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ゲイマリッジ(同性婚)

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 06.2013 日々あれこれ
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秋もたけなわ。
週末が紅葉のピークだった。今年は撮影よりもドライブで紅葉を楽しんだけれど、いやー、目の保養。美しゅうございました。


今日のシカゴのビッグニュースは、なんといってもイリノイ州で同性結婚が認められたこと!
後は州知事のサインが必要なだけで、彼は「サインする」と公言しているので今年中には正式に決まるんじゃないかな。

アメリカでは、同性結婚問題に真剣に取り組むようになって、ここ10年で劇的な変化だ。
既に14の州で合法化していたが、これでイリノイ州含めて15州になった。

アメリカは50州あるので、まだまだ3分の1にも満たない。
だけれど、今後増えて行くのは時間の問題。どんな保守層も、認めざるを得なくなっていくに違いない。

どの時代にも、時代と共に変わらないといけないことが沢山ある。
当然と「認められていなかった」ことが、当然と「認められるべき」に変わる。
世界中で女性に参政権がなかった時代、「そんなもんだ」と世間は受け入れていた。
女性に参政権が認められて、それが「当たり前」のように育つと、「なかった」時代の方が信じられない。
いまさら、「女性から参政権を奪うべき」などと真剣に思う先進国の人間はいないだろう(いたら問題だ)。

アメリカの公民権運動も、今から思えば、何をそんなに抵抗(公民権運動に反対)することがあるんだろう?というくらい、現在では誰も疑問に思わず普通に行なわれていることばかりだ。
黒人と白人が同じレストランに入るとか、同じカウンターに並んで座るとか、同じ学校に通うとか、結婚するとか、日常生活のこまごまとした「今では当然」の光景までが禁止されていたわけだ。
保守反対派は、一体なにを恐れていたんだろう?一体なにが受け入れがたかったんだろう?
平等が当然になって久しくなると、そうでなかった時代が異常に見える。そんなもんだ。

そしてゲイ問題。
人種差別問題がはるかに改善された後に、残っていたのが同性愛者の公民権。
差別を味わい、被差別側の辛さを知っているはずの黒人たちが、特にゲイを毛嫌いしたりする。同性愛者は、一番辛酸を味わっているマイノリティだ。

だけど、同性愛者たちへの意識も、随分と変わりつつある。これも時代。
女性に参政権がなかった時代に、「そんなもんだ」と思っている一般女性たちの目を覚まさせた活動家たち。
社会の奴隷である黒人たちが、「そんなもんだ」と諦めているときに、希望を与えて目を覚まさせた活動家たち。
一部の活動家たちの思想だけなら社会は変わらないが、一般市民の意識が変わって来ているからこそ時代は変わる。

同性愛者たちに関しては、医療研究の発達の貢献も大きい。
精神病と同じように、昔は理解されずに「狐憑き」だの「悪魔が取り憑いた」だので隔離されていた人たちに、ちゃんとした病名がつけば世間からの偏見は薄れサポートされるようになる。
同性愛者も長い間、単なる性的嗜好が倒錯した人たちとして疎まれて来た。
同性結婚は、同性愛者たちだけでなく、トランスジェンダーたちにとっても明るいニュース。こればかりは医学の進歩に拍手。

先日、シカゴでゲイカップルがタクシーでキスをしたら「ゲイならオレの車から降りてくれ」と無理矢理途中で降ろされたというニュースが流された。キスは夫婦や親子がするような、”グッバイキス”だったという。
いまだにシカゴでこんなことが起きるんだなあ、と思って残念だったが、今や疎まれて軽蔑されるのは、そんな理由で途中で客を降ろしたタクシー運転手の方だ。これは大きな人権問題。
現在タクシー会社は、その運転手を探索中。

かつてのNBAスター、マジック・ジョンソンの息子がゲイだと公表し、続いてマイケル・ジョーダンの娘もレズビアンだとカミングアウト。
彼らが活躍していた90年代には考えられなかったこと。たった20年前なんだけど。
黒人選手はマッチョであり、ゲイはタブー。本人でなくて家族がゲイでも、選手人気に影響でるのでひた隠しにしたであろう。
だが今は、「息子が(言えなくて)辛い時期を乗り越えてカミングアウトしました」「世界中の皆さんからの理解、サポート、ありがたいです」って、元スターがテレビで話す時代。

時代は変わる。
同性結婚できる州も増えていくことを願う。

ところで日本もね、同性愛者が「養子縁組」で難を乗り切る手段じゃなくて、堂々と婚姻届出せるようになるといいんですけどね。
10年以上前のことだけど、日本のとある事務所でなんの話題か忘れたがゲイの話が出て来たとき、そこの若い男性スタッフ(20代前半)が「ボク、ゲイってダメなんです〜!やめてください〜そういう話題は〜。。。気持ち悪いっすよ〜」と叫んだ。彼のその言葉が、そう言ってしまえる状況が、それを笑いの種として受け入れているその事務所の雰囲気が、全てがカルチャーショックだったのでよく覚えている。
時代と共に、正しい情報などで見識が変わるべき(変わって当然のもの)が、変わらないどころか偏見と悪意で私より若い世代に停滞しているのを見ると悲しくなる。
クリスピークリームとかコールドストーンクリーマリーとかカロリー過多の不健康なアメリカンフード(アメリカの「よくない」面)を追いかけるくらいなら、アメリカの「よい面」(そういう問題を日常的に考えることを含め)を追いかけてほしい。




料理ブログ「アメリカ・無国籍食堂」も更新しております。どうぞよろしく♪
最近のメニューは、チョコレート詰め洋梨のオーブン焼きローストパプリカのブルスケッタカルボナーラなどなど。




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