インディアノーラ/ミシシッピ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 16.2015 Mississippi
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ミシシッピデルタ地帯。沼地が多い。

Muddy water 'round my feet
Muddy water in the street
Just God don't shelter
Down on the delta
Muddy water in my shoes

"A Mississippi Moan" by Muddy Water



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この日はインディアノーラという小さな町へ。
ブルースマン、アルバート・キングが生まれた町でもあり、レジェンドB.B.キングが幼少時に育った場所でもあり。

そんで最初になんでドラム缶の写真?
すみません。。。ブルースに関係なくとも、好きな物には足が止まる。ご存知の方も多いと思いますが(笑)、私の写真には結構ドラム缶が出てきます。ドラム缶フェチでもあります(一体いくつフェチを持ってるねん)。
こんな小さな町で、大好きなドラム缶に会えたんですよ!
ドラム缶ってね。。。味のない場所じゃないと(いろんな意味で)、こう普通に出くわさないものなんです。NYの五番街とか東京表参道なんて歩いたって、道端でドラム缶に会えないですから。
東京でも、そんなドラム缶にお目にかかるような場所ばかり撮影してましたっけ。


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話はブルースへ。
ここはクラブエボニー。歴史ある、黒人専用のナイトクラブだったところ。
第二次世界大戦直後にオーブンというから、70年の歴史。

BBキングはたまにここで演奏するらしいんですが、こんなところで聴いてみたいものです。感激して卒倒すること間違い無し。



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この小さな町のチャーチストリートという通りには、ブルースクラブやカフェがたくさん集まっている。
ここはコージーコーナーカフェ。



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すごくビミョーな壁画(爆)。
名前書いてもらわないと、誰の顔かわからないよ。

前から思ってることなんだが、黒人で絵の才能がある人って少ない。味のある絵を描く画家はたまにいるけど。
音楽の才能がある人は山ほどいるし、音楽できなくても少なくとも聞く耳は持っている人がほとんどだ。
五感のうち聴覚への才能が飛び抜けているからなのか、視覚の才能がなさすぎ(笑)。
どこでも黒人街の壁画ってビミョーだもんなあ。黒人の家に遊びに行くと、素晴らしいレコードコレクションでスピーカーに多額かけてる人たちの部屋にかかっている絵が、ターゲット(アメリカのスーパーマーケット)で買ってきたようなテキトーな安っぽい額縁だったりする。
すっごいオシャレなソファやテーブル揃えてるのに、その絵はないでしょー!みたいな。
そんな絵を毎日見てなんとも思わない(私は趣味の悪い絵は耐えられない)なんて信じられない、と思う。

天は二物を与えずとはよく言ったもの。
黒人は音楽の才能を神から与えられすぎてるのよね。
そこまで耳が肥えてると、目は越えないと思います、はい(笑)



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ホワイトローズカフェ。


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あ、またビミョーな絵が。。。www
オーナーもこれでいいと思ってるし、客もなんとも思わないんだろーね。。。

日本の知人に壁画家の女性がいるが、彼女は渋谷パルコとかの有名壁画を手がけてきた。
彼女の作品写真を見せてもらったことがあるが、とあるクラブの壁一面に描いたボブ・マーレーなんてすごく上手くてビックリした。
彼らは、小さな写真(元絵)を手にしながら、壁にその何十倍の大きさのものをどんどん描き上げていっちゃう、芸術的に。

黒人が黒人の絵を上手に描けないんだもんね。。。。遠く東の日本人が、芸術的な黒人の絵を東京の街じゅうに描いてることを知ったら、きっと逆にビックリするだろう。



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下手絵、クセになる(笑)



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これ、BBキングなんだろうね(笑)
かなり頑張ってる方だと思います。

インディアノーラには立派なBBキング博物館がある。
BBキングのことだけでなく、デルタのことも勉強できる。じっくり、ミシシッピの文化に触れるのもいい。

音楽だけでなく、ミシシッピの香は小説からも。
ピューリッツァー賞受賞の女流作家ユードラ・ウェルティの「デルタの結婚式」という、日本でも翻訳されている本より。

"The land was perfectly flat and level but it shimmered like the wing of a lighted dragonfly.
It seemed strummed, as though it were an instrument and something had touched it"

from "Delta Wedding" by Eudora Welty



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BBキング博物館の前にある、The Blue Biscuitsというレストランで腹ごしらえ。


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手前のお皿は、コールスローにビーンズがついた、Pulled Pork Sandwich.
「Pulled Pork」というディッシュ、ミシシッピではよく目にした。豚肉の硬い肉を、時間をかけてゆっくり調理し、柔らかくしたお肉料理なんだけど、「pulled」というのは「引っ張ってお肉がすぐはがれるほど柔らかい」という意味らしい。
炭火で焼いたお肉は香ばしくて美味しかった。

左上のお皿は、南部ルイジアナ発祥のシュリンプ・ポーボーイサンドイッチ。
私も以前こちらのブログで作ったことあり。詳しく知りたい方はこちらで。



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ここはインディアノーラから西に2〜30分いったところにあるLelandという、さらにちっちゃな町。
色は綺麗なんだけど、またビミョーな壁画が(笑)。
こういう絵にでくわすたび、才能というものを考えさせられる。やっぱりないものはないんだね(笑)。
だから逆に、生まれながらに持っている才能ってすごいわけで。
才能ない人が努力して作った物と、才能ある人が力入れずに作った物、人が感動して価値を見いだすのは後者。厳しいけれどアートとはそういうもの。
BBキングのギターとか歌とか、努力の前にまず才能。努力も大切だけど、努力の前にあるもの、これに気づいて伸ばすこと、一番大事。

♪Some will win, some will lose
Some were born to sing the blues.....♪

"Don't stop beleiven" by Journey



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