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二足のわらじアスリート

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 10.2014 日々あれこれ
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アメリカはフットボールのプレイオフシーズン中。寒い季節に熱気を運んでくれるのがこのスポーツでもある。
そんな中、今週の月曜日はカレッジフットボールの決勝試合だった。我が夫はカレッジはほとんどフォローしないのに、決勝戦だけは毎年観る。

今年の決勝戦はすごくて、私もついつい目が離せなかった。
フロリダ州立大対アラバマ週のオーバーン大。
フロリダ州立大はなんと、無敗で決勝にのぞんでいるナンバー1の大学。そのナンバー1が前半大差で負けていたのに、後半の追い上げ。だがオーバーン大もタッチダウンですぐに追い返す。残り時間数分の間で、どれだけドラマがあったことか。決してあきらめない両者。最後は僅差でフロリダ州立大の勝ち。
プロチームだって、ここまで見せる試合はそうそうない。おそらく、今シーズン一番のアメフト試合だったと思う(NFL、ごめんなさい)。

優勝したフロリダ大のQB(クウォーターバック)は、1年生のジェームズ・ウィンストン。(彼の名前、「Jameis」と「余計」な「i」が入っているので、日本語では「ジェイミス」と書かれているが、普通に「James」の発音です。拙書「ブラック・カルチャー観察日記」にも記したけれど、黒人ママは子供の名前をつけるときに、わざとそういう綴りにするだけ。遊びというかリズム。ありきたりの名前こそ、変わった綴りにする)。
1年生で司令塔のQBってのもすごいが、1年生でチームを無敗で決勝まで持って来るっていうのの並みじゃない。地元では当然優勝を期待されている大学だけに、プレッシャーはハンパでないはず。前半あれだけ負けているのに、落ち着いて確実にチームメイトに指令を出す彼の姿が映し出されていたが、とんでもないオーラであった。

彼は12月にハイズマントロフィーを受賞したばかり。ハイズマンは大抵4年生が受賞するのだが、19歳で最年少の受賞。
しかも、この決勝で優勝した1月6日は、彼の20歳の誕生日だとういから、なんという星の下に生まれてきた人だろう。

1年生で、花形QBで、大学最高名誉のハイズマン選手で、無敗で優勝。
滅多にいない素晴らしいフットボール選手であるが、これで驚くことなかれ。
なんと彼は、優れた野球選手でもあるのだ。

どれだけ「優れている」かというと、2012年にはテキサス・レンジャーズからドラフト指名をいただいたくらい。
野球では外野手と救援投手(リリーフピッチャー)らしい。
大学で複数のスポーツをする選手というのはアメリカでは珍しくはないのだが、どちらとも並外れて優れている、という選手はあまりいない。
高校生でレンジャーズからドラフト指名を受けるというのは、どれだけ野球で優れた選手かを物語る。

だけど彼はレンジャーズと契約せず、大学進学を決める。
フットボールの奨学金だと思うけれど(これだけすごい選手だとねー)、そこで即QBのポジションでハイズマン取って、大学を優勝に導いたのだから、アスリートとしてはこの大学進学は正しい選択だっただろう。

さて、気になる彼の今後。
確実にNFL(アメフト)への道は開かれている。
しかし一方、メジャーリーグだって彼をあきらめてはいないだろう。
野球を選ぶのか、フットボールを選ぶのか。
「お金」を考えるなら、野球の方がハンパ無く大きい。そして選手生命も長い。

大学では、夏に野球をやり、冬にフットボールをするという生活ができる。
プロでそれをやった人(ボー・ジャクソン)もいるが、別のスポーツで怪我をしてほしくないので、契約は難しくなるだろう。
でも彼なら、どちらでもすごい成績残せる選手なんじゃないかと思う。見てみたい気も。

恵まれた体。すごい肩を持っているんだな。
久々にスポーツ天才というのを見た気がする。一体、どういう子供時代だったんだろう?いや、これからまだまだ成長期なのである。恐ろしい。

彼は既にスキャンダルも経験済み。
「1年前に彼から暴行を受けた」という女性が、なんとハイズマン投票の直前に現れたのだ。
これで結構彼の名誉は傷つけられ、投票棄権する人も。
しかし、当時その女性は泥酔していて記憶があやふやらしい。彼の顔をテレビで見て思い出したのだとか。
結局女性は起訴を取り消したのだけれど、この突然の取り消しも胡散臭い。お金だよね。。。やっぱり、みたいな。
確実に金銭が裏で動いているよ。。。みたいな。
それだけジェイムズは、将来金を生み出すアスリートなわけで。大学か、どこのチームか(しかもどのスポーツ?)知らないけれど、うまくお金で片付けてくれたのだろう。その出来事が真実であろうが、虚偽であろうがどちらにしても。「つべこべ言うなよ」みたいな(フットボールタウンというのは恐ろしいのだ)。

その事件が事実かどうかは分からないが、スキャンダルはスキャンダル。ヒーローにとっては不名誉なこと。
しかし、やっぱりこの人は図太いのだと思った。
プレッシャーに強い、というのは、言い換えれば図太い神経。一流アスリートにとっては、なくてはならない神経。
いい意味で「感じない」神経。そういうのがピンチでは必要であり。野球では救援投手だというが、ピンチにこそ彼は活躍できる選手なのだろう。

ちなみに彼は、グッドルッキングというほとではないが、キュートである。
背の高さはもちろんだが、笑顔がキュートだ。今後もモテまくる人生であろうが、女性関係には十分気をつけてほしい。お金目当てで寄って来る女性はうんと増えるはずだから。だから若いうちにスキャンダル経験積んでおくといいのかな(笑)。
美しい歯並びにステキな笑顔。
アメリカ人(白人)は歯列矯正で完璧な歯並びの人が多いけれど、あらゆるスポーツにおいて黒人選手に限って言うと歯列矯正は一般ではない。NBA(バスケ)にはゲットー出身者も多いし、奨学金でスポーツ進学した選手たちだって家庭が裕福なわけではない。黒人で歯列矯正まで経済力が回る家庭で育った人たちは、白人に比べるとずっと少ないのだ。
だけど、大学スポーツとかプロとかオリンピアンとか、そのレベルになると優秀なアスリートたちって皆すこぶる歯並びがいい。
思うに、秀でたアスリートって、元の骨格がすごくいいのだろう。体や肩や腕や足だけでなく、アゴや歯並びも含め、標本のようにいいから健康であり、動きがよく、よい筋肉もつき、活躍できるのだ。
ジェームズの頑丈そうな歯を見て、こういう人は歯列矯正なんて必要ないくらい、完璧、に少しの乱れもなく歯がはえ揃うタイプの人なんだろうと思った。たまにいるんだよね、こういうタイプは周囲にも。親知らずも上下4本全部しっかりと、完璧に真っすぐ生えてくるようなタイプ(笑)。
ハリウッドの矯正美や、ホワイトニングでの異常に白い歯と比べ、彼の歯並びは野生・自然美なのであった。

そういえばうちの母も、すこぶる歯並びがよくて真っ白なタイプ。親知らずはさすがに斜めに生えて来て抜歯したみたいだけど。よく歯医者に「若い頃矯正しましたか?」と聞かれるらしい。時代的に、歯列矯正なんてしているわけない。
そんな母も、生まれつきのスポーツウーマンなのである。スポーツは何でもこなすというか、なんでも覚えが早い。40歳半ばまで風邪をひいたことがない人でもある。やっぱり歯並びと健康&運動能力は密接に関係あるような気がする。

。。。。。というブログを書いた数時間後、起訴を取り下げた女性が再度ウィンストンを訴えることにしたらしい。
もし事件が真実ならば、彼が婦女暴行犯ならば、彼の今後の人生は晴天どころではない。ハイズマン剥奪は確実になるし、プロとしての活躍もどうなることやら。
彼は2015年のNFLドラフトでナンバー1の争奪戦になると予想されている。
彼くらいのレベルだと、数億ドルが動く。それだけに、この事件の真相は一人のアスリート人生だけでなく、アメリカのスポーツ界を揺るがすことになるだろう。
彼が実際に加害者だとして、なのに被害者を説き伏せて事件をもみ消そうとする社会があるなら、そういう街もとりまきもスポーツ界もおかしい。
一方彼は無実だとして、金なる木を罠にかけて金に群がろうとする人間たちがいるとしたら、それもおかしい。
いずれにせよ、クリアにしないといけない問題。
偉大なアスリートの将来、どうなることやら。




料理ブログ「アメリカ・無国籍食堂」も更新しております。どうぞよろしく♪
最近のメニューは、コリアンダーチキンなどなど。



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