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チマヨ (New Mexico)

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 03.2014 Santa Fe, New Mexico
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El Santuario de Chimayo

サンタフェから約30マイルのところに、チマヨという小さな村がある。片道40分弱のドライブ。
ハイウェイから下りると風景のよい細い田舎道をクネクネ。こんな田舎の村にあの有名な教会があるの??といった風情。

有名な教会といっても一般には知られていないのかもしれないけれど、カトリック界ではちょっと知られた場所。
ヨーロッパをはじめカトリックの地には「奇跡」の場所がいくつかあるのだけれど、このチマヨもあのルルドの水と同じような奇跡が。
サントワリオ・デ・チマヨと呼ばれる、アドービで作られた小さな小さな教会。
この教会には「奇跡の砂」が湧き出ることで有名で、毎年イースターの週末には、世界各国から数万人に及ぶ巡礼者が集まるとか。この小さな村に数万人って。。。。

教会内は撮影禁止なので写真はありませんが、湧き出るという「砂場」が中にある。
体の悪い所に塗ると治癒すると言われているため、ご利益で使わなくなった松葉杖とかが沢山飾られている。


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わたくし、カトリックファミリーで育った者として申し訳ないのですが、あまりこういう「奇跡」には興味がなくて(冷静です。苦笑)
ただね、「信じる者は救われる」と言われる通り、信じる力が病気や怪我を直すのだと思う。水とか砂の力ではなく、信じる心。それは、持たない者より持った者が強いと思う。私は弱いです。認めます。

ここの砂ではないけれど、かつて教会でお世話になっていたシスターがルルドの水をお土産にくださったことがあった。
マリア様型のプラスチックの器に入った水なのだけれど、一応「飲める」らしい。「水も腐る」だろうと、我が家はしばらく器ごと冷蔵庫に入れていた。
その器の中の水が毎日少しずつ減っていってので「ん?」と思っていたら、当時幼稚園生の弟が毎日少しずつ飲んでいたのだ! 数ヶ月も経っている古い水だぞ、それ。でもお腹とか全然壊してなかったね。
その弟になにかご利益があったか? 水のおかげかすくすく大きく成長し、病気をしない体にはなったけどね(それでもご立派)。


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奇跡は信じられなくとも、この教会の聖堂に入った瞬間にもっのすごい「気」を感じたのは確か。
素朴な教会の中は、木枠の額の素朴な絵画があって、土の匂いがする。
あの時に感じた「なにか」は、イタリアのいくつかの教会でも感じたことがあるものに似ているのだけれど(感じない場所では全く感じない)、このチマヨの教会のは強烈で。一体なんだったんでしょう。
私は視覚の記憶がとても強く残る人間なのだけれど、体で感じたあの「気」は、間違いなくもっと強く記憶に残るもの。


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エネルギーを吸い取られたような感じで教会を出てお隣のお土産屋さんに行った。
ベネディクト会とかアッシジのフランチェスコ会とかのロザリオが売られている。店の男性が説明してくれるんだけれど、頭がまだボーッとしていて。
「あの教会は一体なんなの? あの感じたものは一体なんなの? カトリック教会で育ったし、世界の何百ものカトリック教会に入って来たけれど、あんな場所は初めてよ」と店の男性に吐き出した(商品の説明も頭に入らなかったもので)。
「ここに来た人たち、みんなそう言うんですよ。カトリック信者がもちろん多いけれど、この教会はなにかが違う」って。
「説明なんてできないよ。説明は必要ないし。感じることが答え」
そんなことを男性は言ってましたね。


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疲れたんで(笑)、朝食さっき食べたばかりだというのに教会近くのカフェで一休み。



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カフェのお兄さんはアーティストで、彫刻も絵も描くらしい。
店内は彼のアートでいっぱい。
美味しいエスプレッソ入れてくれました。


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店先にはアンティークカーのオブジェ(?)
1963年のフォード・ファルコン。いい色。ターコイズブルー。


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静かで神聖な場所から次に行ったのは、チマヨから13マイル西のPuye Cliff Dwellings(プエ・クリフ 洞穴の家)。
サンタ・クララ・プエブロにある、プエブロの廃墟。



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12世紀から16世紀まで約1500人のプエブロ・インディアンたちが居住していたのだけれど、干ばつのためにリオ・グランデの方に移住していったとか。


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中腹にある沢山の洞窟。
洞窟の天井がとても低いのだけれど、ここのプエブロ・インディアンたちは体が小さい(身長が低い)のだとか。
体が小さいため寿命も短く、今でも長生きで65歳くらいだと。
寿命が短い原因は放射能ともガイドは話していた。癌がとても多いらしい。
ニューメキシコは核廃棄物の貯蔵庫があり、保管されている廃棄物から放射能が周囲の土地に漏れ放題なんですね。
世界初の核実験を行なったところもここ、ニューメキシコ州。
アメリカの負の遺産。


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こんなゴツゴツした急な岩場を登って行きます。
説明してくれていたガイドの女性の写真を撮り忘れた。面白い人だったんだけど。
なんせ、この日ものすごく暑くて。
午後の太陽直射の中で説明聞いている間、正直なんどかクラクラ来ました。勝手に洞穴の中に入って涼みたかったくらい。


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岩の頂上。
「夏の家」の遺跡。 夏はいくぶん涼しいてっぺんに家を建てたらしい。
確かに確かに。本当に頂上は風が吹いて気持ちよかった。中腹と全然違うのよ。


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帰りはハシゴで降りたりと、高所恐怖症の方にはちょっとおすすめ出来ない所。
ガイドもツアーの前に、「この中に高所恐怖症の人はいませんよね?」と何度も念を押していたっけ。

この遺跡は、あと何百年くらいこのまま風化せずに残るのだろうか?

またもやジーンズやブーツが砂埃まみれ。拭いてもはたいても砂まみれ。
ニューメキシコ、どれだけ乾いてるねん。
このジーンズ洗濯機で回したら、すっごい砂の色が出るんだろうな。。。。と思いつつ、旅行中はそのジーンズを翌日も翌々日も穿き続けましたとさ(笑)



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砂まみれの後はシャワーを浴びて、夕食。
今日も飽きずにタコス。
サンタフェのダウンタウンにある、Blue Corn Cafeという店。
名前の通り、タコスはブルーコーンのハードシェルのトルティーヤ。

本当のメキシコ料理(例えばシカゴのほとんど)のタコスはハードシェルは使わない(邪道と言われる)。
だけどここは西。ここはニューメキシコ。
メキシコ料理から派生したテックス・メックス料理とか、サウスウェスト料理のタコスは、堂々とハードシェルを使う。ここまで普通にハードが出て来るか、というほどビックリする。
これはこれで、たまにはいいんだけれど、個人的にはトラディショナルな柔らかいトルティーヤのタコスが好きであります。

〜続く〜



料理ブログ「アメリカ・多国籍食堂」もどうぞよろしく♪



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