三ノ輪

Posted by ジャンヌ(Mami Takayama) on 02.2018 東京散策
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三ノ輪。
久しぶりです。ここも8年ぶりくらいかな。

初めて三ノ輪に来た時の衝撃というものはすごかった。
こんな場所がまだ東京に残っていたのか、という感動というか。
すでに商店街は寂れていてシャッター街のうようになってからだ。だけども、何か強烈に惹きつけられるものがあった。


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シャッターの閉まった店の多い商店街だが、健在な店は健在なまま。
漬物屋さんなんて、今では本当に珍しい。

漬物屋、包丁屋、草履屋、畳屋、傘屋、茶碗屋。。。。一つの専門商品で店舗を構えるかつての商店の形。時代とともに看板は変わる。
現代の東京で元気な専門店は、焙煎コーヒー豆屋、パン屋、ケーキ屋、携帯電話ショップ。。。。 
本屋も魚屋も減っていく。にわかに増えているのはメロンパン屋(笑)。

店はその国の、その街の文化そのものを表す。
売れなきゃ潰れる店というのは一番正直な象徴。


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モンペをはいたおばあちゃんが東京にいる(笑)
かなりのお歳なのに自転車こいでいる(日本だよねー)
しかも自転車置いて薬局に入ったが、カゴの中にバッグとか置きっ放しだしー(日本はまだ治安いいんだねー)


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浅草は観光客で溢れど、三ノ輪を歩くツーリストはいない。。。。と思ったが、なんと商店街で若い(まだ学生さんのような)女性中国人の5人グループと遭遇。
若い中国女性といっても、新宿伊勢丹の化粧売り場に並んで高級化粧品を爆買いしている整形顔グループとは違う。
地味ではあるが、実はお金を持ってそうな。日本には小さい頃もう何度も来ていて、銀座新宿の爆買いは家族旅行で何度も済ませて飽きちゃったタイプというか。「私たちはもっと違う東京を見たいのよ」系かもしれない。

一眼レフカメラを持っていて、渋い店先の写真を撮ったりしている。お菓子屋で煎餅とか物色している。
若いときに日本に旅行に来て、三ノ輪あたりを歩く経験をすると、今後のあなたたちの人生きっと豊かになると思いますよ(笑) 人と同じところ歩いて楽しんでもダメですからね。

私はかつて、中国の街のあちこちで、昔日本にあっただろうに今はもう失われてしまった風景の数々を目にし、「アジアの原風景」としてどこか懐かしく恋しい気持ちになったことは多々ある。
彼女たちはきっと、上海あたりの出身で、生まれたときから高度成長の嵐。周囲の古い建物や道は壊され整備され、市場はカルフールやイトーヨーカ堂に変わり、スタバやマックが街の顔として君臨する様を見て育った。そういう世代の過敏な神経の持ち主は、どこか心に大きな穴を持つことを余儀なくされ、それを埋めようとしながら生きていく。
きっと彼女たちは、三ノ輪の商店街で、彼らの記憶の片隅にある風景を見て懐かしく思っているのではないか。。。。??と、勝手な妄想を膨らませた(笑)


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三ノ輪を出た後泪橋へ歩く。
「泪橋を逆に渡ろう」(あしたのジョー)の泪橋。
途中、スカイツリーが堂々と東東京の顔になって現れる光景には、やっぱり足を止めて見てしまう。


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