ないようなその店でさえ、白いテーブルクロスでスッキリした飾り付け。
インドネシアラヤのエキゾチックさは無かった。

アメリカの日本料理の店に行くと、入り口から提灯や障子で出迎えられたりする。
着物やハッピが壁にかけられていたり、招き猫がテーブルの横に居たり。
妙に「日本」を全面に出した演出なのであるが、そんな店に日本ではお目にかかった事がない。
インドネシアラヤもきっと、インドネシア人が来たらビックリするような店だったに違いない。

冬に日本に帰国した時に、「インドネシアラヤはもう無い」ことを知った。
ちょうど1年前に閉店していた。
日本最古のインドネシア料理店は、なんと50年の歴史に幕を閉じていたのである。

私も、ついつい近場のエスニック料理の店に行くようになり、インドネシアラヤには随分と行っていなかったのであるが、無くなると寂しいものがある。

特に久しぶりに帰国すると(6年近くぶりであった)、街を歩いて「ああ、この店まだあったんだ」という「安心感」みたいなものがすごく嬉しくなる。
久しぶりの東京だけど、まだ変っていない所があるぞ。。。相変わらずだな。。。。みたいな。
「ここに昔は、★★があったんだよね。。。」という話ばかりじゃ、すごく寂しい。

「老舗」インドネシアラヤの閉店のニュースは、時代の移り変わりを感じさせた。

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