クラークスデール

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 14.2015 Mississippi
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ブルースの聖地、クラークスデール。多くのブルースミュージシャンを生んだ町。
コットンベルトと呼ばれる綿花畑地帯の中心地。

ずっと風景の変わらないコットンフィールドを眺めながら運転し、クラークスデールに到着。
メンフィスから、どこにも寄らずに直行で車で1時間半くらい。



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クラークスデールといえば、まずこの有名なモニュメント。ハイウェイ49号線と61号線が交わる交差点。
この十字路伝説。
伝説のブルースミュージシャン、ロバート・ジョンソンは、神業とも言われるギターテクニックを得るために、この十字路で悪魔と契約を交わし、己の魂を売ったのだとか。
やがて彼は名ギタリストとして成功を収めるが、交わした契約通り命を奪われることになり。。。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」(アメリカの音楽雑誌。[The 100 Greatest Guitarists of All Time] )に必ず名が挙げられるギタリストでございます。

時代が時代だけに、ロバート・ジョンソンの写真はほとんど無いのだけれど、あまりに有名な写真がある。
スーツに帽子をかぶり、足を組んでギターを持っている写真。それと帽子なしで口で咥えタバコをしている写真。
肖像のインパクト。現代では、有名ミュージシャンが数枚だけの写真を世に残すことなんて無理だけれど、100年以上経った今も、「ロバート・ジョンソンといえばこれ」と世界中の誰もが同じ姿を頭に浮かべるっていうのもカッコイイ話。



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1944年から、地元の下宿屋/低料金宿泊施設として経営されているリバーサイドホテル。
かつては黒人専用の病院だった。ブルース歌手の草分け的存在であったベッシー・スミスは、1937年にハイウェイ61での自動車事故の後、この病院で亡くなった。
今でも多くの偉大なブルースミュージシャンたちは、ブルースフェスティバル開催中はここに宿泊するとか。



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リバーサイドホテル周辺の住宅。
廃屋?と一瞬思うような半倒壊の家もあるのだが、現役。



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ブルースの町クラークスデールには、ブルースクラブもいろいろあり。
ここはレッズラウンジというローカルなジュークジョイント。


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クラークスデールのダウンタウンから少し離れたところにあり、この小汚さがデルタのジュークジョイントらしくていい。



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ダウンタウン、といってもすごく小さいのだが、昼間は人がいない。。。。閑散。
元々人口が少ないけれど、それにしても。
一応店とかやってるのだけれど、こんなんで商売になるのか?と余計な心配をしたくなる。



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窓辺に並んでる絵。
一番左は、モーガン・フリーマン?っぽい。
モーガン・フリーマンはメンフィス生まれで、ミシシッピで育った南部人。
ここクラークスデールにも彼の店がある。


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というわけで、モーガン経営で有名な店(レストラン兼ブルースクラブ)、グラウンドゼロ。
それなりの雰囲気を出すためにあえて小汚くしてるけれど、本物のジュークジョイントの素朴さ小汚さと比べたら超ツーリスティックでオサレ。
昼間も空いているところってここくらいしかなく、ランチに入る。


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フライドキャットフィッシュ、フライドオクラ、コールスローにビスケットのランチ。
これにコーヒーとデザート(激甘)がついて$10以下。



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ミシシッピはブルースを生んだ町であるけれど、才能あるミュージシャン達はみなシカゴとか大都市に来てしまうよな、というのがよく分かる。
音楽できても、ここでは食っていけない、絶対に。お金払って音楽聴くという人は、この地元には少ないもの。
9割が海外や州外からのツーリストで埋まるシカゴのブルースクラブもなんだかな、と思ったりしていたけれど、ミシシッピを実際に見てみると、その事情がよーく分かるのであります。





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