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ザモシチ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 01.2016 ポーランド
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ルブリンからザモシチ(Zamość)へ日帰りで行った。
朝から雨の寒い日。


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ルブリン旧市街の北側の外に大きいけれども原始的なバスターミナルがあり、その脇にこれまた原始的なミニバスエリアがある。
ミニバスはこんな感じで並んでいる。時刻表などは一切ない。


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バスの前に行き先が書いてあるので、自分で探してザモシチ行きに乗る。30分に1本は出ている模様。
切符は運転手に直接払う仕組み。片道17ズウォティ。約$4.30。


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バスの中こんな感じ。バスは綺麗だし適度の空いているので快適。地元民ばかり。いいですね、この空気。

2時間弱でザモシチに到着。
だが、ザモシチのバスターミナルは旧市街から離れたところにあり、このザーザー降りの雨の中歩きたくない。
どのバスで旧市街まで行くんだろうなあ。。。。と、歩いていた若いお姉さんに聞いたけれども、彼女は英語がわからず会話成立せず。「ポーランドの若い世代は英語が通じる」というのは、ワルシャワとか大きな都市に限りであり、ルブリン、ザモシチは違います。
近くのキオスクを大きくしたような雑貨屋さんの男性に聞いてみる。この男性が非常に親切で、不得手と見える英語で必死に説明してくれた。私に説明してくれている最中に、お客さんのおばあちゃんが入ってきた。私が「お先にどうぞ」とおばあちゃんに言うと、「いいのよ、いいのよ」という感じで我々を笑顔で見守っている。
するとまた別のおばちゃんが店に入ってきた。男性がこの客のおばちゃんに、「バスで旧市街までって、いくつ目のバス停だっけ?」みたいなことを聞いている。するとこの女性が「えーっとね、1つ、2つ。。。。●つ目かな」と教えてくれた。
「3番のバスで、●つ目で降りるんだよ」と、男性が教えてくれた。バスチケットもここで買えた。
最後に男性が、「ポーランド滞在、楽しんでください」と英語で。ありがとう!
このようにポーランド人は、旅行者の私が何かを聞くと、自分がやっていることを中断して、周りの人と一緒に必死に教えてくれる、ということがよくある。
旅の思い出は、あの建築がすごかった、あの食べ物が美味しかった、あの絵がよかった。。。。などなど様々な形で記憶に残るものだが、何十年経っても色褪せな一番の思い出は人との出会いだと、経験から言える。そこで出会った人とのコミュニケーション。当然だがいい人ばかりに出会うわけではなく、国によっては親切の裏に当然のように下心がある場合もあるし、懐の大きな人と無礼な人ととの振り子の幅が大きな国柄もある。その国やその土地を語るのは、いい意味でも悪い意味でも、そこに住んでいる一般人だと思う。
観光案内所やホテルやレストランなどのサービス業に接している人ではなく、また知り合いではなく、仕事で接待してくれた人でもなく、いきなりバッタリと、お互いに会う予定もなかった他人との出会いにおいて、人間というのは本質が一番率直に出るものだ。親切や会話や笑顔なんて、準備されれば誰でも備えることができる。
咄嗟の時に、他人に接する態度。どれだけ他人を思いやれるか。時間をかけられるか。心配できるか。気にかけられるか。
咄嗟の判断でどれだけ他人にインフォメーションを与えられるか、判断できるか、その人の力量や質もそういう時に表れる。
ポーランド人が親切なのは、苦労してきた民族だからじゃないか、とも思う。自分たちが苦労してきたし、自分以上に苦労している人も間近で見てきた歴史がある。民族に関係なく助け合うこと。この基本的な姿勢が彼らの中に染み付いているとも言えよう。
一人旅は、一緒に旅する相棒との会話が一切ないから、余計にローカルな人との出会いの回数も密度も濃くなる。これこそが、ひとり旅の財産だと私はいつも思っている。


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ザモシチ旧市街。イタリア・ルネサンスの香りが漂う都市。
イタリアに留学した若き貴族ヤン・ザモイスキ公が「祖国ポーランドに、王都クラクフをも圧倒するような、イ タリアのパドヴァの街を模した都市を造ろう」という構想により誕生した町。設計はイタリア人建築家ベルナルド・モランド(Bernardo Morando)。1580 年に何も無いところから建設が始まり、1600年に完成。

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第二次大戦中はドイツ軍による破壊を免れた為、旧市街には今も当時の面影がそっくり残っていて貴重。
ユネスコの文化世界遺産。


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イタリアのパドヴァを思わせるようなアーケード。
このアーケードは、1日ずっと雨のようなこういう日には助かります。


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雨だからか、平日だからか、すごい静かだった。


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遠足?で来ている小学生たちのグループが唯一で、あまりに人がいないと彼らの声が活気の象徴みたいでほっとする。


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鳩も寒そうに雨宿り。


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旧市街の中心地からちょっと外れたところにあるカフェ。ここは自家焙煎をしているところだったので期待出来るぞ、とコーヒーブレイク。
これが美味しいエスプレッソでありまして。こんな田舎に(失礼!)こんな美味しいカフェがあるんだー、って感動。


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ザモシチからルブリンへの帰り道。同じようにミニバスに乗ったのだが、この車が途中で壊れた。
運転手、いろいろ直そうとしているが。。。。効果なし。なんだかんだと30分くらいこの状態が続く。


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一体ここはどこ? 周りの風景こんなとこ。


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私を含め乗客4人、外に出て心配そうに見守る。
この傘をさしているおばさんと、その向こうにいるおじさんが、私に一生懸命事情を説明してくれた。
どうやら、別のバスが迎えに来てくれるらしいから、後10分くらい待たないといけないと。旅にハプニングはつきもの。

一体どうなることやらと最初は思ったが、まあ無事に帰ってきました。ザモシチ日帰り旅行のハイライトは、このアクシデント。


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ザモシチ旧市街に戻ってきて入ったレストラン。 たまにはポーランド料理も食べないとな、と。


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ルブリン風、キノコのタルト。
見た目ピザのように大きい。チーズとキノコが美味しいんだけど、何しろ大きい。これは半分しか食べられなかった。
残念ながら、スイーツを食べる胃のスペースもない。


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一人で食べていると、他のテーブルからやってきた若者。
始め、一番左のメガネのホンジュラス出身だという男の子(名前忘れた)が話しかけてきて、次にスペイン出身の髭のハコブがやってきて、その後ニカラグア出身の女の子イザベラが加わって、写真にはないが最後ポーランド人の女の子もやってきた。

勝手に私のテーブルに座り、いろいろ話す。ルブリンの大学でエンジニアリングを勉強しているらしい。この3人はスペイン語が母国語なので、普段の会話はスペイン語だとか。
「今日は月曜なのに学校ないの?」って聞いたら、「僕たち悪い生徒だから学校なんていいの」とハコブ。
このハコブは非常にお調子者だった。

ミニバスのハプニングで疲れていた私は、ホッと一人でゆっくり夕食を。。。と思っていたのに、この日の締めくくりは賑やかになった。
元気な大学生。若いっていいな、って思った(笑)



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