ライブ/クリスチャン・スコット

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 10.2015 人々
christianscott1.jpeg


シカゴジャズフェスティバルが終わってすぐの9月8日、またジャズへ。
ニューオーリンズが生んだ若手トランペッター、クリスチャン・スコット!!
場所はシカゴ郊外のエバンストンにある、SPACE
撮影仕事ではなく、プライベートであります。完全に聴きに行きました。でも、つい仕事癖が出てしまい、カメラを向けてしまうのですね(笑)。


christianscott2.jpeg

だってだって、クリスチャン・スコットですよ♪
聴きたいけど撮りたい。
フェスティバルでジャズ三昧でしたが、彼はまた別腹です。

「天才」と言われる「若手」ミュージシャンは数あれど、彼は本当に才能あふれるアーティストだと思います。
そんな彼のライブを、こじんまりしたクラブで目の前で観られる贅沢さ。


chrstianscott3.jpeg


来週発売される新アルバムのツアー。
ツアーメンバーは、彼のほか、ピアノ、ドラム、ギター、サックス、ベース、それにフルートの7名。これもまた贅沢なメンバー。

32歳のクリスチャンも十分「若手」だけど、ほかのメンバーはみな彼より若い。カレッジスチューデントみたいなサクソフォニストに、高校卒業したばかりという紅一点のフルートプレーヤー。

どのメンバーもすごい才能で、このツアーバンド、いいんです、とても。
ジャズにフルートって珍しいけれど、フルートってこんなに綺麗にトランペットと合うのよね、ということを再認識させてくれる演奏。


christianscott4.jpeg


新アルバムの”Of A New Cool"という曲、マイルス・デイヴィスからの影響を強く感じさせる。
クリスチャンのトランペット、若い力強さがあるものの、人生の悲しみを十分知っているような老成した音も奏でて、時に泣けます。



christianscott6.jpeg

ドラムとピアノの演奏中。聞き惚れるほかの4人のメンバー。
ドラムが素晴らしい。そしてブルースもクラシックも全ての音楽から影響を受けているピアニストの奥深さもいい。



christianscott5.jpeg

新アルバム、まだ発売になっていないけれど会場で売られていたので早速買ってサインもしてもらった。
演奏後、クリスチャンと話もできたし。ああ贅沢な時間。

CDを聴いたけれど、やっぱりライヴが断然いい。ライヴ盤をいつか作ってくれるといいんだけどね。

クリスチャンは話もうまい。
彼は自分の黒人やネイティブアメリカンの血やルーツをとても大切にしている。"Twins"という曲は自分の出生やアイデンティティを意識して作られていて、とても好きな曲。



christianscott7.jpeg

完全にトリップしましたよ。このライヴ。
あっというまの1時間40分。余韻が残りすぎて、翌日なにもしたくなくなる(笑)

最後の曲は、彼がニューオーリンズで窃盗犯に間違えられてポリスカーに追跡された怖い経験を元に作られた"K K P D"(クー・クラックス・ポリス・ディパートメント)。
ドラムとギターで始まる曲は、得体の知れない不安を宿った夜中のニューオーリンズの暗い通りを彷彿させる。
クリスチャンが経験した怒り、恐怖、そして傷ついた心(これが一番大きいと思う)が、彼の作り出す音に詰められている。切ないけどしびれます。


christianscott8.jpeg


ジャズフェスティバルでさんざんジャズミュージシャンを観たあとに、クリスチャン・スコットのステージを観た感想。
一言。。。。「若い」(笑)。
でもホント、それに尽きるのね。フェスティバルは若手もいるけれど、大ベテラン、大御所がやはり多くて。
このツアーメンバー、服装だけ見ると、みな全くジャズミュージシャンに見えないわけですよ。
クリスチャンはカシアス・クレーのタンクトップ着てるし、一番若いギタープレーヤーはヒップホップ系に見えるし。こんな若い人たちが、複雑なジャズをやってるって頼もしい。こういう人たちが育ってるって嬉しい。
客層は若い人もいるけれど、彼らより上の年齢層が多いわけで。若いミュージシャンが、人生経験豊富な観客達の心をつかむわけです、動かすわけです。それってすごい。
もう、参りました、って感じのステージ。



christianscott9.jpeg


このツアー、日本にも行くそうです!
10月7、8、9日と東京青山のブルーノート!
クリスチャン・スコット、おすすめです。是非日本のファンも増えますように。

そしてまた、シカゴにも来てほしいわ。




料理ブログ「アメリカ・多国籍食堂」もどうぞよろしく♪







『黒人コミュニティ、「被差別と憎悪と依存」の現在』高山マミ著
Amazon
ビーケーワン
丸善&ジュンク堂
楽天ブックス
セブンネットショッピング



『ブラック・カルチャー観察日記』高山マミ著 
全国の書店で好評発売中!!
Amazon

スポンサーサイト