読書感想文(1)

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 19.2013 日々あれこれ
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ブログなどで、本の感想を読後すぐに短くまとめて書ける人がいるが、感心してしまう。
映画も同じ。観賞後すぐに感想を発表できる人。

私の場合、本も映画も、感動したものほど短くまとめて書けない。
映画の場合は好き過ぎて、ストーリーもそうだが映像のあれこれ、隅々に、役者の演技や表情あれこれに、風景や小物の隅々に、感動することや心打たれることがいっぱいありすぎて、とてもブログにまとめて書けないわけだ。だからほとんど書いていないけれど。
本の場合も、感動した作品に出会うと数日は頭の中がそれでグルグルになり、感動が多いほど言葉にしにくい。
いや、言葉にできるのだが(そこに感動を分かち合える相手がいれば話せるわけだ)、とてもブログで書ききれる量ではない、ということ。だから書かないんだが(笑)。

映画も本も、2時間なり1冊なりの中には大変な情報量が詰まっている。
本筋だけの感想に絞れば「レビュー」程度にまとめられるが、本筋じゃない細かい点に気づかされることが多かったりするものだから、やはり感想文をまとめるのは大変なのだ。

私も2冊本を出しているが、読んでくださった人々の感想を読んですごく面白かった。
さらりと綴ったけれど、とても自分にとっては大事なことで、「ここが言いたいところ!(二重線)」という言葉にしっかり反応してくれている感想には「やった!」と思う。また、自分では期待も予想もしていなかった部分に関心され「あそこが面白かった」「考えさせられる」なんて言ってもらうと、人の感想ほど奥深いものはない、と思う。
だから「感想文」って意義があり面白いのだ。書き手の予期せぬ人がその本を取り、書き手の予期せぬ反応が起こる。その反応から、書き手はまた考えさせられる。

なんでこんなことを書いているかと言うと、先日日本にいる友人が2冊の本を送ってくれた。
一冊は「安井かずみがいた時代」(島崎今日子著)。
もう一冊は「純情ババアになりました」(加賀まりこ著)。

私は安井かずみなど知らないし(名前くらいは見たことある、程度)、加賀まりこも歌番組の司会をやっていた時の姿くらいしか知らない(女優としての彼女は知らないのだ)。
彼(送ってくれた友人)とは長い付き合いで色んなおしゃべりをしてきたが、今まで会話の中で安井かずみが出てきたことも加賀まりこについても話したことは一度もない。
どうしてこの2冊が一緒なのかというと、彼いわく、安井かずみと加賀まりこは親友だったそうな。だから合わせて読むと面白いそうだ。読む順番。。。「「安井かずみ。。。」の方を先に」というアドバイスまでも。

彼は大変な読書家で、日常的に都内の大手書店に足を運び、面白そうな新刊などが出るとパッパと買ってすぐに読む人である。家にある本が多過ぎて(ハードカバーを買い過ぎ)、床が傾いて来た、なんて言っていた。
彼はどんなジャンルの本にも手をかけ、「面白かったよ」と言ってはときどき送ってくれるのだ。
安井かずみの本も、加賀まりこの本も、彼が送ってくれなければ絶対に縁のなかった本だということは間違いない。自分の手では取っていなかったであろう。だからこそ、ありがたい。
知らない時代や知らない人を知ることだけでも意義があるが、縁のないものだと思っていたものからも、考えさせられたり、大いに賛同することは多いのである。

友人の彼は私よりかなり年上なので、それこそ「安井かずみがいた時代」も知っているし、若い頃の加賀まりこも知っている。
だから、彼の感じたことと私の感じたことはかなり隔たりがあると思う。
それも知った上でだろうが、「私の感想を楽しみにしている」と言われた。
最初に話した通り、短い感想文は書けないので、彼に感想文をメールで送るより、ブログに書こうと思ったわけだ。ブログで書いても長くなりそうなので(笑)、何度かに分けて。
しかし、「感想文」ではなく、「読んで改めて考えたこと」に近くなるかもしれない。


〜続く〜




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