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BIG THIEF /ビッグシーフ

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 20.2017 音楽/歌詞
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去年2016年にデビューしたブルックリン出身のフォークロックバンド、ビッグシーフ。
先日、7月17日に撮影してきました。

個人的にとても好きなインディーロックバンド。
フロントウーマンのエイドリアン・レンカー描く自分の物語が深くて儚げで、彼女の壊れやすくも強さを秘めた歌声と共に、私の好きなタイプのローファイなインディーロックサウンド。
バンドのギターもドラムもとてもいい。


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デビューアルバム「Masterpiece」も素晴らしかったが、先月出た新アルバム「Capacity」は、これまたソングライティングに深みが増し、彼女の自分探求に拍車がかかったということか。

ビッグシーフを知らない人がいきなりステージを見たらきっと驚くだろう。
新アルバムPVのためか、頭を丸めたエイドリアンの髪の毛は多少生えたもののスーパーショートカット。もともとボーイッシュな顔立ちだが、ジーンズにフーディにスニーカーという格好で登場すると、「男4人のバンド」とまず思うだろう。
ところが彼女の歌声を聴くと心を奪われる。男性には出せない、とても可愛らしい、少女のような透き通る声なのだから。

エイドリアンは特にシャイなようで、派手なパフォーマンスもしないし、気の利いたトークもない。それなのに、1曲1曲ごとに客の心を虜にしていく。彼女の物語に耳を傾ける。心を打つ。


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まだ訪日していないようだし、日本では知られていないと思いますが、まずデビューアルバムのタイトルソングでもある「Masterpiece」を聴いてみるといい。
彼女のソフトな声と、荒れ狂うようなロックサウンド。ギターソロなんてめちゃくちゃカッコいい。


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素晴らしいデビューアルバムの後の今回の2作目「Capacity」。期待を裏切らない。豊かさが増している。
歌詞はもっと私的になっているが、十分に聴き手と共有できる形になっているところが素晴らしい。エイドリアンのソングライティングの確かさを証明している。
彼女の歌には固有名詞が多い。一体それは彼女の幼馴染なのか、友達なのか、家族なのかわからないのだが、歌詞の内容はとても深くて傷つきやすく、切ない。想像力を掻き立てられる。


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彼女はとても上手い語り手だと思う。物語が上手いので、それがどんなに抽象的でも、我々は何かを見いだすことができる。
ちょっとノスタルジックなサウンドは、いつの間にか聴き手の物語につながっている。。。。そんな音楽。


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「Capacity」はかなり深い歌が多いので、この曲が書かれた背景をついつい想像してしまう。聴き手自身が背負った過去の傷の上をぐるぐる回ったりするかもしれない。いい作品というのは、こういうことだけれどね。

ぜひこのアルバムの名曲「Mythological Beauty」ではイントロのドラムとギターからドキドキしてください。
5分半以上もある「Mary」の美しい歌詞に酔ってくださいませませ。


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絵を描くにも文章を書くにも、作り手には吐き出さないといけない時間がある。それは過程の中でとても必要なことで、それを超えないといい作品に繋がらない。
このアルバム、エイドリアンの「吐き出し」がとても強く感じられる。吐き出しが単に自己愛や自己満足だけの人は、単に独りよがりで人と共有できる作品にはならないが、このアルバムはきちんと響くアートに完成されている。
とても才能のあるソングライターだと思う。

今後の活躍も楽しみだし、ぜひいつか日本にも行って欲しいです。


Adrianne Lenker


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