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ハロウィーンあれこれ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 01.2013 思うこと/考えること
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子供(と一部の大人)にとっては単なる楽しいイベント(と化している)ハロウィーンなんだけれど、今年のハロウィーンで気になる話題をいくつか。

先週末、シカゴ郊外の町で、ハロウィーンパーティに参加していた15歳の男の子が銃に撃たれて死んだ。
何十人ものティーンエイジャーを含む100人以上が参加していたパーティだったらしいけれど、事件から3日経つのに容疑者も捕まっていないし銃撃の原因も分かっていない。
高校生がパーティで銃弾に撃たれ死亡したことは、当日だけシカゴのローカルニュースでちらっと報道されるが、別に大きな事件として扱われない。こういうのが日常茶飯事。

これが小学生だったらもうちょっと大きく扱われるのだろう。
だけどティーンエイジャー? 別に珍しくないし。 。。。。そういった感じだ。悲しいけれどそれが事実なわけで。
被害者が20歳以上だったらニュースにもならなかったかもしれない。30歳以上だったら、世間の関心も集まらないし、ニュースネタには絶対ならない。

シカゴでは、毎日どこかで銃で命を落としている人たちがいる。
月別統計で死者数と地域は警察が発表するからネットで調べると「あら、こんなに被害者が」と驚くんだけど、いちいちニュースにならないわけ。

シカゴだけじゃないんだけれど、どこかがおかしいアメリカ銃社会。
簡単に銃規制が出来ない状況も分からなくはないのだけれど、歯がゆい問題である。


それからもう一つ。
ハロウィーンパーティで歌手兼女優のジュリアン・ハフが、彼女の好きなテレビドラマの黒人キャラクターに変装して顔の色を濃いファンデーションで塗って参加したため、「人種差別にあたる」とされて大騒ぎに。彼女は「そういうつもりは全くなかった」と謝罪するはめに。

あのさー。一体いつの時代に戻ってるのよ、と言いたい。
白人が黒人を差別的な意味でモノマネし、笑いをとっていたミンストレルショーの時代じゃないんだから。
彼女は純粋に自分が好きなキャラクターに扮したわけで。バカにした意味合いも読み取れないし、ましてや彼女が人種差別者だとはどんなに意地悪く受け取ろうと思っても無理だろう。
いちいちこんなことに目くじら立てていると、黒人社会は向上するどころか後退するぞ。

他人種がステレオタイプ的なアジア人(つり目にメガネ、みたいな)を演じてもなにも言われない。だが、ステレオタイプ的な黒人を演じると、世間(黒人社会)はうるさい。いや、もうほとんどの黒人たちはそれを笑って見過ごせるほど余裕があるのかもしれないが、一部の人たちと保守的なNAACPが神経尖らせて見張っている。
絵本や小説やアニメの黒人像を、唇が厚いと文句を言い、目が飛び出ていると「ステレオタイプ」だといちゃもんをつける。白人的な顔をしている黒人なら「差別じゃない」とされるわけ。なんかおかしくないか?
挿絵が原因で絶版になった「ハックルベリー」に出て来る黒人像、そっくりな人が私の知人にいるんですけど。全然カリカチュアされていないし、普通によくいる黒人像だぞ?

目が大きいとか細いとか、お尻が丸いとか平たいとか、髪がストレートだとかカーリーだとか、肌が黒いだとか白いだとか、全部個性なわけで、否定や肯定で片付ける問題ではない。
つり目&メガネで描かれる典型的なアジア人像を見ると、「こんな顔した人ばっかりじゃないけどなあ」」とアジア人である私は思うけれど、実際にそういう顔をした人もいるのも事実だ。欧米人から見ると、目の大きいアジア人や背の高いアジア人は典型的ではなく、「つり目でメガネ」という方がやはり「新鮮」で「違って」見えるわけだ。「我々はこんな顔してないぞ」とこっちが言ったって、相手が我々をどう見ているのかは向こうの自由だ。相手が何を見てどう感じてどういう所を面白いと見るか(人間は、自分と違っているところに「面白い」と感じる)は相手の領域なのだ。
それが差別意識や優越感から発せられた偏見なら問題があるが、今の時代、ほとんどの場合においてそうではない。「からかい」は愛情表現の一つだし、親近感から発せられるものだ。

どこをどうやって捩って考えたら、ジュリアンが「差別意識」で顔の色を黒く塗ったという発想が沸いて来るんだろうか?
そう受け取る方が、よほど捩じれているのである。




料理ブログ「アメリカ・無国籍食堂」も更新しております。どうぞよろしく♪
最近のメニューは、リンゴとパンプキンのパンプキン器入りスープなどなど。




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