霧の日の桜

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 02.2013 花&植物
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コブシ、モクレンが終わりになると、すぐに桜が開いた。

シカゴに桜があるのか?と聞かれれば、分かりやすい答は「NO」だろう。
街にいくらもあるわけではない。公園にもないし、庭木にもしない。
寒くて育たない。。。のが普通。




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ところが7〜8年前、シカゴの再開発された公園に、突如数本植えられた。
シカゴに桜を植えようと思った公園プランナーはチャレンジャー。

最初はしょぼしょぼの苗木で、強風の中、枝も折れそうに立っていた。
春にやっと咲かせる花は可愛かったけれど、しょぼい枝だから数もそれなりだった。

それでもシカゴで唯一のソメイヨシノなので、毎年楽しみに会いに行った。




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まだまだか細い幹&か細い枝の桜だけれど、毎年確実に大きくなっているのでビックリする。
何よりも、途中で「やっぱり育たなかったね」と判断されて切られてしまうと思っていたので、ここまで頑張ったことに驚く。
シカゴで他に例がないから、ここで試しに植えられたのだろうけれど、シカゴに突然やってきた桜ちゃん、それなりにちゃんと成長しているのだ。




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日本には桜の木は沢山あったから、毎年毎年同じ木の下に行って何時間も時間を過ごすことなんてあり得なかった。あそこにもここにもと、立派な桜があったから。

シカゴには選択肢がないだけに、毎年同じ木の下にやってくる。
それだけに、随分親しくなったような気がする。




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この日は霧。
霧が来ると曇ったり。去ると青空が出たり。





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「これ、桜よね?」とシカゴに観光に来ている女性に聞かれた。
ワシントンD.C.に住んでいるとかで、「シカゴでまさか桜を見られるとは思っていなかったわ」と。
D.C.ではもう見頃は終わったそうだ。

「私は八重が好きなの。シングル(一重)よりゴージャス」と、彼女。
シカゴの人で桜の話を出来る人はいないので、さすがD.C.の人だと思った。
シカゴの人は桜を見たことがない人が普通。桜の季節に、タイミングよく桜のある土地に旅行に出かけるのもなかなか。。。だしね。




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桜の花を見たことなくても、このピンクに誘われて、花の好きな人は木の下までやってくる。
そして見上げてため息。
「なんなんだろう?この花は?」と思いながら、iPhoneで写真を撮って行く(笑)。

桜の木の下(一番いい場所!)で、昼寝をしているお兄ちゃんもいた。




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シカゴに数本しかない桜の木だけれど、人々を惹き付ける力はすごい。

その数本の桜の木だが、今年は公園工事で立ち入り禁止のテープが貼られ、さらに桜への接近にリミットが!!
元々貴重な桜なのに。。。。今年はさらに貴重と感じた桜とのデートだった。




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