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ジョージア・オキーフ/Eros

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 07.2014 Santa Fe, New Mexico
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San Francisco de Asis Mission Church

これを見て、遺跡?工場裏?美術館? と思う人も多いはず。


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不可思議な建物ですが、一目でパッと分かった人はかなりのジョージア・オキーフファン。

タオスにある、San Francisco de Asis Mission Church。アッシジのサンフランシスコ教会の裏側。
女流画家オキーフが、何度もモチーフにした素材。


o0291023010198139697.jpgオキーフの油絵


small_image.jpgオキーフの油絵

写真家アンセル・アダムスも、この教会の裏を撮ってますね。

私が訪れたのは雨上がりの朝。
教会のヘリにハトがいっぱいとまっていた。


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これが教会の表。
窓もドアもない不思議な裏側の方が、世界的に有名な「顔」になってしまった。


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ジョージア・オキーフは中西部ウィスコンシン生まれ。
シカゴ美術館の付属大学で学んだことから、シカゴにも縁がある。シカゴ美術館にも彼女の大きな雲の作品あり。
98歳まで長生きしたオキーフが人生最後の40年間(!)を過ごしたのが、ニューメキシコ州。砂漠の光景に恋をしちゃったわけです。


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彼女はキャンバスいっぱいに描いた花や動物(牛、羊、エルク。。。)の頭蓋骨、ゴーストランチの乾いた光景などの絵で有名。
彼女の夫アルフレッド・スティーグリッツは写真家で、若いまだ無名のオキーフのヌード写真作品で一躍有名に。その写真の知名度のおかげで、オキーフが自分の絵で有名になったときもセンセーショナルに扱われた。



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オキーフの描く花や果物が、女性器や乳房を彷彿させてエロティックだと。
オキーフは「花は花。果物は果物。私はそれを描いている」と言っているが、鑑賞する側がなにを感じるかは自由。
私もオキーフの花はかなりエロくて美しいと思う。ずばりそのものでしょう、とも思う。


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私が撮影したバラの作品を、「マミちゃんが撮るバラはエロいんだよね」と言った女友達がいる。
そう言われて見ると「エロいかも」と思った(笑)

撮っているときは、目の前のバラを美しく撮ることしか考えていない。どうやってこの美しいものの美をさらに引き出すか。どうやったらもっと美しく見えるのか。
一番美しい姿を、私だけが見たい(エゴです)。このバラをどうやって愛そうか、と考えながら、愛して愛して見つめる。そして気持ちが通じて相手(被写体)に私も愛された時に、いい作品ができる。(あまり愛されないで終わる場合もある。笑)
その「最高」の瞬間が来た時は、オーガズムみたいなもの。
私のバラ見て「エロい」と思った友人は、官能的な人なんだと思う。作り手は、無意識だから。
無意識という感覚にこそ、創造の豊かな泉がある。意識している時は、エロスに近づきはするけれど、本物からはほど遠いフェイクなのよ。
無意識を身につけることは、意識することより高等な技能。

オキーフが「花は花」と心から言い切ってあのエロティックさが表れているのなら、やはり彼女は本物。



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オキーフの作品一連。観る人が観ればエロスだろうが、感じない人にはただの静物。
人それぞれでよし。
作品は、作り手の手を離れた瞬間から他人の物になる。


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オキーフの作品は、いい意味ですごく女性的。
女性の体のように全部柔らかい。
女性からの見解ですが、彼女は生涯愛され続けた人なんだなあ、と思う。とても美しく魅力的な人なので当然なのだけれど、他人から肉体的にも精神的にも愛されて、彼女は自分自身もきちんと愛せた人だろうと。
女性は愛されてなんぼです。愛されて、美や感覚に磨きがかかる。
彼女の作品から感じます。自己陶酔とは違う、自己愛。



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タオス周辺の道路脇に突然現れたティーピー。
テント屋さんでした。

この日の朝はどんよりとした曇り空。今日のシカゴも朝から一日こんな感じ。
週末冬時間に変わり、どんどんこれから日が短くなっていく。空の暗い日も多くなる。

「空の色が黒くなってくるとさ、なんだかシロは悲しい気持ちになるの。
どして?
死んじゃうこととかいっぱい考えるからかな?」
(by シロ 「鉄コン筋クリート」)

エロスについて書いていたら、同時進行で死を考えざるを得ません。
エロスとタナトス(死)の密接なつながり。
次回もジョージア・オキーフ話題ですが、死について。

〜続く〜


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