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クラクフ・カジミェシェ地区(2)

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 10.2016 ポーランド
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クラクフのカジミェシェ(Kazimierz)地区いろいろ。
ここは今回歩いたクラクフの中で、一番好きな地域です。


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近年の再開発で、長年放って置かれた古い建物が再利用され、古着屋、カフェ、レストラン、ブティックなど個性的な店舗が並ぶ通りも。


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もしクラクフに住めるんだったら、絶対にこのカジミェシェ地区に住みたいなあ、と。


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歴史があって、アーティスティックで、市場があって、歩いて旧市街まで行ける。
アメリカだったらこういう場所、ディベロッパーがさーっとブロックごと買い取って急ピッチで再開発されちゃうんだけれど、さすがポーランドはそれほどスピーディに進んでいないようだし。


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ジェントリフィケーションは良し悪しあって、再開発で家賃が上がると昔からの古い住民たちが出て行かざるをえなくなる。そうするとコミュニティが崩れ、新住民だけの浮ついた見かけだけオサレな町になる。
そうなると、もうつまらない。


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あまりやり過ぎずに、いつまでもお年寄りも住みやすいエリアであってほしい。
若い人が集うカフェの隣に、おじいちゃんおばあちゃん御用達の店がある。ギターケースを抱えて歩くお兄ちゃんの隣に、市場帰りの買い物袋下げたおばちゃんが歩いている。
老若男女、あらゆる職業の人たちの共存の町こそ、魅力ですから。


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クラクフのトラムの停留所で、何度か人に何か聞かれた。なんで私に?他にポーランド人いるんだけど。
「●番(のトラム)は、●●行きますかね?」「●●行きたいんだけど、どれに乗ればいいんですか?」みたいなことだと思う。
「ごめんなさい、ポーランド語わかりません」と答えると、驚いて「あ、ごめんなさい!」って言われた。

ポーランドに来て10日ほど経った日。私もポーランドに住んでいる地元の人に見えてきたってことでしょうかね(笑)


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その街でもそうだけど、初日は街の地理や勝手がわからないから、キョロキョロする。
2日目には東西南北、どこに行けば何があるってことが頭に入るので、トラムやバスもスムーズに乗れるようになる。スーパーがどこにあるのかもわかる。
大都会でない限り、3日目にはかなり慣れる。小さな町なら3日間いると、じっくり体に吸収できる。
しかし慣れてくると旅はつまらない。慣れた時が移動だな、と思う。


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クラクフは見所が多いのもあって、5泊した。5泊は必要だった。
だけどさすがに「慣れ」が滲み出ていたんだと思う、道をポーランド人に聞かれるようになったってことは(笑)。


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アウシュビッツのような重い場所にも行ったけれど、クラクフに帰ってこれるから気が晴れた。
すごい雨の降る日もあったけれど、大雨でもクラクフは心を落ち着かさてくれた。


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パリと同じように、クラクフは適度に汚くていい。整然としていないところが魅力。


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カジミェシェの中心にある広場での蚤の市。


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パリの60〜70年代頃までの蚤の市の雰囲気。


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ポーランドの若い女の子は特におしゃれ上手。
スタイルがいい子が多いのだけれど、高いものを着ずに古着利用したりして個性的なおしゃれを楽しんでいる人が多い。
共産主義時代に青春を過ごした世代とのギャップがそこにある。


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先日、アウシュビッツの記事を書いたその夜に、アメリカでは信じられないことが起こった。トランプの勝利。
しばらく暗澹とした気持ちを引きずったが、ポーランドの写真を整理しながら自分の気持ちも落ち着かせている。
ポーランドという国は、我々の想像を絶するほどくるくると政権が変わり、価値観が変わり、そのたびに国民は翻弄され続けてきた。しかも、戦争や殺戮の悲しみの次は、一大カトリック国に共産主義の価値観を押し付けられる。怯えの後は自由の束縛。


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しかし、今のポーランドを見よ。ここにいる人はみんなサバイバーなんですよ。自分の国を捨てて他国に移住するのも自由。信じて残るのも自由。大事なことは、国や政府を信用しすぎないことだ。それは彼らが何世代にも渡って学んできたこと。

犠牲者でなく、サバイバーになることは大事である。
だが、ただ犠牲になるのなら人を傷つけずに済むところを、サバイブするためには拳を上げないと乗り切れられない場合が多い。平和的にサバイブするのは理想でなく幻想なのかもしれない。
アメリカ民主党にとっては、今後のアメリカは厳しい時代を迎える。どうなっていくのかを見るのは、楽しみでもある。いろんな膿が出てくるだろう。
「ナチスは他人事でない」と書いたその日に、他人事でなくなった現実。



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カジミェシェ地区にも美味しいコーヒーを出すカフェが多かった。


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また行きたいと思うクラクフですが、こればかりは縁なのでわからない。
一期一会と思って歩いたので、これでお別れでも悔いはない。
たくさん考えさせられるクラクフでした。思い出いっぱい。

あともう少しポーランド日記続きます。




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