東京慕情・立石

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 13.2012 東京散策
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東京散策日記、今日は立石編。

立石? それどこ? 
東京に住んでいても、そんな人多いと思う。そう、「地名を聞いたこともない」とい人。


私も近年までそうだった。
だがふとしたことで立石のことを知り、行きたいと思うように。

新年早々青山にある中華レストランに行ってそこのご主人と話す機会が。
「東京はどこ?日本橋出身? そんな人にオレの出身地なんて恥ずかしくて言えなくなっちまうなあ」と切り出したご主人は、葛飾のご出身だった。

葛飾と聞いて「私、立石に今回行く予定なんですよ」と行ったら、待ってました!とばかりに「立石!!」と叫ばれた。
地元の近くだそうで、その日は立石の話で盛り上がったのだった。
そんなご主人が、青山の一等地と呼ばれる所に店を出して今は生活しているのも不思議なのではあるが。



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京成線、なんとも言えないのどかな沿線。
荒川超えて、さらに東京の東のはずれへ。
そしてやってきました、立石。

呑んべ横町の看板。
ここは戦後闇市の雰囲気満載。


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お世話になっているとある編集者(女性)は、かなりお酒が好きで、こういう所によく飲みに来るらしい。
まだ若いのだけれど、オッサン率の高い飲み屋がどうも好きなのだ。
休日には場末の酒場に。。。。と繰り出していたようだが、1月に会った時にどうもお疲れ気味でちょっと痩せていたので心配した。
私との仕事もさらに忙しくさせ痩せさせてしまっている原因なのであるが、「忙し過ぎて最近飲みに行くヒマがない」らしいから、アルコールを体内に入れていないことも一因のようだ。



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バラック酒場地帯。昼間でもワクワク。
「ここは夜飲みに来るところだー!」とかって、飲み助の編集者には言われそうだが。

連なるレトロ看板。
天井のトタン波板から漏れる光。
この日は東京に珍しく雪が降った翌日。。。ということもあり、雪解けの水がトタン板から漏れてきてピチャピチャと水音が響いていた。


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飲屋街を後にして、商店街へ。

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その名も立石仲見世商店街。

戦後の闇市から発祥した商店街だそうで。
葛飾の昭和の記録。

100mほどの通りの両脇に、八百屋、総菜屋から洋品屋まで密集。



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私と同じようにカメラを首から下げたお兄ちゃんが一人。
立石ではそんな人、他に見ないので「おや?」とちょっと親近感。
彼はかばんのポケットに、旺文社の「葛飾区」という地図を入れていた。
渋いっ! 彼はなかなかの散策人だぞ?と思っていたら、八百屋のおばさんに「これは何て読むんですか?」と看板を指差してたどたどしい日本語で聞いている。

ん? どうやら日本人じゃないようで。漢字は読めるようだから、中国人か台湾人かな。
「なか。。。み。。。??」
「なかみせよ」と八百屋のおばさん。
「戦後からの古い商店街でねえ。。。。」と、忙しいのに手を止めて話し始めるおばさん。
若い男の子には、目尻を下げて親切に話しかける。イタリアのおばさんみたいだなあ。。。。と微笑ましくなって二人の様子をしばらく観察。
なんだか長いこと二人でしばらく話してましたよ。
私も外国の僻地をこんな旅してるので、彼みたいな人を日本の立石!みたいな所で見ると「おー、仲間仲間!」と思って嬉しくなる。
そしてローカルの人とのコミュニケーション。これが一番、旅には大切。

ローカルおじさんは女性の旅人に親切。ローカルおばさんは男性の旅人に親切。
よく分かってるねー、兄ちゃん!
楽しんでくれ! 葛飾マップを持って。


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立石でかなりディープさに酔ったのだが、私はさらにこの後ディープな場所に足を伸ばしたのであった。
それはまた今度、別の日記にて。



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