マニング兄弟

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 16.2013 人いろいろ/人間
manning1.jpeg




NFL(アメフト)にマニング兄弟と呼ばれるすごい兄弟プレイヤーがいるのだが、一般に日本人には知られていないと思うので簡単に説明を。
wikiに詳しいのでこちらをご参照。兄はデンバー・ブロンコスのペイトン・マニング、弟はニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニング
2人とも、同じポジションのクオーターバック(QB)。QBは攻撃の軸であり、花形。チームの司令塔として、戦術眼、判断力が必要とされる重要なポジション。
兄弟そろってQBになるのも稀ですごいことだが、実は彼らの父親であるアーチー・マニングも、NFLで活躍した素晴らしいQBだった。

親子そろって3人が、アメリカの花形スポーツ、フットボールの世界でプロになり、しかも花形ポジションのQB。それだけでなく、兄のペイトンはおそらく史上ベストのQBなのだ。あまりにすごい兄を持つと、弟は影に隠れてしまうのがオチであるが、イーライは兄と違った意味ですごい。ニューヨーク・ジャイアンツというチームは、野球で言えばヤンキースと同じで、常にメディアに晒される。このチームに置かれる状況と、「ペイトンの弟」というプレッシャーは、本来の自分の仕事やポジションの上に重くのしかかるはず。
だがイーライはいい意味で気にしないというか、翻弄されない。末っ子の図太さなのか、それがサラブレッドというものなのか。
だけど、人柄とか全ての意味において、やはり兄のペイトンには敵わない。ペイトンのように華のある選手はなかなか出てこないだろうなあ。

昨日は兄弟対決の試合。ジャイアンツ対ブロンコス。
観客席には息子たちを見守る両親の姿も恒例。

この両親(特にお父さん)を見るとき、いつも思う。
このお父さん、アーチーは、全米の息子を持つ「お父さん」から羨望の眼差しで見つめられているんだろうなあ、と。
アーチーは絵に描いたような幸せな父親に映るわけだ。
アーチー自身、野球チームからスカウトが来ていたほど野球にも長けた人で陸上競技にも秀でていたが、結局はフットボーラーを選択するという、すばぬけた運動神経と体格の持ち主だった。
息子たちを授かり、2人とも父親より大きくなり(アーチーも大きい)、身体能力も丈夫な体のDNAもしっかり受け継がせた。
ここまでは、分かる。あるていどDNAでなんとかなる。だが2人の息子を自分と同じプロの選手にするのは、しかも優秀な選手にするのは、簡単なことではない。

身体能力、個性、視野の広さ、人望、人気、華やかさ、そして賢さがあってこそスターになれる。
自分がスターになるのも誇りを持てることだろうが、自分の息子がスターになるのを観客席から見守るのもさぞかし気持ちがいいだろう。しかも2人も。
どんな子供に育っても、自分の子供のことを誇らしいと親は思いたい。が、このアーチーお父さんの立場には、なりたくてもなれない。他にこういう例は見たことがない。

素晴らしい選手だった親を持ったならば、その子供は特権を与えられているのだからいい選手になれるのか?と言ったら「決してそうではない」というのが統計からいく答だろう。
世の中のさまざまなスポーツの世界で花形プレイヤーは山ほどいるが、親を超えて華のある選手になる2世スターってほとんどいない。
このマニング親子って、日本でいうと例えが見つからないのだが、あえて例えると。。。。うーん。。。やっぱり日本の花形スポーツって野球だから。。。 落合選手に息子がいたとして、その2人の息子がイチローと松井みたいなものだ。大げさな例えではない。一体どういう親子(兄弟)なんだよ??。。と全国民が羨望の眼差して見つめたくなる家族なわけだ。

中国人は「自分の子供たちは自分よりも金持ちになるように」育てるが、アーチー父は、自分の息子たちを自分よりも成功した選手に育てた。
選手としても上だが、商業的にも。ペイトンもイーライも、彼ら以上の次世代を生み出したら、こりゃまた恐ろしい。
アーチーおじいちゃんの孫への指導は、もう始まっているのだろうか? 孫へは甘やかすからダメかなあ(笑)





料理ブログ「アメリカ・無国籍食堂」も更新しております。どうぞよろしく♪
最近のメニューは、海老のタマリンドソース炒めポーチドペアなどなど。



『黒人コミュニティ、「被差別と憎悪と依存」の現在』高山マミ著
亜紀書房より去年発売されました。
Amazon
ビーケーワン
丸善&ジュンク堂
楽天ブックス
セブンネットショッピング



『ブラック・カルチャー観察日記』高山マミ著 
全国の書店で好評発売中!!
Amazon
スポンサーサイト