ローカルブランド

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 17.2010 カフェタイム
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アメリカに居てもしばらくillyやLAVAZZAのコーヒーを中心に好んでいたけれど、今世紀に入って新たにお気に入りのコーヒーに出会った。

シカゴに本拠地を置く、Intelligentsiaである。
最初は、この名前のつく近所のカフェに何気なく入った。
コーヒーがすこぶる美味しいのと、いかにも教育されたバリスタが居るのと、雰囲気がいいのとですぐさま気に入って、通うようになった。
この会社のコーヒー豆も店頭で販売していて、なんと市内にロースティングの工場と倉庫があるのも知った。
バリバリのローカルな会社なのであった。

まだ15年くらいの、若い会社らしい。
シカゴ市内に直営のカフェを3店舗持っているが、どこも場所に合わせて個性があってとてもいい。
急成長の会社らしくどんどん店舗も増えて行くのかと思ったら、3店舗以上広げていない所もいい。
例のコーヒーチェーン店のような展開にしてしまうと、質が落ちるのをよく心得ている。

その代わり、シカゴ中のインデペンデントなカフェに、豆を売り込んでいる。
これが大成功で、またたくまにシカゴのカフェというカフェは、このIntelligentsiaの豆を好んで使うようになった。
おかげで、美味しいコーヒーがどこでも飲めるようになったのだ。

しかし、コーヒー豆がいいからどこでも同じように美味しい訳ではない。
しっかりと研修を受けたバリスタのコーヒーを飲むのなら、やはりIntelligentsiaの直営カフェにいかないといけない。
ここのバリスタたちは、本当に違う。
イタリアのBARのバリスタたちにも全然ひけをとらない。
アメリカのカフェでもここまで出来るんだ!という最高の例である。

実際に、このIntelligentsiaのバリスタたちは、世界のバリスタの賞なんかも受賞している人が多いらしい。
一つだけ気になるのは、最近やたらとここのバリスタたちが、気取っている所。
いかにも「他のカフェには無い、美味しいコーヒー作ってます」という態度がプンプンする人が居る。
カフェ競争の時代、差別化をはかるのには、こうしないといけないんだろうけれど。
バリスタたちがカッコいいのはいいんだけれど、もうちょっと「さりげなく」美味しいコーヒーを作ってくれる姿勢になってくれないかな。
その点は、やっぱりイタリアとかの、バリスタの歴史の長い、余裕のある連中には叶わない気がする。

シカゴのカフェでは、Intelligentsiaのシェア率が高くなってしまったが、もう一つお気に入りの美味しいコーヒーがある。
それはMetropolis Coffee
Intelligentsiaがここまで大きくなる前は、この会社がシカゴでは「顔」だった。
近年、シェアではIntelligentsiaに負けているが、ここのコーヒーもすごくいい。
直営カフェが1件シカゴにある。

この2つのコーヒー豆は、シカゴのWhole Foodsではどこでも売られるようになった。
イタリアのillyと並んで。
昔はilly缶に手が出ていたけれど、やっぱりローカルブランドを大切にしなきゃ、ということで近年はIntelligentsiaとMetropolisを買っている。
ローカルブランドのサポート目的だけでなく、本当に美味しいからなんだけど。

「シカゴのお土産は何がいい?」と時々聞かれるが、コーヒーが好きなら私はこの2つをお勧めする。
シカゴローカルのブランドだし、Whole Foodsというスーパーに行けば手に入りやすいし。
日本に上陸することもしばらくは無さそうだし。
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