Hiatus Kaiyote/ハイエイタス・カイヨーテ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 18.2015 音楽/歌詞
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去る10月15日、Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)のコンサートに行ってきた。
まだまだ有名とは言えないオーストラリアの4人のバンドなんですが、この人たちすごいんです。やばい。

今年の1月にシカゴの小さなミュージックヴェニューでハイエイタスを観た友人が、興奮して話してくれたのがハイエイタスを知ったきっっけ。
今回は彼らの2枚目のアルバムのツアー。

いやー、本当に、こんなにいい気分にさせてくれるコンサートは、生涯にそれほど数多くないだろう、と言われるだけの力量。
彼らの音楽、ネオソウルだとかフューチャーソウルだとかジャンル分けされていますが、ジャズであり、ヒップホップもR&Bも、アフリカンやラテン音楽も、すべてがおもちゃ箱のようにぎっしり詰まった音を届けてくれる。

ハイエイタスの情報はそれほどないのだけれど、ヴォーカル&ギターのネイ・パームという女性がほとんどの曲を手がけている。クレイジー。どんなにクレイジーな音楽かというのは、ぜひCDやYoutubeで確かめていただきたい。
ベースもすごいし、キーボードもドラムの男3人も素晴らしい。
彼女の音符はどこへ飛ぶかわからない予想外の展開の繰り返しだが、彼女の音楽性にぴったりと付き合え理解する他の3人にオーストラリアで出会えたという、この運命。

私自身オーストラリアに3年住んでいたこともあり、彼らの中に血として、また意識して組み込まれているインディジェネスな音を聞くと嬉しい。ヴォーカルはエリカ・バドゥに影響を受けているのだろうけれど、時にクリスティーナ・アギレラ、ビョークも思わせ。ネイの声はとてもパワフルかつ繊細。

リズムが緩急自在なわけだが、これまたCDよりもライブの方がいい。ライブの良さはここにあり。
こちらは魅了されて十分気持ちよくなっているのに、さらに「おっと、そっちに行きますか」ってな具合にいい意味で期待を裏切ってくれ、さらに別の次元に連れて行ってくれる彼らのサウンドとネイの声。

ハイエイタス・カイヨーテ、9月に日本でも公演したようですね。
彼らのサウンド、ジャンルを超えて今後も世界中に広がっていく予感。

シカゴでのコンサートですが、シカゴって意外と音楽で人種が分かれる土地柄。特に黒人層は耳が肥えているものの非常に人種的に保守的だから、白人音楽、白人グループ(それがどんなに大物だろうが)には足を運ばない傾向がある。だったら同じレベルの黒人パフォーマンスを好む。
ところがところが。蓋を開けてみてビックリですよ。老若男女問わず(20〜50代)の黒人ファンたちが多いのなんの。このオーストラリア出身の、白人グループバンドに。シカゴでは普通は見ない光景ですねー。
素晴らしい。みなさん、完全に音楽に酔いつぶれてました。酔います、本当に。

彼らの新アルバム、Choose Your Weapon
日本のアニメ(ヴォーカルのネイは宮崎駿のファンです)に影響を受けて作ったという、「ラピュタ」という曲も含まれている。天才がジャパニーズアニメに「影響を受けて」作ると、こういう曲になるのかー(笑)。

とってもいいライブだったので、いまだに引きずっております。



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