Beale Street

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 06.2013 Memphis
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メンフィスのビールストリート
かつてはユダヤ系やイタリア系移民の店が連なる商店街だったが、1900年初頭には黒人経営の店やクラブがほとんどになり、ブルースの歴史に大きく関わる。
ブルース界のキングB.B.キングは、ミシシッピからメンフィスに来て有名になった。
彼の名前はBeale street Blues Boy、略して「Blues Boy」から付けられたもの。




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一時さびれた時代もあったものの、現在は復活して観光客の集まる賑やかな通りとなっている。
歓楽街といっても決していかがわしくはなく、ストリップバーがあるわけでもない。クラブとレストランメインなので、夜でも子連れで歩く家族も多い。

ビールストリートは滞在中、昼も夜も、晴れの日も寒い雨の日も歩いた。
昔の写真と見比べると、通りの一部分だけ100年以上前からの建物が残っている。かつての様子を想像しながら歩くのは楽しい。



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メンフィスやビールストリートを歌った歌は数多い。
マーク・コーンの"Walking in Memphis"は、メンフィスを整地として訪れる音楽ファンの旅人の気持ちを代表しているだろう。

Put on my blue suede shoes
And I boarded the plane
Touched down in the land of the Delta Blues
In the middle of the pouring rain
W.C. Handy, won't you look down over me
Yeah I got a first class ticket
But I'm as blue as a boy can be

Then I'm walking in Memphis
Walking with my feet ten feet off of Beale
Walking in Memphis
But do I really feel the way I feel


私は飛行機じゃなくて車でシカゴから来たので、いきなり「デルタブルースの地に降り立った」という感覚はなかったが、雨の降るメンフィスを歩いた時にはこの歌がリフレイン。




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ビールストリートの西にはエルヴィスの銅像、東にはW.C.ハンディの銅像。
この街はブルースの街であり、ロックンロール生誕の土地でもあり。
そして通りを行き交う人々のカーボーイハット&カーボーイブーツからもわかるように、カントリーミュージックが底にある。
南部黒人教会のゴスペル、ブルース、白人のカントリー、そしてロックンロール。色んな音が合わさる街。




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ビールストリートは夜だけが賑やかなのではなく(週末の夜は特に賑わうが)、昼間から音楽が聞こえる。
こちらでジャニス・ジョプリンが聞こえたかと思うと(パワフルな黒人女性が歌っていた)、向いのパティオではデルタブルース。
この通りのクラブは観光客向けなので好き嫌いはあると思うが、ミュージシャンたちはカントリーからロカビリーまでこなせる人たちが多いようだ。
メンフィスにはカントリーファン、ブルースファン、ロックンロールファンまで集まるわけで、一つのクラブにいろんな客がいるわけだ。




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地元メンフィス出身のミュージシャン(白人男性)に会ったが、彼は年間300日以上ビールストリートのクラブで演奏しているとか。クラブはあちこちかけもち。基本はカントリーロックだけれど、エルヴィスからB.B.キングまでこなすと言っていた。

とある黒人ミュージシャン(おじさん)は、エルヴィスのナンバーをブルースで歌っていたけれど、同じ曲とは思えないほどのブルースっぷりだった。




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窓の中をのぞくツーリスト家族。 なんだか可愛い。
「どんな店??」ってついついのぞいちゃいますよね。




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グレイスランドのエルヴィスのカーコレクションもすごかったけれど、こんな車が本当に走っているなんてゴージャスだ。
車はやっぱり、博物館に展示されるより車道を走っていないと。走ってこそ美しい。
フォードというのだけ見えたが、なんの車か分からない。。。。


ところで、メンフィスはビールストリート周辺であろうが、一度も駐車場に車を入れずに済んだ。いわば路駐が可能。中心からワンブロック離れただけで少しさびれるので、夜に女性が一人でちょっと離れた脇道に路駐して歩くのは勧められないけれど。
再開発の進むメンフィスのダウンタウン周辺であるが、いつまで路駐天国は続くのだろうか?




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