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番外編:ジュリー

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 21.2013 日々あれこれ
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昨日までいくつか書いた読書感想文の余談。番外編。

安井かずみの本に、何度もジュリーこと沢田研二の名前が出て来る。「その時代」を象徴するかのような人なわけだ。
歌謡曲に疎い私でも、さすがにジュリーの歌声は知っている。ただ、彼の歌をよく耳にするようになったのは、作詞が阿久悠になってから。
安井かずみが作詞した「危険な二人」を歌っているジュリーは知らない。知らないけれど、歌は知っている。

この歌にまつわる話も面白かった。
当時、安井かずみは沢田研二に惚れていたらしい。アイドルでありスターであった沢田研二は、そりゃあオーラがあっただろう。
「欲しいものは何でも手に入れる」「恋人でもなんでも」と豪語していた安井かずみだけれど、沢田研二はどうにもならなかったらしい。喉から手が出るほど欲しかっただろうけど。
で、叶わぬ恋の相手に歌わせた曲が、「危険な二人」だったというのだ。年上の女性(安井かずみ)と年下のかわいい男(沢田研二)との夢の関係を、「年上の人、美しすぎる〜」とかって愛しい君に歌わせちゃうんだから、売れっ子作詞家というのはすごいもんだ。すごい贅沢。
「年上の人〜♥」と歌っていた沢田研二は、その2年後に、7年交際していた年上の伊東エミと結婚しちゃうんだから、ありゃりゃ、という感じであっただろう。「え?私じゃないの?」みたいな。
「欲しいものは何でも」という安井かずみさんだし、芸能界の男と女だし、恋人にならなくてもそういう関係はあったのかもしれない。好きな人にはアタックしまくる彼女だったらしいから。大御所作詞家にせまられて、ノーと言えないだろう、ジュリーだって。
真相はジュリー本人しか今となっては分からないが、沢田研二にはインタビューできなかったようだからそれもナゾのまま。
この本を書くにあたって、かなりの人にインタビュー打診したらしいが、もちろん断られた人も多い。沢田研二だってリストに入っていたはずだ。だけど、よりよく知っている人こそ、あまり言えないよね。

安井かずみが熱を上げていた、という沢田研二。確かにカッコよくて艶っぽくて魅力的。カサブランカダンディなんてカッコよかった。
が、私の目が体格のよいアメリカサイズに慣れてしまったせいか、若い頃のジュリーを見ると「華奢っ!!」としか思えない。細〜いだけでなく、小さっ!

今のジャニーズを見ても、日本の男性アイドルって女性的な人が多い。沢田研二の時代から、アイドルの姿って変わっていないんだな。
男臭いヤツよりも、お肌の綺麗な色っぽい子が好まれる。日本の不思議な文化。
私は個人的に、吉川晃司みたいな人が好きなんだけど、ああいう松田優作の路線っぽい男臭い男って、主流にはならないんだな、日本の芸能界では。
吉川晃司を見たときは、あれこそ色っぽい男だと思った。体格がよくて手足が長くて肌も健康的。「スポーツジムで一生懸命鍛えました」って体じゃなくて、スポーツで自然とついた美しい筋肉。大きな手に長い指。男の手は、マイク持つだけでなく、バスケットボール片手で軽くつかめるくらい大きくあってほしい。
「ジュリーの手が美しい」って有名だったらしいが、すごく女性的な手なのである。間接がないというか、つるっとした白い手。今、体が横に大きくなられてしまったためか(笑)、その美しい手がすごく小さく見える。
手の美しさからいったら、吉川晃司ですよ。彼が今後横に大きくなられたとしても、彼の手が小さく見えることはないと思う。

日本の男性のスタンダードは松田優作とか吉川晃司ではないことは承知だ。体格的に。
「自称」で「身長172cm」という人たちの身長が、ほとんどの場合168cmくらいなのも事実。芸能界だけでなく(芸能界はもっと鯖読み)一般社会での話。なんで「170cm」とウソをつかずに、さらにプラス2cmするのかという細かい芸も、鯖読みがバレてマイナス2cmされたとしても、自分が「170cm」ということにギリギリなれるからだ。そういう身長コンプレックスの日本人男性は沢山見て来たので、彼らの痛ましい努力(誤摩化し?)も分かる。
そういう人たちのプライドを傷つけないように、私がヒールを履いたときに目線が同じになってしまったとしても、一緒に写真を撮る時はひざを分からない程度に曲げて私の方が小さく見えるようにしたりと、私もそれなりに気を使ったりしたことあるから(笑)。本人は気づいていないだろうけどさー、女性だって影で優しいんだぞ(笑)。

どう見ても165cmしかない沢田研二が、公表172cmくらいにしていたからこういうことを書くのだけれど、身長なんてそんなに大事じゃないよ、と日本人男性に言いたいのだ。そりゃー、高身長の方が服も似合うし頼りがいがありそうに見えるしカッコいい。
で、低身長の日本人男性がおかす間違いとは、「これで太ったら余計に背が低く見える」ということで、かなり体重しぼっちゃうこと。それが「沢田研二化」なのだ。それじゃ、単なる華奢になってしまいますから。
そのフェミ男(古いっ!)ってのが、日本に帰ると目につくわけだ。成田の空港降りた瞬間から、日本人男性を見て「薄っ!」と思う。背が低いことよりも、胸板や肩の薄さに目が行く。
身長が低くても、ある程度筋肉つけて胸や肩を厚くした方が、体格は大きく見えるしカッコいいと思うのだ。日本の若くて細い男性、肩のラインが女性なの。

ところで沢田研二さん。知らぬ間に白髪のおじいさんになられていた。
元から「太りやすい体質」だったらしいから、アイドル時代はかなり節食してあの体型を維持していたのだろう。スターって大変。
だとしたら、お太りになられた自然体の今って、すごく楽で幸せだろうな。
アイドルだスターだと祭り上げて「沢田研二」を作り出していたのも周囲の人間たち。本人はサービス精神旺盛なショーマンであっても、そんなにストイックな人じゃなかったのだろうし。柔らかい京都弁を話し、志村けんと一緒にコントするジュリーの記憶も強く、かなり三枚目の印象がある。

吉田拓郎が安井かずみと一緒に仕事をしたとき、歌っているときに注文をつけられ、「あなたはライオンなんだからもっと雄々しく」「もっとセクシーに」とか彼女に言われたらしい。「オレをジュリーと勘違いしていたんじゃないか」と回想していて爆笑。それも迷惑な話だよねえ(笑)。
ジュリーじゃないとできないことってあるからねえ。

一冊の本のおかげで、昔のジュリーの画像(プラス現在の画像)まで検索して改めて見たからね(笑)。
読書は楽し。
吉川晃司もいいおじさんになられました。知らないうちに。でもやっぱりカッコいい(しつこい)。

終わり。



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