天才スピヴェット

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 11.2014 映画&ドラマよもやま話
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今日本で話題になっているようですね、映画「天才スピヴェット」。
英語タイトルは「The Young and Prodigious T.S. Spivet」ととても長く、しかも去年封切された映画。
ご存知「アメリ」の監督作品ということで、アメリが大ヒットした日本では扱われ方がやはりアメリカとは違うようで。

フランスの監督さんだけれど、「天才スピヴェット」は英語のしかもアメリカでのお話。なのにアメリカではそれほど話題にならなかったという。。。。うーん、一般アメリカ人の好みって、やっぱり日本のそれやヨーロッパのそれとはだいぶ違うのよね。

私は3Dではなく2Dで観たのだけれど(是非3Dでも観てみたい)十分楽しめる。
美しい映像に酔うのはもちろんのこと。
西のモンタナの田舎から東のワシントンDCまでの少年のロードムービーは、アメリカの風景の移り変わりをフランス人のセンスでしっかりと美しく撮りあげてくれている。
映像のどこに重きを置くかって、それはいくらアメリカ人の小説が元になっているとはいえ、フランス人の目線や趣向がしっかり出ていて。
アメリカにいるアメリカ人は気付かない、だけどアメリカ人ではない外国人なら気付くアメリカの特徴や美しさ。それがふんだんに表現されていて「うんうん、「アメリカ」ってこういうところよ」って頷いてしまうシーンの連続。
言い換えれば、「アメリカ」を撮るなら「これ!」っといったアイテムの連続なのである。

モンタナの自然。「アメリカならではの」ファームハウス。
カウボーイハットにカウボーイブーツ。動物の剥製。
錆びたトラクター。納屋にある子供のおもちゃのカート(スピヴェットがトランクを運ぶのに使う弟のもの)。
とうもろこし。キャンピングカー。テーブルの上のケチャップとマスタードのセット。ホットドッグスタンドの夜の明かり。..etc.
これら全て、私の大好きな「アメリカ的」アイテムなので、本当に心から嬉しいシーンなのである。

。。。で、これをアメリカ人が観てどう思うかというと、きっと「ありふれた表現方法」ではあるけれど「うるさくない程度」の頻度で出てくるのでうんざりはしないだろう。
ここら辺のアメリカンアイテム、外国人が描く日本描写の芸者、着物、神社、寿司、満員電車。。。。。みたいなものなのだけどね。

嬉しいのは、列車がシカゴに到着して近所の風景が映り出されたこと。
煙突のある味のある工場とか、鉄骨の橋とか、なんでもないのだけれど私が好んでよく撮っている近くの風景。
こんな映画に使われるなんて、すっごく光栄ですよ。
「シカゴ」といって、ランドマーク的な建築物を出さないところが素敵です。

このスピヴェット役の男の子、可愛いです。
ふと、小さい時のマッコーリー・カルキンがやってもはまっただろうなあ、と思った。マッコーリー顏が懐かしくもあります(今何処、涙)。




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