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過剰包装のいい点

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 16.2013 思うこと/考えること
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日本は何でも過剰包装で、以前よりは簡易になったとはいえ、まだまだアメリカに比べれば過剰に映る。
包む文化が昔からあるとか、物の取り扱い(気持ち)が違うとか、サービスや消費者の満足度とか、文化の違いの背景には色々ある。

文庫本一冊一冊に、「カバーおかけしますか?」なんて聞いてくれる国は日本くらいなもんだ。カバーをかけてくれた上で輪ゴムでまとめて、そして袋だもんね。日本人は手先が器用なので、カバーをかけてくれる作業も手早くて、何もしてくれないアメリカのキャッシャーより、過剰包装でも客さばきは速いのだから驚く。

服を買うと、かつては薄紙に包み、そして小さな紙袋に入れ、そして大きなひもつきのデパート袋に入れてくれた。中身よりもかさが大きい。ショッピングに行って帰って来ると、部屋の中が紙袋だらけになったものだ。

アメリカと日本の包装の一番の違いはお菓子類だ。
大袋にバサッと隙間無しで入っているアメリカのチップスなどのスナック類。
それに比べて日本のおせんべいやおかき類の上品なこと。袋の中に、プラスチックの受け皿がある(おせんべいが動いて割れないように)。そして、一枚一枚包んだパッケージ。おかきになると、いく粒かだけセットされて小袋に入っている。そして、小袋一つ一つに乾燥剤!(芸が細かいww)。
チョコレート、キャンディ。。。全てにおいてこの違いは言える。

日本の過剰包装の無駄には常々口を叩いて来た私だが、日本人がアメリカ人みたいに大食いしない、すなわち太らない原因の一つには、過剰包装のおかげもあると思っている。
人間というのは「頭で食べる」生き物なので、小腹が空いたら「リンゴ一つ」とか、テレビを観ながら家族で「スナック袋一つ」空けるとか、数でお腹いっぱいになったり制限しようとしたりする。
日本のおかき類はすぐに手で触れられる存在ではなく、袋を開けたら小袋をまた開けなくてはいけない。そんでもって少量しか入っていないものだから、結構丁寧に食べる。
お腹が空いている時は一つで済むわけもなく、バリバリと次々小袋を開けるのだが、テーブルの上に散らばるパッケージのゴミ類はすさまじいものだ。
量にしたら大した量は食べていないはずなのだが、包み紙や乾燥剤やプラスチック皿の山に「こんなに食べちゃったんだー」と思う。過剰包装によるゴミを見ると、お腹いっぱいになるのだ。いや、本当はまだ食べられるのだけれど、「これ以上食べたら夕飯が入らなくなる」とか脳にブレーキがかかって手が止まる。
過剰包装によるパッケージの一つ一つを開けながら、その音を聞きながら、日本人はお腹だけでなくて感覚で食べる量を自然に制限していると思う。ゴミの山を見なければ、「こんなに食べちゃったんだ」という感覚は鈍り、どんどん食べてしまうのだろう。それがアメリカ人なのだ。

日本人の食生活&食文化とか、ダイエット文化(美意識の違い)とか、さまざまな原因によって日本人はアメリカ人のような肥満にはならない。色んな理由があるのだけれど、この日本の過剰包装文化も肥満防止の役割を担っているのだ。もちろん、肥満防止のために作られた過剰包装文化ではないけれど。

地球には優しくない過剰包装だが、日本人の健康は守ってくれている。
過剰包装がなくなり、スナックの容量が2〜3倍になって値段も味も変わらなければ、日本人はそれをそのまま食べ続けるだろう。「3倍になったから、この1/3の量で止めておこう」とはならないのだ、人間は。

日本はお惣菜でも牛乳でもジュースでも、なんでも小型パッケージでアメリカの大型パッケージと値段が変わらない。
食品の値段の高さも肥満につながらない理由の一つ。
お惣菜も中身よりプラケースの方がでかいとか、過剰包装文化の疑問はいろいろあれど、過剰包装によって品ものが大きく見え、かさばることによって買いすぎず、食べ過ぎない習慣につながっているのだ。

そんなわけで最近私は肯定的にとらえている日本の食品に対する過剰包装。
だからといって、アメリカの食品に過剰包装文化を持ち込めば肥満は減るか?といえば、背景の文化が違うので単純にはそうはいかないだろう。
過剰包装にすると商品は売れなくなる。アメリカ人は不器用で面倒くさがりなので、小さな小袋に入ったものをちまちま開けて食べるのを好まない。
あくまで、日本人には効果的な文化であるといえよう。




料理ブログ「アメリカ・無国籍食堂」も更新しております。どうぞよろしく♪
最近のメニューは、シンガポールヌードルパンプキンチャイラテリンゴとラズベリーのパイデザートなどなど。



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