Happy New Year! / 私の帽子

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 11.2015 雪・冬景色
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謹賀新年!
。。というにはちょっと日にちが経ってしまい、通常の日々に戻ってしまった頃合でございますが、皆様いかがおすごしでしょうか。


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今冬のシカゴはとても暖かく、年末までついに雪が積もることもなく、クリスマスもニューイヤーズイブも全く冬らしくなかったのですが、年が明けていきなり来た寒波。
寒波と雪が交互にやってくるこの1週間。
これは1月6日。湖岸の気温はマイナス10℃くらいでしたでしょうか。それでも前日や翌日に比べるととても暖かかったのです。

とはいえ、すっかり暖冬に甘やかされた私の体。
寒かったっす。ほっぺが、手が。顔に貼り付けられるホカロンというのが開発されたら、ワタクシ真っ先に購入しようと思います。日本から仕入れます。

それから毎冬言っていますが、指の一本一本に貼るミニホカロンというのが欲しいです。バンドエイドタイプの。
フォトグラファー、手のひらをどんなに暖めても、シャッター押す指が命。
途中から全く指先の感覚は失せ、2重の分厚い手袋をしながらシャッターを押してもうまくボタンが探せない。イライラ。でも手袋外したら凍えちゃう。。。。の葛藤葛藤。
レンズの交換?もうかなり気合入れます。シカゴの容赦ない湖岸寒風の中、えいやっと!
そんな中、一度雪の中にレンズキャップ落としたこともありましたっけ(涙)。



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マイナス10℃だろうが15℃だろうが、必ずいるジョガーたち。
信じられないよなー。

向こうも思ってると思います。吹雪く中、カメラ持って凍える湖岸歩いている私を見て、「走れば暖かくなるけどさー、彼女じっと止まって撮ってるよー。信じられないよなー。」
お互い様です。



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最近よく物を失くします。
勝手に物が失くなっているような気もするんですが、やっぱり私が落としているのでしょう。
立て続けに帽子2つ(結構気に入ってました)。そういえばドライバーズライセンスも空港のトイレに落としたっけ(親切な人が見つけてくれたけど)。
気をつけたいのだけど、物に執着がないので直らないような気もします(ダメじゃん!)

「物落とし」に関して私が尊敬するマイフレンドは、なんと落としたことすらも忘れているという人物。
落とした事象さえも忘れれば、「あれ、失くなっちゃった〜」ってことにはならないわけですね。
そこまでいけば大物です。



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自分の失くした帽子を思って、西条八十の有名な詩を思い出しました。
以下全文。

「ぼくの帽子」 西条八十

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。
そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
けれど、とうとう駄目だった、
なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったでせうね、そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでせう、
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y.S という頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく。



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麦わら帽子の詩なので夏のイメージがあるけれど、これを書いたのは「静かに雪の積もる」冬なのです。
私の落としたニット帽にも、今頃雪が積もっているのかなあ。

シカゴの冬はこれから本番。



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